Takuma advances to Semifinals in SS for the first time

Takuma UEDA-Kento MOMOTA

Takuma UEDA grabs the ticket to the semifinals after defeating World junior champion, Kento MOMOTA

シンガポールオープンSS準々決勝、男子シングルスの上田拓馬選手が、桃田賢斗選手との日本人対決を制し、初めてSSで準決勝に進んだ

試合は、攻めの姿勢を前面に出した上田選手が常にリードする展開。桃田選手も時折、良いショットで応戦するが、追い上げるまでには至らず、上田選手が全体を通して危なげなく勝利を収めた

上田選手は試合後、BadPaL の取材に応じ、2日連続の日本人対決に臨むに当たり、「相手は年下で世界ランクも下だったのでプレッシャーはあった。ただ、引くのではなく、自分らしい思い切ったプレーができたのが良かった」と述べた。一方、敗れた桃田選手は、「日本人が相手ということより、緊張感の中でベストのプレーをする難しさを感じた」とコメント。優勝した世界ジュニア選手権の時と違うのは、「やったことのない体育館で、風があったこと」と指摘し、シニア大会での経験不足が敗因となったことを示唆した。なお上田選手によると、2人の対戦は国内外を通じて、今回が初めてだったという

上田選手は準決勝で、この大会のディフェンディングチャンピオンで格上のタイのブーンサック・ポンサナ選手と対戦するが、「過去2戦して2敗しているが、どこまで近づいているか試したい」と謙虚に述べた。その上で、「あすは会場の雰囲気も違ってくると思うが、初めて進出したSSの準決勝の舞台で、自分のプレーができなかったらもったいない。雰囲気に飲まれないようにしたい」と語った

Ayaka-Misaki

Ayaka/ Misaki beat Chinese pair who won SS Premier last week

日本からはもう1組、女子ダブルスの高橋礼華・松友美佐紀組がベスト4に入った。対戦したのは、前週のインドネシアオープンSSプレミアで優勝した中国チェン・シュウ/バオ・イーシン組。実力者2人が新たに組み始めたペアで、とりわけバオ選手は、2011年ジャパンオープンSSで、当時の日本のトップペア3組を次々と倒しSS初優勝を果たすなど、若き日本キラーとして知られる。しかしこの日は、高橋・松友組が試合をコントロール。第1ゲームを21-9の大差で取ると、第2ゲームも中盤までダブルスコア(14-7)でリードする。ここから徐々に追い上げられ、18-17と1点差まで詰め寄られるが、ネットに当たって相手コートに落ちる幸運なポイントもあり、21-18で振り切った

高橋、松友両選手は BadPaL に対し、「自分たちの良い攻撃のパターンができた」(高橋選手)。「バオ選手がゲームを作りチェン選手が打つのが相手の形だったので、バオ選手を前に入らせないようにしようとしたのが成功した」(松友選手)と、それぞれ勝因を語った。また、第2ゲーム終盤、追い上げにあった場面について、高橋選手は「ロンドン五輪金メダルの中国ペア相手にファイナルゲーム、18-13とリードしながら逆転負けを喫した前週のインドネシアオープン準々決勝の試合が頭によぎった」と認めた。ただ、「あれがあったから、2回続けて同じように負けたくないという思いで戦えた」と強調した。松友選手も、「(前週の敗戦が)一瞬、頭をよぎったのは確かだが、意外に落ち着いてできていた」と述べた

準決勝の相手は、昨年10月のデンマークオープンSSプレミア決勝以来、過去3連敗している中国ペアが想定されていたが、インドネシアのトップペア、ピア・ゼバディア・ベルナデス/リズキ・アメリア・プラディプタ組が勝ち上がった

Reika KAKIIWA-Miyuki MAEDA

Reika/Miyuki lost to Olympic Gold medalists

女子ダブルス準々決勝に進んだもう1組、前田美順・垣岩令佳組は、ロンドン五輪金メダルの中国ツァン・ナン/ティエン・チン組と初めて対戦した。ともに攻撃型の前田、垣岩両選手はこの試合でも、ディフェンス主体の従来の日本ペアとは異なる展開を仕掛けるが、地力に勝る中国ペアにはまだ通用せず、ストレート負けした

