HAYAKAWA/ENDO strikes back at All England Champion

Hiroyuki ENDO-Kenichi HAYAKAWA

In Taipei, ENDO/HAYAKAWA is better than Chinese rival

アジア選手権準々決勝、男子ダブルスの早川賢一・遠藤大由組が、3月の全英オープンスーパーシリーズ(SS)プレミア決勝で敗れた中国ペアへのリベンジを果たし、昨年に続いて準決勝に進出した

伝統ある全英オープンで日本男子ダブルス初のファイナリストとなった早川・遠藤組の前に立ちふさがったのは現在、世界ランク9位で中国2番手に位置するリュウ・シャオロン/チュウ・ツィハン組。英国・バーミンガムでは中国ペアの鋭いドライブを主体とした攻撃に11-21,9-21と完敗した。しかしそれから約1カ月後に訪れた再戦の場、台北市では、早川・遠藤組が圧倒。テンポの良い攻撃とドライブレシーブが冴え、第1、第2ゲームともに中国ペアに一度もリードを許さぬまま快勝した

早川・遠藤組に試合後、前回全英での対戦時との違いについて聞いたところ、「風向きが一定しない今大会の試合会場で、自分たちの入ったコートがともに追い風で、ドライブで押していけた。全英では逆に差し込まれていた」(早川)と答えた。ロンドン五輪金メダルのカイ・ユン/フー・ハイファン組以外の中国ペアと対戦する際の自信を尋ねると、「今は相手のことより、しっかり自分たちの試合をすることに主眼を置いている」(遠藤)と指摘。ただ、全英の決勝のコートに立ちながら今回対戦した中国ペアに敗れたことには、「悔しさしかなかった」(遠藤)と明かした

上位の国際大会で結果を残しはじめている早川・遠藤組は過去1年間で、アジア選手権(昨年4月)、USオープングランプリ(GP)ゴールド(同7月)、チャイナマスターズSS(同9月)、SSファイナル(同12月)、全英オープン(3月)で決勝に進出。しかし優勝したのは、中国をはじめ強豪国が出場しなかったUSオープンのみ。この点について遠藤選手は、「以前は上位大会でベスト4入りするのが目標だったが、ベスト4で勝つ、すなわち決勝に進むことに変わった」と指摘した。また早川選手は、「昨年、全日本総合を制して日本チャンピオンとして遠征に出させてもらうようになり、自分たちのランキングにも自信がもてるようになってきた。ジュニアも強くなっているので、自分たちも負けていられない」と述べた。その上で、「もちろん優勝に対する思いは強い」と強調した

Sayaka TAKAHASHI

Sayaka never gives up

女子シングルスでは、廣瀬栄理子高橋沙也加両選手ともにファイナルゲームにもつれる接戦を制して勝利。そろってベスト4入りを果たした。このうち高橋選手は、タイの若きエース、ラッチャノク・インタノン選手から第1ゲームを先制。第2ゲームは終始リードされるが19-19で追いつき、いったんは21-20とマッチポインを握る。しかし振り切られて試合はふりだしに。迎えたファイナルゲームでは、気持ちを切り替えた高橋選手が中盤14-9と5点差をつける。この辺りからインタノン選手がヘアピンを軸に高橋選手を崩しにかかると、みるみる点差は縮まり、そのまま抜き去られて17-20とインタノン選手に3つのマッチポイントを与えてしまう。流れから見ても万事休すと思われたが、高橋選手が集中力を発揮して追い付き、さらにもう1つのマッチポイントを凌ぐと、最後は勝利の女神を引き寄せた

高橋選手は試合直後、BadPaL の取材に応じ、ファイナルゲーム17-20の場面では「正直、だめかと思った」と認めた。ただ、「前回ジャパンオープンSSでの対戦時、ファイナルゲーム19-14とリードしていた場面から逆転負けしていて、それと逆の立場になることがあり得ると考えて試合に入っていたことで、気持ちを切らさずプレーできた」と説明した。「マッチポイントを握られていた場面では、もうミスできないと思うと集中できた。さらに追いついてからは自分のいいショットをしようと心掛けた」という

高橋選手は試合に臨む準備として、「対戦相手のビデオ対策も必要だが、自分の場合、気持ちの部分(の影響)が大きい」と指摘している

昨年9月のジャパンオープン以外にも、今年1月のマレーシアオープンSSなど、大きくリードし勝利が見えたところから追い上げられ、気持ちが乱れて逆転負けすることもあった高橋選手が、逆に敗戦濃厚の場面でも気持ちをつなげられるように変わった背景を聞くと、「環境の変化が一番大きいと思う」と語った。所属チームの突然の休部に伴う移籍が確定した2月以降、気持ちが落ち着いたこと。さらに、以前のチームでは歳が一番下だったが、新しいチームには年下もいて、「自分の意思でやらないと」、「自分が見本にならなければ」という思いも生まれているという

Eriko HIROSE

Eriko beats another super teenager

一方、廣瀬選手はここまで、1回戦が大堀彩選手、2回戦がブサナン・ウンブムルンパン選手(タイ)、3回戦がプサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ選手(インド)と、いずれも10代の選手に勝利。「大堀選手との試合は少し緊張したが、今はどの世代の選手も強いので、相手が10代だからといって特に意識せずに臨んでいる」と述べ、成長著しい若手との対戦にも、普段と変わらぬ気持ちで試合に入っていることを説明した。所属チーム移籍後初戦と強調していた今大会で準決勝まで勝ち上がったが、あくまで「1つ1つ」を強調。「あすは(世界ランク3位の)中国ワン・イーハン選手なので、思い切ってやるだけ」と抱負を語った

