男女混合国別対抗戦スディルマンカップ(杯)に出場する各国・地域の選手リストが公式ホームページ〈http://www.2011sudirmancup.com/content/2011-05/16/content_8780977.htm〉に掲載された 自国開催で4連覇のかかる中国は、代表に選ばれた男子10人、女子10人の計20選手の顔写真を提示。他チームに比べて笑顔満載のそのリストからは、国内におけるさらなるバドミントン振興を狙う協会をはじめとする関係者の意図がにじむ。とりわけ名実ともに世界ナンバー1の女子シングルス、ワン・シーシャン選手の後押しにはひときわ力が入っているように見える 中国側のこうした取り組みはこのところ、プレス対応などにも如実に表れている。また、自国あるいは他国開催にかかわらず、試合会場での各選手のファンへの応対にも最近は変化がみられる 4月にアジア選手権が開催された四川省成都で地元報道関係者に聞いたところ、中国ではバドミントンより卓球の人気の方が高いとの声が複数上がった。ナショナルチームを全面的にバックアップする自国ブランド、李寧(Li-Ning)の意向もあり、中国バドミントン界による競技振興の試みは、1つの山場となるロンドン五輪に向けさらに加速していくものと予想される