Three Japanese men survive an hour long matches in Singapore

シンガポールオープンスーパーシリーズ(SS)1回戦、深夜にまで及んだこの日の試合を勝ち抜けた日本勢は、男子シングルス4人、女子シングルス3人、男子ダブルス3組、女子ダブルス3組、混合ダブルス2組。とりわけ男子シングルスでは、田児賢一上田拓馬坂井一将の3選手が、どちらに転んでもおかしくないファイナルゲームまでもつれる1時間を越える接戦をものにして、2回戦に進んだ

Kenichi TAGO

TAGO overcomes not only Indian rival but himself

田児選手は前回2001年の世界選手権初戦をはじめ、ここまで2戦して勝ちのないインド、アジャイ・ジャヤラム選手を初めて破った。試合後、BadPaL の取材に応じ、「今日の出来はそんなに良くなかった。やりづらさはあったが、むしろ、照準を合わせていた前週のインドネシアオープンSSプレミアで1回戦負けしたことでプレッシャーはなかった。ファイナルゲームはたまたま勝ったようなもの」と熱戦を振り返った

鬼門となっている初戦への取り組み方について、「どんな大会でも初戦が難しい。そこを抜ければよい結果を残せているのだが」と指摘。「トーナメントでは、(世界ランク1位のリー・)チョンウェイや(同2位の)チェン・ロ ンとの対戦という先を見据えながらも、初戦から1つ1つ勝っていかなければならない。そのことは分かっていても、何度か良い結果を残すと、気持ちが休んでしまう。常日頃、自分に言い聞かせながら準備をしていかなけければならない」と語った。その上で、「SS優勝は今年の目標。1つ勝てれば自分が変わると思う。それがこの大会になればいいが。ここに出てくる選手は皆、勝っても負けてもおかしくないレベルなので、相手というより自分にどこまで挑戦できるかが勝負になる」と述べた

坂井選手は、先週対戦してストレート勝ちしたフィンランドのビル・ラング選手に苦戦を強いられながらも勝利。「今回はシャトルが飛ばず、相手のディフェンスのうまさが活きる形になった。第2ゲームはカットを混ぜて自分のプレーができなくなったので、ファイナルゲームでは全力で打つスマッ シュを入れていった。ファイナル中盤、1点を取るのがむずかしくなり、体もきつかった。あす(2回戦)は体調を見てゲームプランを立てる」と述べた。坂井選手の2回戦の相手は、この日最後に登場し、日付をまたいだ試合に勝利した上田拓馬選手

一方、予選勝ち上がりの香港選手に不覚をとり、この種目、日本勢唯一の初戦敗退となった佐々木翔選手は試合後 BadPaL に対し、「世界ランク上位の選手が揃い、目の前の1戦1戦が勝負だったインドネシアオープンと異なり、(世界ランクが)上の人が出てこなかったため、トーナメントを長い目で見て しまった。それでも勝ち切れる地力がなかった」と敗因を語った。佐々木選手が勝てば、先に初戦を突破していた桃田賢斗選手との日本勢対決となるところだったが、実現しなかった

Kurumi YONAO-Naoko FUKUMAN

First win in Superseries for Kurumi / Naoko

女子ダブルスでは、福万尚子・與猶くるみ組が、地元シンガポールの実力者ペアを破って、初めてSSで1回戦突破を果たした。2人は試合後、BadPaL の取材に応じ、そろって「うれしい」と率直な感想を述べた。第2ゲーム、18-9と大きくリードしながら18-14まで追い上げられたが、福万選手は「国内の試合も含め、リードしながら追いつかれて離される試合が続いていたが、2人でしっかり話し合ってきたことができた」と指摘。当面の目標を果たし、次戦では、順当に勝ち上がってきた高橋礼華・松友美佐紀組とぶつかる。與猶選手は「日本トップで海外でも結果を出しているペア。もちろん勝ちたいが、まずは自分たちが出せることを出し切りたい」と意気込みを語った

これに対し高橋・松友組は、「前週のインドネシアオープンで自分たちのプレーができず調子も上がらなかったので、先を見ずに1試合1試合に集中していく」(高橋選手)と述べ、相手を意識せずに臨む姿勢を強調した

女子シングルスでは、インドネシアオープンで変化を見せたベテラン2人、廣瀬栄理子選手と今別府香里選手が好調を持続。前週の5大大会SSプレミアに続き、上位大会SSでも1回戦を突破した

Eriko HIROSE

Eriko feels and proves confident

このうち廣瀬選手は、世界ランクがほぼ同じで、過去2勝3敗と分が悪いタイのポーンティップ・ブラナプラサーツク選手にストレート勝ち。「第1ゲームは引いてしまったところがあった」が、これを修正して取ると、第2ゲームは完全に試合の流れを掌握し、21-7の大差で勝利した。廣瀬選手は試合後、BadPaL に対し、「良かった」と安どの表情を見せた上で、「前週のインドネシアオープンから手ごたえは感じている。1試合1試合がんばりたい」と気持ちを引き締めた

Kaori IMABEPPU

Kaori wins SS first round in a row

今別府選手は、地元シンガポールのシン・アイイン選手と対戦。第1ゲーム、終盤18-19とリードを許しながら、持ち味のねばりで逆転勝ち。第2ゲームは、とりわけ国際大会での課題とされてきた、自分がリードしている中、相手の追い上げを許さず振り切る形を実践して勝ちを手にした

