Young Japanese advance to the quarterfinals in all individual events

マレーシア・クダ州の州都アロースターで13日スタートした世界ジュニア選手権個人戦、15日終了時点で各種目のベスト8が出揃った。日本勢は、【男子シングルス】常山幹太【女子シングルス】山口茜大堀彩仁平菜月【男子ダブルス】玉手勝輝・中田政秀【女子ダブルス】荒木茜羽・志田千陽【混合ダブルス】渡辺勇大・東野有紗――と、5種目すべてに勝ち残った

Natuski : the youngest Japanese quarter-finalist

Natsuki : the youngest Japanese quarter-finalist

とりわけ女子シングルスでは、準々決勝の8枠中3枠を占めた。最年少の仁平選手は BadPaL の取材に対し、「2月のアジアジュニア選手権で悔しい思いをしたので、思い切った試合をして悔いが残らないようにしたい」と今大会に臨む気持ちを語った。一方、大会前にねんざしてしまったが、トレーナーなどに処置してもらって痛みはなくなってきていることも明かした

この日の1試合目となった3回戦では、「相手のことはよく分からなかった」というシードのインド選手にリードされるが、あきらめずに最後までくらいついていき、22-20,21-19で勝利。続く4回戦ではやはりシードのクロアチア選手に快勝し、一応の目標としてきたベスト8にたどりついた。仁平選手は「ベスト8までこられてうれしい。あすは先輩(大堀彩選手)との対戦。練習では負けてばかりだが、やるからには勝ちにいきたい」と静かに意気込みを語った

Do my best no matter win or lose

Aya : Do my best no matter win or lose

大堀選手は、3回戦を順当に突破した時点で、「今大会に入る時は、アジアジュニアで負けているので勝たなければ、という気持ちだった。ただそれでは勝てないので、(団体戦を終え)個人戦に入って、思い切ってやれればいい、と気持ちを切り替えて試合に臨んでいる」と語っていた。4回戦は、開催国マレーシアが将来を期待する14歳、ゴー・ジンウェイ選手が相手で注目を集めたが、受けに回ることなく自ら積極的に動いて攻撃を仕掛け完勝した

「いつもだったら負けてもおかしくない強い相手。どういう精神状態なら、勝ち負けには関係なく思い切ったプレーができるかを考えた結果、いい試合ができた」と笑顔を見せた。準々決勝での仁平選手と対戦について尋ねると、「こういう舞台で当たる選手といつも練習しているというのはすごいこと。あすも 受けに回らず思い切りやれると思う」と述べた

Akane YAMAGUCHI

Akane : 16-year old girl’s challenge continues

山口選手は、昨年のタイ・バンコク大会決勝で大堀選手を破って世界ジュニア初制覇。第1シードで臨む今大会は連覇の期待のかかる優勝候補筆頭だ。しかし、個人戦に先立ち行われた団体戦で、準々決勝に起用され台湾選手にまさかのストレート負け(15-21,11-21)。出だしでつまづいた

この点を聞いたところ、「元々スロースターターだが、団体戦ということもあり、リードされて気持ちが焦ってしまった」と明かした。ただ続けて出場した準決勝では気持ちを入れ直して勝ち、その流れのまま個人戦につなげられていると説明した

3回戦の相手は初対戦の中国選手。「相手のことは分からなかったが、中国と言う名前でビビった部分がある」と試合後、苦笑交じりに語ったが、点差は詰まったものの危なげなくストレート勝ち。続く4回戦では、2月のアジアジュニア個人戦初戦(2回戦)で対戦したインドネシア選手に第2ゲームを奪われるが、ファイナルゲーム後半に突き離し、ゲームカウント2対1できっちり勝利した。この試合は1時間近くに及び、苦しめられる場面も見受けられたが、きつかったかと問うと、「そうでもなかった」と淡々と答えた。「アジアジュニアの時と同じ展開でファイナルゲームまでいってしまったのは反省点」としながらも、「後半スピードを上げていけば大丈夫との自信があっ た」と冷静に語った

連覇のかかるこの大会にどのような気持ちで臨んでいるか尋ねると、「楽しそうにプレーをしている姿を見せられれば」とコメント。ただ、「団体戦だけでなく、個人戦でも日本代表として戦っている意識は常にある」としっかり話した

Kanta TSUNEYAMA

Kanta : Looking for better result than one in Asia Junior Championships last February

