インドオープンＳＳ準決勝、日本勢唯一の勝ち残り、早川賢一・遠藤大由組は、ディフェンディングチャンピオンの中国リュウ・シャオロン／チュウ・ツィハン組にリベンジを許し、昨年の末綱聡子・前田美順組と田児賢一選手に続く決勝進出を逃した
昨年３月の全英オープンＳＳプレミア決勝で、悲願のＳＳ初優勝を阻まれた相手だが、その借りは翌月のアジア選手権できっちり返した。この日も第１ゲームを18-12とリードし、このままいくかと思われた。しかし、ここから追いつかれ逆転を許してしまうと、第２ゲームも中盤までのリード（12-7）を守れず、力尽きた。最近結果の出ていなかったリュウ／チュウ組にとっては、世界ランクで上位に立つ早川・遠藤組へのリベンジを果たし、来月同じ会場で行われる男子の国・地域別対抗戦トマス杯に向け、トップペアとしての自信を取り戻す一戦となった
インドオープンは、上位大会ＳＳに格上げされた2011年以降、日本勢の活躍が目覚ましい大会で、女子ダブルスの末綱・前田組が２度、男子ダブルスで平田典靖・橋本博且組が１度、優勝の栄冠に輝いている
◆インドオープンにおける日本勢の結果（ベスト４以上）
【2013年】末綱・前田（優勝）、田児（準優勝）【2012年】末綱・前田（ベスト４）、藤井瑞希・垣岩令佳（ベスト４）【2011年】平田・橋本（優勝）、末綱・前田（優勝）、藤井・垣岩（準優勝）、佐藤冴香（ベスト４）
このほかの種目では、混合ダブルスで、世界ランク１位の中国ペアと同２位のインドネシアペアが揃って敗れる波乱があった。一方、男子シングルスは１位マレーシアのリー・チョンウェイ選手と２位中国のチェン・ロン選手が順当に勝ち上がり、決勝は、全英オープンに続いてトップ２人による頂上対決となった
準決勝の結果
【男子シングルス】
リー・チョンウェイ（マレーシア、世界１位）〈21-17,19-21,21-14〉ドゥ・ペンユ（中国、世界９位）
チェン・ロン（中国、世界２位）〈21-15,21-23,21-19〉ヤン・ヨルゲンセン（デンマーク、世界５位）
【女子シングルス】
リ・シュエリ（中国、世界１位）〈21-12,21-13〉リュウ・シン（中国、世界84位）
ワン・イーハン（中国、世界２位）〈21-15,7-21,20-22〉ワン・シーシャン（中国、世界３位）
【男子ダブルス】
早川賢一・遠藤大由（世界２位）〈19-21,19-21〉リュウ・シャオロン／チュウ・ツィハン（中国、世界６位）
マシアス・ボー／カールステン・モゲンセン（デンマーク、世界３位）〈21-15,21-15〉マニーポン・ジョンジット／ニピトポン・プアンプアペク（タイ、世界16位）
【女子ダブルス】
クリスティナ・ペダーセン／カミラ・リタ・ユール（デンマーク、世界２位）〈18-21,18-21〉キム・ハナ／チョン・ギョンウン（韓国、世界11位）
ユー・ヤン／タン・ユエンティン（中国）〈21-16,21-19〉マー・ジン／ワン・シャオリ（中国）
【混合ダブルス】
ツァン・ナン／ツァオ・ユンレイ（中国、世界１位）〈21-14,6-21,18-21〉ヨアキム・フィッシャー・ニールセン／クリスティナ・ペダーセン（デンマーク、世界４位）
タントウィ・アーマド／リリアナ・ナッチル（インドネシア、世界２位）〈20-22,18-21〉コ・ソンヒョン／キム・ハナ（韓国、世界６位）
決勝の対戦カード
【男子シングルス】 リー・チョンウェイ（マレーシア、世界１位）対チェン・ロン（中国、世界２位）
【女子シングルス】 リ・シュエリ（中国、世界１位）対ワン・シーシャン（中国、世界３位）
【男子ダブルス】 マシアス・ボー／カールステン・モゲンセン（デンマーク、世界３位）対リュウ・シャオロン／チュウ・ツィハン（中国、世界６位）
【女子ダブルス】 キム・ハナ／チョン・ギョンウン（韓国、世界11位）対ユー・ヤン／タン・ユエンティン（中国）
【混合ダブルス】 ヨアキム・フィッシャー・ニールセン／クリスティナ・ペダーセン（デンマーク、世界４位）対コ・ソンヒョン／キム・ハナ（韓国、世界６位）
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