前田・垣岩組は BadPaL の取材に対し、「前日の対戦相手とはレベルが違う。スピードの変化に対応できなかった」と敗因を語った。発展途上の新しいペアとして、現時点で世界トップペアと対戦してみた印象を聞いたところ、「今の自分たちの攻撃で通用するところもあった。通用しなかったところでも、コースを少し変えるとか、シャトルの飛び具合でも違ってくると思う」と、次に戦うためのヒントも見出した様子。このペアで中国をはじめとする世界のトップと勝っていくための取り組みを尋ねると、前田選手は、「末綱・前田組、藤井・垣岩組で戦った時に効果的だった部分はそれぞれ異なり、新しいペアにそれをあてはめることはできない。かつてのペアの形に持っていくのではなく、試合を繰り返すことで、このペアで新たな形を作っていく」と今後の方向性を示した

一方、垣岩選手は地元記者の、ロンドン五輪決勝以来の対戦となった中国ペアの印象は、との質問に、「(相手に)緊張があった五輪の時より、今回の方が強く感じた」と答えた

Hiroyuki ENDO-Kenichi HAYAKAWA

Hiroyuki / Kenichi failed to get revenge

準々決勝8枠のうち3枠を占めた男子ダブルスでは、前日とは対照的に、日本ペア3組がそろって敗退した

日本トップの早川賢一・遠藤大由組は、前週のインドネシアオープン初戦で敗れたインドネシアのヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン組へのリベンジに挑んだ。しかし第1ゲーム開始早々リードを奪われ、中盤には連続得点を許してしまい7-16と大差をつけられる。終盤リズムを取り戻したが、時すでに遅く、このゲームを落とす。第2ゲームに入ると一進一退の攻防が終盤まで続く。早川・遠藤組は先に18-20と2つのマッチポイントを握られるが、集中力を切らさず追いつき、続く3つ目のマッチポイントも凌ぐが、リードを奪い返すことはできず、21-23で力尽きた

早川・遠藤組は試合後、BadPaL の取材に応じ、「出だしがだめだった。国際大会に何度も出場する中で出る悪いパターンだが、試合に入る時の緊張感がなく、ゆったり入ってしまった」(遠藤選手)。「前週の対戦時は向かっていけたが、きょうは前衛で安易にヘアピンを落としたりしてしまった」(早川選手)と敗戦の弁を語った。次の大会に向けた取り組みを尋ねると、早川選手は「混合ダブルスもやっていて、1日に2試合やると次の日に疲労がたまってしまうことがある。スタミナアッ プのトレーニングをしていかないと」と答えた。遠藤選手は、「1人歩きするのではなく、ローテーションをはじめ2人でやるプレーの質を高めていく」と した

Keigo SONODA-Takeshi KAMURA

Keigo / Takeshi proved their potential against Olympic Champion

園田啓悟・嘉村健士組は、ロンド五輪金メダル、現世界選手権チャンピオンの中国カイ・ユン/フー・ハイファン組と対峙。第1ゲームから臆することなく勝負に出て、ドライブを武器に互角以上の試合を展開、終盤19-17とリードする。しかしここから百戦錬磨の中国ペアに逆転され、逆にゲームポイントを握られる。園田・嘉村組も粘りを見せたが、22-24で惜しくも敗れる。第2ゲームは主導権が中国ペアに移り、日本ペアは14-15まで離されずについていくが、実力実績ともに格上の中国ペアに6連続得点を決められ敗退。ベスト4には届かなかった

園田・嘉村組は BadPaL に対し、「第1ゲームを取りたかった」(園田選手)。「リードしていて逆転され、競っている場面で抜け出される。負け方がこれまでと同じ」(嘉村選手)と試合直後の感想を語った。ただ世界トップとの試合を実際に経験して、「自分たちの強みであるドライブが世界のトップ選手に通用した。良いところをさらに磨きつつ、まだまだ足りない部分を補っていきたい」と前を向いた

Hiroyuki SAEKI-Ryota TAOHATA

Hiroyuki / Ryota needs more tactics to play top players

佐伯祐行・垰畑亮太組の相手は、昨年のデンマークオープンSSプレミアで優勝した韓国ユ・ヨンソン/シン・ベクチョル組。兵役義務のため前週のインドネシアオープンの前まで国際大会から離れていたとはいえ、実力は世界トップクラス。佐伯・垰畑組の攻撃を堅いディフェンスで凌いだ後に得点するパターンなどで点数を重ね、終わってみれば日本ペアは一度もリードを奪えぬまま完敗した

佐伯・垰畑組は試合後、現状での韓国ペアとの差をディフェンス力と指摘した。これから取り組んでいく課題を尋ねると、垰畑選手は、「攻撃を仕掛けて決め切れない時にやられた。決めるまでの過程の形をつくれるようにしたい」と答えた。一方で佐伯選手は、SSベスト8という今大会の結果について、「SSに出られるようになり1勝ずつと考えてきた。今回の結果(ベスト8)はプラスにとらえていける」とコメントした