男子シングルスでは、アジアジュニアで準優勝した常山選手が強さを見せた。3回戦でシードのベトナム選手をストレートで降すと、4回戦では、タイ選手を相手に第1ゲーム、完全な劣勢をひっくり返して奪う。第2ゲームは落とすも、ファイナルゲーム、それまでの競り合いをあざ笑うかのように、終盤一気に加速し、大きく引き離して勝ちをつかんだ

常山選手は、劣勢にも動じず気がつくと逆転している印象があるが、との BadPaL の問いに答え、 「劣勢を感じる場面はもちろんあるが、みんなの声援があるからあきらめない気持ちと、これまでの経験と実績から負けない自信がある」と強調した。その上で、「今回、全国高校選抜の後すぐに世界ジュニアで準備が十分とはいえないが、アジアジュニアの結果を上回りたいとの気持ちはある」と力強く答えた

Katsuki-Masahide

Katsuki / Masahide : one step closer to medal

男子ダブルスは、アジアジュニアで銅メダルを獲得した日本の2ペアが先に姿を消し、代わりに玉出・中田組が準々決勝に進んだ。両選手は、いずれも快勝で2回戦のオーストラリアペア、3回戦の英国ペアを連破しベスト8入りを決めた後、BadPaL の取材に応じ、「今大会、組み合わせを見て、第2シードの韓国ペアと対戦する1回戦がヤマだと思い、しっかり気持ちを作って試合に臨んだ。ファイナルゲームまでいったものの、自分たちのプレーができて勝てたので勢いがついた」と述べた。デンマークペアと対戦するあすの準々決勝も、「攻め主体の自分たちのプレーを貫きたい」と、メダル獲得へ意欲を示した

Chiharu / Akane : Never give up until the end

Chiharu / Akane : Never give up until the end

女子ダブルスの荒木・志田組は3回戦、台湾ペアを相手に第1ゲームを先取するも、第2ゲームを奪われ、ファイナルゲームも終盤12-18と大きくリードされる。しかしここからチームメイトの声援を背にねばりを見せ、相手のミスもあり追いつくと、そのまま22-20で逆転勝ちを収めた。1つ年上の荒木選手は BadPaL に対し、「これが最後の世界ジュニア。ファイナルゲーム劣勢になっても、最後まであきらめなかったのが勝因」と試合直後の感想を述べた。志田選手は、「リードされている場面でも自分たちらしくプレーできた」と逆転勝利を振り返った。準々決勝については、「ベスト8でも信じられないが、あすは強い中国ペアを相手に挑戦して1点でも多く取る。できれば勝ってメダルを持って帰りたい」と抱負を語った

Yuta-Arisa

Yuta / Arisa : we’d like to overcome No.1 Chinese pair first then win the title

3回戦まで日本から4ペアが勝ち残っていた混合ダブルスだが、この日2試合を勝ち抜いてベスト8入りを果たしたのは渡辺・東野組のみ。このペアは、アジアジュニアの団体戦、個人戦に続いて、今大会でも団体戦で世界ジュニアトップの中国ホワン・カイシアン/チェン・チンチェン組に競り負け、悔しい思いを抱えている。渡辺、東野両選手は BadPaL に対し、ベスト8は通過点であることを強調。「狙うはもちろん優勝。順当にいけば、準決勝で中国ホワン/チェン組と当たる。まだ勝っていないので、何とか打ち破りたい」と意気込んだ

日本選手の結果

【男子シングルス3回戦】 ファム・カオクオン(ベトナム)〈15-21,18-21〉常山幹太タンギー・シトロン(フランス)〈19-21,16-21〉下農走

【女子シングルス3回戦】 山口茜〈21-19,21-19〉チェン・シャオシン(中国)、大堀彩〈21-8,21-6〉チョウ・キンリン(香港)、チン・ジンジン(中国)〈21-16,21-14〉川島里羅G.ルスビカ・シバニ(インド)〈20-22,19-21〉仁平菜月

【男子ダブルス2回戦】 常山幹太・下農走〈17-21,16-21〉ウェイ・チュアケク/グ・ディホワ(マレーシア)、玉手勝輝・中田政秀〈21-17,21-7〉ダニエル・グダ/タン・フアイドン(オーストラリア)