日本選手1回戦の結果

【男子シングルス】 田児賢一(世界6位)〈21-19,18-21,21-17〉アジャイ・ジャヤラム(インド、世界25位)、カシャップ・パルパリ(インド、世界10位)〈21-18,20-22,15-21〉上田拓馬(世界16位)、佐々木翔(世界19位)〈14-21,15-21〉グ・カロン(香港、世界111位※予選勝ち上がり)、坂井一将(世界39位)〈21-18,15-21,21-18〉ビル・ラング(フィンランド、世界41位)、タン・チュンシアン(マレーシア、世界40位)〈15-21,9-21〉桃田賢斗(世界54位)

【女子シングルス】 三谷美菜津(世界9位)〈17-21,21-15,21-18〉アドリアンティ・フィルダサリ(インドネシア、世界28位)、廣瀬栄理子(世界12位)〈21-17,21-7〉ポーンティップ・ブラナプラサーツク(タイ、世界13位)、高橋沙也加(世界24位)〈12-21,18-21〉カロリナ・マリン(スペイン、世界27位)、橋本由衣(世界31位)〈9-21,5-21〉スン・ユ(中国、世界74位※予選勝ち上がり)、今別府香里(世界38位)〈21-19,21-16〉シン・アイイン(シンガポール、世界41位※予選勝ち上がり)

【男子ダブルス】 早川賢一・遠藤大由(世界4位)〈21-12,21-16〉インゴ・キンダーバーター/ヨハネス・シュートラー(ドイツ、世界16位)、平田典靖・橋本博且(世界14位)〈19-21,22-24〉ツァイ・チアシン/リー・シェンム(台湾、世界19位)、アンドリュー・エリス/クリス・アドコック(英国、世界21位)〈18-21,14-21〉園田啓悟・嘉村健士(世界28位)、佐伯祐行・垰畑亮太(世界41位)〈21-15,21-13〉ロー・ロックケイ/チャン・ツーキット(香港、世界77位※予選勝ち上がり)

【女子ダブルス】 高橋礼華・松友美佐紀(世界2位)〈21-11,21-14〉ピーラヤ・ムンキタモーン/セリタンマラク・アルティマ(タイ、世界70位)、三木祐里子・米元小春(世界32位)〈16-21,21-19,19-21〉ガブリエル・ホワイト/ローレン・スミス(英国、世界33位)、福万尚子・與猶くるみ(世界55位)〈23-21,21-15〉ネオ・バネッサ・ユーヤン/ヤオ・レイ(シンガポール、世界101位※予選勝ち上がり)、マー・ジン/タン・ジンフア(中国、世界6位)〈21-14,21-9〉樽野恵・新玉美郷(世界66位)、ツァイ・ペイリン/チアン・カイシン(台湾、世界62位)〈12-21,11-21〉前田美順・垣岩令佳(世界103位※予選勝ち上がり)

【混合ダブルス】 早川賢一・松友美佐紀(世界16位)〈21-10,21-6〉マーカス・エリス/アリッサ・リム(英国、世界51位)、嘉村健士・米元小春(世界52位)〈11-21,12-21〉ユ・ヨンソン/オム・ヘウォン(韓国、世界319位)、橋本博且・前田美順(世界64位)〈17-21,20-22〉エオ・テリー・ツァオジアン/ヤオ・レイ(シンガポール、世界475位)、垰畑亮太・福万尚子(世界475位※予選勝ち上がり)〈21-7,21-6〉タン・ジジャン/デリス・ユリアナ(シンガポール※予選勝ち上がり)

 

日本選手2回戦の対戦カード

【男子シングルス】 田児賢一(世界6位)対ラジブ・ウーセフ(英国、世界28位)、上田拓馬(世界16位)対坂井一将(世界39位)、桃田賢斗(世界54位)対グ・カロン(香港、世界111位※予選勝ち上がり)

【女子シングルス】 三谷美菜津(世界9位)対タイ・ツーイン(台湾、世界10位)、サイナ・ネワル(インド、世界2位)対廣瀬栄理子(世界12位)、リンダウェニ・ファネトリ(インドネシア、世界14位)対今別府香里(世界38位)

【男子ダブルス】 早川賢一・遠藤大由(世界4位)対アルベン・ユリアント・チャンドラ/マルキス・キド(インドネシア、世界15位)、園田啓悟・嘉村健士(世界28位)対トリクスマ・ワルドハナ/クリストファー・ルスディアント(インドネシア、世界84位※予選勝ち上がり)、ヘンドラ・アプリダ・グナワン/ヨナサン・スルヤタマ・ダスキ(インドネシア、世界20位)対佐伯祐行・垰畑亮太(世界41位)

【女子ダブルス】 高橋礼華・松友美佐紀(世界2位)対福万尚子・與猶くるみ(世界55位)、リム・インルー/リー・メンイーン(マレーシア)対前田美順・垣岩令佳(世界103位※予選勝ち上がり)

【混合ダブルス】 早川賢一・松友美佐紀(世界16位)対クリス・アドコック/ガブリエル・ホワイト(英国、世界24位)、ムハンマド・リジャル/デビー・スサント(インドネシア、世界7位)対垰畑亮太・福万尚子(世界475位※予選勝ち上がり)

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