準々決勝の結果

【男子シングルス】 グエン・ティエンミン(ベトナム、世界10位)〈23-21,11-8棄権〉マーク・ツイブラー(ドイツ、世界14位)、トミー・スギアルト(インドネシア、世界13位)〈21-19,21-18〉ラジブ・ウーセフ(英国、世界27位)、上田拓馬(世界17位)〈21-14,21-19〉桃田賢斗(世界55位)、ブーンサック・ポンサナ(タイ、世界4位)〈21-10,21-19〉チョン・ウェイフェン(マレーシア、世界12位)

【女子シングルス】 リ・シュエリ(世界1位)〈21-11,21-19〉サプシリー・タエラッタナチャイ(世界20位)、タイ・ツーイン(台湾、世界8位)〈17-21,11-21〉スン・ユ(世界73位)、ワン・イーハン(世界5位)〈21-15,21-11〉ワン・シーシャン(世界10位)、サイナ・ネワル(インド、世界4位)〈21-17,13-21,13-21〉リンダウェニ・ファネトリ(インドネシア、世界13位)

【男子ダブルス】 イ・ヨンデ/コ・ソンヒョン(韓国、世界1位)〈21-9,21-16〉マニーポン・ジョンジット/ニピトポン・プアンプアペク(タイ、世界28位)、ユ・ヨンソン/シン・ベクチョル(韓国、世界16位)〈21-14,21-12〉佐伯祐行・垰畑亮太(世界37位)、カイ・ユン/フー・ハイファン(中国、世界8位)〈24-22,21-14〉園田啓悟・嘉村健士(世界24位)、早川賢一・遠藤大由(世界4位)〈15-21,21-23〉ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア、世界7位)

【女子ダブルス】 ツァオ・ユンレイ/ティエン・チン(中国、世界12位)〈21-15,21-13〉前田美順・垣岩令佳(世界74位※ 予選勝ち上がり)、キム・ハナ/チョン・ギョンウン(韓国、世界11位)〈12-21,20-22〉グレイシア・ポリー/ニトヤ・クリシンダ・マヘスワリ(インドネシア、世界75 位)、マー・ジン/タン・ジンフア(中国、世界3位)〈19-21,21-18,22-24〉ピア・ゼバディア・ベルナデス/リズキ・アメリア・プラディプタ(インドネシア、世界7位)、高橋礼華・松友美佐紀(世界2位)〈21-9,21-18〉チェン・シュウ/バオ・イーシン(中国、世界94位)

【混合ダブルス】 ムハンマド・リジャル/デビー・スサント(インドネシア、世界7位)〈17-21,21-14,13-21〉プラビーン・ジョーダン/ビタ・マリッサ(インドネシア、世界27位)、タント ウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、世界3位)〈21-14,21-7〉クリス・アドコック/ガブリエル・ホワイト(英国、世界18位)、シン・ベクチョル/チャン・イエナ(韓国、世界15位)〈21-17,21-15〉リー・チュンヘイ/チャウ・ホイワー(香港、世界22位)、コ・ソンヒョン/キム・ハナ(韓国、世界 35位)〈20-22,14-21〉ユ・ヨンソン/オム・ヘウォン(韓国、世界136位)

 

準決勝の対戦カード

【男子シングルス】 グエン・ティエンミン(ベトナム、世界10位)対トミー・スギアルト(インドネシア、世界13位)、ブーンサック・ポンサナ(タイ、世界4位)対上田拓馬(世界17位)

【女子シングルス】 リ・シュエリ(世界1位)対スン・ユ(世界73位)、ワン・イーハン(世界5位)対リンダウェニ・ファネトリ(インドネシア、世界13位)

【男子ダブルス】 イ・ヨンデ/コ・ソンヒョン(韓国、世界1位)対ユ・ヨンソン/シン・ベクチョル(韓国、世界16位)、カイ・ユン/フー・ハイファン(中国、世界8位)対ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア、世界7位)

【女子ダブルス】 ツァオ・ユンレイ/ティエン・チン(中国、世界12位)対グレイシア・ポリー/ニトヤ・クリシンダ・マヘスワリ(インドネシア、世界75 位)、高橋礼華・松友美佐紀(世界2位)対ピア・ゼバディア・ベルナデス/リズキ・アメリア・プラディプタ(インドネシア、世界7位)

【混合ダブルス】 タント ウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、世界3位)対プラビーン・ジョーダン/ビタ・マリッサ(インドネシア、世界27位)、シン・ベクチョル/チャン・イエナ(韓国、世界15位)対ユ・ヨンソン/オム・ヘウォン(韓国、世界136位)

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