【女子ダブルス2回戦】 永原和可那・東野有紗〈21-12,23-21〉バイシュナビ・イヤー/レシュマ・マーシク(インド)、チェン・チンチェン/ジア・イーファン(中国)〈21-18,21-12〉川島里羅・尾崎沙織荒木茜羽・志田千陽〈21-10,21-19〉ヤン・フアンウン/ユン・リアナ・ガティン(香港)

【混合ダブルス3回戦】 三橋健也・志田千陽〈21-14,15-21,12-21〉タン・ジンファ/ゴー・イーチン(マレーシア)、渡辺勇大・東野有紗〈21-5,21-14〉アレックス・ブラー/イムケ・フランシアン・バンデルアー(オランダ)、ホー・ジティン/ドゥ・ユエ(中国)〈21-12,21-19〉古賀穂・永原和可那、ルーベン・ジル/アリダ・チェン(オランダ)〈21-19,10-21,25-23〉玉手勝輝・尾崎沙織

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【男子シングルス4回戦】 常山幹太〈22-20,11-21,21-13〉アドゥルラチ・ナムクン(タイ)、下農走〈16-21,14-21〉R.サセイシュタラン(マレーシア)

【女子シングルス4回戦】 山口茜〈21-12,19-21,21-14〉ルセリ・ハルタワン(インドネシア)、大堀彩〈21-13,21-11〉ゴー・ジンウェイ(マレーシア※14歳)、マヤ・パブリニク(クロアチア)〈15-21,7-21〉仁平菜月

【男子ダブルス3回戦】 ベン・レーン/シーン・ベンディ(英国)〈15-21,11-21〉玉手勝輝・中田政秀

【女子ダブルス3回戦】 永原和可那・東野有紗〈16-21,13-21〉ユン・ミンア/パク・クネ(韓国)荒木茜羽・志田千陽〈21-13,14-21,22-20〉チャン・チンフイ/チャン・シンティエン(台湾)

【混合ダブルス4回戦】 グ・ライアン・ジンレイ/チュア・イレイン・イーリン(シンガポール)〈17-21,11-21〉渡辺勇大・東野有紗

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準々決勝の対戦カード

【男子シングルス】 クリスティ・ジョナタン(インドネシア)対リン・グェイプ(中国)、ツァオジュンペン(中国)対チーム・ジュンウェイ(マレーシア)、アンソニー・ギンティン(インドネシア)対常山幹太、シー・ユーチ(中国)対R.サセイシュタラン(マレーシア)

【女子シングルス】 山口茜対リャン・シャオユ(シンガポール)、チョチュウォン・ポーンパウィー(タイ)対チン・ジンジン(中国)、大堀彩仁平菜月、ブサナン・ウンバンルンパン(タイ)対ホー・ビンジャオ(中国)

【男子ダブルス】 ホワン・カイシアン/ツェン・シウェイ(中国)対キム・ジョンホ/キム・ジェファン(韓国)、ケドレン・キッティヌポン/プアバラヌクロー・デチャポン(タ イ)対M.R.アルジュン/チラグ・シェッティ(インド)、ヨニー・チュン/ユン・シンチョイ(香港)対ヘンドリク・クダマサ・クリントン/ムハンマド・リアン・アルディアント、アレクサンダー・ボンド/ジョエル・アイプ(デンマーク)対玉手勝輝・中田政秀

【女子ダブルス】 チェン・チンチェン/ジア・イーファン(中国)対キラス・オスターメイヤー/ナッチャ・サエンチョテ(タイ)、ドゥ・ユエ/リ・インフェイ(中国)対荒木茜羽・志田千陽、ジアン・ビンビン/タン・ピンヤン(中国)対ユン・ミンア/パク・クネ(韓国)、テアチャボラシンスクン・チャニサ/チョチュウォン・パチャラプン(タイ)対ロシタ・エカ・プトリサリ/アプリアニ・アプリアニ(インドネシア)

【混合ダブルス】 ホワン・カイシアン/チェン・チンチェン(中国)対ヨニー・チュン/グ・ツーヨウ(香港)、タン・ジンホワ/ゴー・イーチン(マレーシア)対渡辺勇大・東野有紗、プアバラヌクロー・デチャポン/プティッタ・スパジラクン(タイ)対パク・キョンフン/パク・クネ(韓国)、ホー・ジティン/ドゥ・ユエ(中国)対ムハンマド・ライアン・アルディアント/ロシタ・エカ・プトリサリ(インドネシア)

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