東南アジア競技大会(SEA Games)、バドミントン男子団体戦の決勝は、ホスト国インドネシアがマレーシアを3対1で下し、女子団体で果たせなかった地元優勝の栄冠を勝ち取った
準決勝で起用され振るわなかったタウフィック・ヒダヤット選手を外す布陣で臨んだインドネシアは、第1シングルスで、実力で勝るシモン・サントソ選手がマレーシア若手のエース、ダレン・リュー選手を振り切り先勝する。しかし続く第1ダブルスで、世界ランク6位のモハンマド・アーサン/ボナ・セプタノ組が、世界ランクは27位といまだ下位ながら、このところ昇り調子にあるリム・キムワー/ゴー・ウェイシェム組にまさかの敗退。1勝1敗のタイに戻される
ただこの後は、次はしばらく回ってこない地元開催のSEA Gamesで是が非でも優勝したいインドネシアと、先を見据えて若手中心のチームで臨んだマレーシアとの差がはっきり出て、第2シングルス、第2ダブルスともに、格上のインドネシア選手がストレートで勝利。インドネシアが会場を埋めた観衆の期待に応え、金メダルを獲得した
男子団体のメダル獲得国は以下の通り
【金メダル】 インドネシア 【銀メダル】 マレーシア 【銅メダル】 タイ、シンガポール
男子団体決勝の結果
【第1シングルス】 シモン・サントソ(インドネシア、世界11位)〈22-20,21-12〉ダレン・リュー(マレーシア、世界47位)
【第1ダブルス】 モハンマド・アーサン/ボナ・セプタノ組(インドネシア、世界6位)〈18-21,21-15,23-25〉リム・キムワー/ゴー・ウェイシェム組(マレーシア、世界27位)
【第2シングルス】 トミー・スギアルト(インドネシア、世界18位)〈21-13,21-17〉モハマド・アリフ・アブドゥル・ラティフ(マレーシア、世界59位)
【第2ダブルス】 マルキス・キド/ヘンドラ・セティアワン組(インドネシア、世界7位)〈21-10,21-14〉オン・スーンホック/マク・ヒーチュン組(マレーシア、世界121位)
【第3シングルス】 ディオニシウス・ハヨム・ルンバカ選手(インドネシア、世界25位)〈試合なし〉チョン・ウェイフェン(マレーシア、世界69位)
あす16日からは、後半の個人戦がスタートする