Miyuki MAEDA/Satoko SUETSUNA

Miyuki MAEDA/Satoko SUETSUNA

女子ダブルスの末綱聡子・前田美順組は、勢いのある韓国の若手、コ・アラ/ユ・ヘウォン組に押し切られ、持ち味を十分発揮できないまま敗れ、全英オープンに続くベスト4入りを逃した

Keigo SONODA/Takeshi KAMURA

Keigo SONODA/Takeshi KAMURA

男子ダブルスのもう1つのペア、園田啓悟・嘉村健士組は、世界3位の韓国イ・ヨンデ/コ・ソンヒョン組に挑み、第1ゲームを落とした後の第2ゲーム、12-15とリードされた場面から連続得点で16-15と逆転に成功。リズムをつかんだかに見えたが、自らのミスで流れを止めてしまうと、格上の韓国ペアに一気に決着をつけられた

この日は男子シングルスで、ロンドン五輪以降8カ月ぶりに国際大会に戻ってきた中国リン・ダン選手が、同じ中国のワン・ツェンミン選手との対戦を回避して棄権した。それでもこの種目、準決勝に進んだ4人のうち3人を中国選手が占めている

各種目準々決勝の結果

【男子シングルス】

チェン・ロン(中国、世界2位)〈21-14,20-22,21-12〉ブーンサック・ポンサナ(タイ、世界12位)

チョン・ウェイフェン(マレーシア、世界15位)〈18-21,21-15,21-19〉ガオ・フアン(中国、世界24位)

ワン・ツェンミン(中国、世界9位)〈棄権〉リン・ダン(中国、世界39位)

ドゥ・ペンユ(中国、世界3位)〈21-18,21-11〉チャン・ヤンキット(香港、世界82位)

【女子シングルス】

リ・シュエリ(中国、世界1位)〈21-13,21-7〉ソニア・スヤ・チェア(マレーシア、世界48位)

ラッチャノク・インタノン(タイ、世界8位)〈18-21,23-21,21-23〉高橋沙也加(世界22位)

廣瀬栄理子(世界12位)〈21-19,16-21,21-11〉プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド、世界16位)

ワン・イーハン(中国、世界3位)〈19-21,21-18,21-10〉タイ・ツーイン(台湾、世界9位)

【男子ダブルス】

イ・ヨンデ/コ・ソンヒョン(韓国、世界3位)〈21-14,21-17〉園田啓悟・嘉村健士(世界53位)

シェン・イエ/ホン・ウェイ(中国、世界6位)〈14-21,21-19,13-21〉リム・キムワー/ゴー・ウェイシェム(マレーシア、世界15位)

キム・サラン/キム・ギジョン(韓国、世界5位)〈21-16,21-23,21-17〉マニーポン・ジョンジット/ニピトポン・プアンプアペク(タイ、世界113位)

早川賢一・遠藤大由(世界4位)〈21-17,21-13〉リュウ・シャオロン/チュウ・ツィハン(中国、世界9位)

【女子ダブルス】

ユー・ヤン/ワン・シャオリ(中国、世界1位)〈21-5,21-19〉シン・スンチャン/イ・ソヒ(韓国、世界16位)

末綱聡子・前田美順(世界11位)〈18-21,15-21〉コ・アラ/ユ・ヘウォン(韓国、世界30位)

マー・ジン/タン・ジンフア(中国、世界10位)〈21-14,21-10〉アメリア・アリシア・アンセリー/スーン・フィーチョ(マレーシア、世界42位)

プーン・ロクヤン/ツェ・インシュー(香港、世界15位)〈21-18,12-21,16-21〉ティアラ・ロサリア・ヌライダ/ゲビー・リスティヤニ・イマワン(インドネシア、世界24位)

【混合ダブルス】

コ・ソンヒョン/キム・ハナ(韓国)〈21-12,21-10〉テオ・イエイ/アメリア・アリシア・アンセリー(マレーシア)

スッケー・プラパカモン/サラリー・トウントンカム(タイ、世界6位)〈21-19,15-21,11-21〉フラン・クルニアワン/シェンディ・プスパ・イラワティ(インドネシア、世界10位)

リー・チュンヘイ/チャウ・ホイワー(香港、世界39位)〈17-21,21-18,21-10〉ホン・ウェイ/タン・ジンフア(中国)

ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ(中国、世界3位)〈21-12,21-15〉シン・ベクチョル/チャン・イエナ(韓国、世界33位)

 

準決勝の対戦カード

【男子シングルス】

チェン・ロン(中国、世界2位)対チョン・ウェイフェン(マレーシア、世界15位)

ドゥ・ペンユ(中国、世界3位)対ワン・ツェンミン(中国、世界9位)

【女子シングルス】

リ・シュエリ(中国、世界1位)対高橋沙也加(世界22位)

ワン・イーハン(中国、世界3位)対廣瀬栄理子(世界12位)

【男子ダブルス】

イ・ヨンデ/コ・ソンヒョン(韓国、世界3位)対リム・キムワー/ゴー・ウェイシェム(マレーシア、世界15位)

早川賢一・遠藤大由(世界4位)対キム・サラン/キム・ギジョン(韓国、世界5位)

【女子ダブルス】

ユー・ヤン/ワン・シャオリ(中国、世界1位)対コ・アラ/ユ・ヘウォン(韓国、世界30位)

マー・ジン/タン・ジンフア(中国、世界10位)対ティアラ・ロサリア・ヌライダ/ゲビー・リスティヤニ・イマワン(インドネシア、世界24位)

【混合ダブルス】

フラン・クルニアワン/シェンディ・プスパ・イラワティ(インドネシア、世界10位)対コ・ソンヒョン/キム・ハナ(韓国)

ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ(中国、世界3位)対リー・チュンヘイ/チャウ・ホイワー(香港、世界39位)

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