男女混合国別対抗戦スディルマンカップ（杯）一次リーグ２日目、日本が初戦のドイツ戦に４ー１で勝利し、白星発進すると同時に、グループ１の決勝トーナメント進出を決めた
この試合のカギは、最初の混合ダブルスにあった。日本チームの先鋒としてコートに立った池田信太郎・潮田玲子組は第１ゲーム、序盤に奪われたさほど大きくない点差を最後まで詰めることができずに落とす。第２ゲームに入ると逆に中盤以降までリードを保つも、15-15で追いつかれると一気に15-18まで引き離されこれまでかとも思われたが、18-18と食らいつく。ただその後も先行される展開が続き19-20と先にマッチポイントを握られ万事休す。ところが、海外転戦を続け着実に地力をつけてきた池田・潮田組がここから粘りを見せ、３連続得点でこのゲームを奪い返す。迎えたファイナルゲームは再び終盤にもつれるも、日本ペアが17-17から３連続得点などで抜け出し、21-18で１時間余りの熱戦に終止符を打った
この流れのまま、続いて登場した男子シングルスの田児賢一選手、男子ダブルスの平田典靖・橋本博且組が相次いで勝ち、３種目を制した時点で日本の勝利が確定。ドイツが前日の中国戦に続いて２連敗したことで、日本、中国、ドイツが入るグループ１・Ａ組では、あす24日に行われる残り１試合（日本対中国）の結果を待たず、日本と中国の決勝トーナメント進出が決まった
一方、女子シングルスの廣瀬栄理子選手（世界16位）は、前日、世界ランク１位の中国ワン・シーシャン選手をストレートで下し勢いに乗る格上のユリアン・シェンク選手（世界10位）に挑み、ファイナルゲームに持ち込み、あと２点で勝利（19-17）というところまで追い詰めるが、そこから４連続得点を許し惜しい星を落とした
◆日本対ドイツ戦の結果詳細
【混合ダブルス】 池田信太郎／潮田玲子（世界16位）〈17-21,22-20,21-18〉マイケル・フックス／バージット・ミシェルズ（世界10位）
【男子シングルス】 田児賢一（世界25位）〈21-11,21-18〉マーク・ツイブラー（世界14位）
【男子ダブルス】 平田典靖／橋本博且（世界９位）〈21-16,16-21,21-15〉インゴ・キンダーバーター／ヨハネス・ショットラー（世界13位）
【女子シングルス】 廣瀬栄理子（世界16位）〈15-21,21-18,19-21〉ユリアン・シェンク（世界10位）
【女子ダブルス】 末綱聡子・前田美順〈世界３位〉〈21-16,21-11〉バージット・ミシェルズ／サンドラ・マリネロ（世界13位）
グループ１ではほかに、Ｂ組のインドネシアとマレーシア（ロシアが一次リーグ敗退）、Ｄ組のデンマークと韓国（英国が一次リーグ敗退）が、26日から始まる上位８チームによる決勝トーナメントへの切符を早々に手にした
なおこの日は、インド女子シングルスのサイナ・ネワル選手（世界４位）が、タイの16歳、ラッチャノク・インタノン選手（世界18位）にストレート負けを喫する波乱があった。タイのライジングスターは２度目の挑戦でインドのエースを打ち破った
２日日を終えて、各グループの暫定順位は以下の通り（太字は既に決勝トーナメント進出を決めたチーム）
【グループ１】 Ａ組（中国１勝、日本１勝、ドイツ２敗） Ｂ組（インドネシア１勝、マレーシア１勝、ロシア２敗） Ｃ組（台湾１勝、インド１勝１敗、タイ１敗） Ｄ組（デンマーク１勝、韓国１勝、英国２敗）
【グループ２】 Ａ組（香港１勝、フランス１勝、ポーランド１敗、ウクライナ１敗） Ｂ組（シンガポール、アメリカ、オランダ、カナダ）
【グループ３】 Ａ組（オーストラリア１勝、ペルー１勝、スロバキア１敗、チェコ１敗） Ｂ組（南アフリカ１勝、スウェーデン１勝、ベトナム１敗、ブルガリア１敗）
【グループ４】 スリランカ２勝、フィリピン１勝、アイスランド１勝、イスラエル２敗、セイシェル２敗
24日の一次リーグ３日目は、10試合が行われる
【グループ１】 （Ａ組）中国対日本 （Ｃ組）台湾対タイ
【グループ２】 （Ｂ組）シンガポール対カナダ、米国対オランダ
【グループ３】 （Ａ組）チェコ対スロバキア、オーストラリア対ペルー （Ｂ組）南アフリカ対ベトナム、スウェーデン対ブルガリア
【グループ４】 フィリピン対セイシェル、スリランカ対イスラエル
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