【PlaceToPlay】 Play in Ho-Chi-Minh, Vietnam

ホーチミン市の主要な観光名所、サイゴン大教会(Nha tho Duc Ba Sai Gon)と統一会堂の間に位置する4月30日公園。これを取り囲むように配置されている石ダタミの歩道上には、白いペンキで合わせて10面余りのバドミントンコートのラインが引かれている。多くの人が行き交う日中には誰も気に留めないかもしれないが、朝早い時間にここを訪れると、違った光景が見られる 午前6時前、ラケットを差したバックパックを背負い、多くの人がスクーターなどでこの公園に乗り付けてくる。コート脇に立つ自然木(片側の木には、ネットをかけるためのフックが取り付けてある)を利用して持参したネットを張り、早朝バドミントンに興じるためだ 興じるといっても、いわゆる羽つきではなく、ここではバックハンドサービスから始まる本格的なゲームが多く展開される。皆、風で流されるシャトルの軌道をうまく把握してプレーており、強烈なスマッシュを打ちこむ人の姿も珍しくない

Japanese can’t shine Gold but Silver in Vietnam

ベトナムオープンGP最終日、決勝に進出した佐々木翔選手と今別府香里選手はともに敗れ、惜しくも優勝を逃した 男子シングルスは会場を埋めた観衆の大声援をバックに地元のスター、グエン・ティエンミン選手が試合開始直後から主導権を握る。佐々木選手も離されずについていき、9-9で並ぶと、逆に11-9とリードしてインターバルを迎える。しかし後半は押し込まれ第1ゲームを13-21で落とす。第2ゲームも第1ゲームと同じような展開となり、今度はグエン選手の最小リード(10-11)で折り返し。直後に佐々木選手が追い付き攻勢にでるかと思われた矢先、微妙なライン判定があり、流れは再びグエン選手に傾き連続得点で一気に13-19まで引き離される。しかしここから佐々木選手が反撃。17-19まで追いすがるが、反撃もここまで。最後は会場を揺るがす大声援の中、グエン選手が試合を締め、1年ぶり3度目の地元優勝を果たした

Japanese Shuttlers proceed to Singles Finals

ベトナムオープンGP準決勝、日本選手が男子と女子のシングルスで決勝進出を果たした ノーシードから勝ち上がってきた女子シングルスの今別府香里選手(世界ランク49位)は、台湾のタイ・ツーイン選手(世界19位)と対戦した。タイ選手は17歳の若手ながら、7月のUSオープンGPゴールドで後藤愛、廣瀬栄理子、佐藤冴香と日本のトップ3選手を次々と下して優勝。上位大会であるスーパーシリーズ(SS)でも準優勝(2010年シンガポールオープン)を飾るなど、既に国際舞台で実績を残している強豪だ しかしこの試合は全般にわたって今別府選手が支配した。第2ゲームの後半、粘りが身上のタイ選手の追い上げに遭うが、「第1ゲームを先取したことで気持ちに余裕があり、仮にファイナルに入っても相手の方が苦しく、やれる」とプレッシャーやあせりは感じなかったという

Kaori and Sho remain in Vietnam Open

ベトナムオープングランプリ(GP)準々決勝、ベスト8入りを果たした日本の佐々木翔選手、今別府香里選手、峰歩美選手、平田典靖・橋本博且組、佐藤翔治・川前直樹組のうち、準決勝に進んだのは男子シングルスの佐々木選手と女子シングルスの今別府選手のみとなった

Taufik is coming to Manila

男子シングルスの人気選手、インドネシアのタウフィック・ヒダヤット選手が、フィリピンにやってくる マニラ首都圏内で27日に開催される毎年恒例の国内大会「ASYAカップ」でエキシビションを行うのが目的。ヒダヤット選手は直前まで、東日本大震災復興支援チャリティーイベントのため日本入りし、8月18~23日の日程で福岡、宮崎、広島、宮城、札幌、秋田の6都市を回っていた 同選手は世界5位とランキング上位を維持しているものの、昨年11月のフレンチオープンスーパーシリーズ(SS)以降、優勝から遠ざかり、先の世界選手権(8月8~14日)では、自らの30歳の誕生日に格下のシンガポール選手にストレート負けする不覚を取った。一連のイベント参加を経て、9月20日に東京で開幕するジャパンオープンスーパーシリーズ(SS)で、メーンスポンサーであるヨネックスの前で復活をアピールしたいところだ ASYAカップには昨年、やはりインドネシアの世界ランカー、マルキス・キド選手(男子ダブルス世界7位)とヘンドラ・アプリダ・グナワン選手(同世界8位)が招待された