Eligible Players for World Championships

ロンドン五輪の前哨戦とも位置付けられる、8月に五輪会場ウェンブリーアリーナで開催される世界選手権。その出場資格を得た選手が発表された

世界バドミントン連盟(BWF)が4月28日付世界ランキングを基に選出した日本選手は以下の通り

【男子シングルス】 佐々木翔選手(世界15位)、田児賢一選手(同25位)

【女子シングルス】 廣瀬栄理子選手(14位)、佐藤冴香選手(22位)

【男子ダブルス】 平田・橋本組(10位)、早川・遠藤組(14位)、佐藤・川前組(15位)

【女子ダブルス】 末綱・前田組(3位)、藤井・垣岩組(4位)、松尾・内藤組(7位)

【混合ダブルス】 池田・潮田組(16位)、橋本・藤井組(35位)

正式な出場選手のリストは、各国・地域のバドミントン協会が5月12日までに各選手の出場の可否確認を行い、その結果を踏まえて調整が加えられた上で確定する

五輪に並ぶ最上位大会である世界選手権への出場資格は、各国・地域に種目ごとで最大4枠まで与えられる。複数枠獲得の条件は、◆世界ランク1~8位に4人または4組以上入れば最大4枠◆世界ランク24位までに3人または3組以上入れば最大3枠◆世界ランク150位までに2人または2組以上入れば最大2枠――となっている

フランス・パリで開催された昨年の世界選手権で全種目制覇を果たした中国は今回、女子シングルスで世界1~8位にワン・シーシャン(1位)、ワン・イーハン(2位)、ワン・シン(3位)、ジアン・ヤンジャオ(5位)、リウ・シン(6位)の5選手が入ったため、4枠を獲得した。もう一つのボーダーである24位までにはリ・シュエリ(12位)、ルー・ラン(24位)の2選手もいるが、国に与えられる出場枠があるため、リウ・シン選手以下3人は自国の上位選手が辞退しないかぎり出場できない

また男子シングルスでは、1~8位にリン・ダン(2位)、チェン・ロン(4位)、チェン・ジン(7位)の3選手、9~24位にバオ・チュンライ(10位)、ドゥ・ペンユ(11位)、ワン・ツェンミン(21位)の3選手が入ったが、出場枠は3枠のみ

一方、日本の後藤愛選手(39,097ポイント)は、中国のルー・ラン選手(39,130ポイント)に僅差で及ばず25位となり、24位に入れば日本が獲得できた3つ目の出場枠を逃した

世界選手権の出場枠にはほかに、英国に付与される開催国枠や、強豪選手を輩出していないオセアニアやアフリカなどの国に与えられる大陸枠、BWFまたは主催者側が設けるワイルドカード枠などがある

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