Five Japanese advance to Finals of World Junior individual events

Nozomi regains confidence

世界ジュニア選手権個人戦準決勝、開催国日本から、桃田賢斗選手、奥原希望選手、山口茜選手、井上拓斗・金子祐樹組が決勝に勝ち上がった。中でも女子シングルスの奥原選手にとっては、男女混合団体戦決勝で完敗し優勝を逃す結果となり悔しい思いをさせられた中国スン・ユ選手にリベンジを果たしての意味ある決勝進出となった

奥原選手は、チームキャプテンとして臨んだ自国開催の今大会、団体戦準優勝の結果に笑顔を見せなかった。自身が敗れチームに1勝をもたらすことができなかったことへの責任を背負い、個人戦での巻き返しを誓っていた

今大会には、世界ジュニア女子シングルス3連覇のラッチャノク・インタノン選手(タイ、世界ランク10位)と今年のアジアジュニア選手権を制したP.V.シンドゥ選手(インド、世界25位)が出場せず。また、優勝候補のタイ・ツーイン選手(台湾、世界12位)とブサナン・ウンバンルンパン選手(タイ、世界32位)は準決勝までに姿を消し、奥原選手(世界49位)にとって格上の相手はもういない。準決勝で大堀彩選手との日本人対決に勝ち、失うものなく向かってくる若い山口選手との決勝は、むしろ自分自身との戦いになる

男子シングルス第2シードの桃田選手は、団体戦準決勝のリベンジを狙う韓国ホ・クワンヒ選手の挑戦を退け、個人戦ではこれまで1ゲームも落とさぬまま決勝に進んだ。もう1つの山からは、準優勝に終わった昨年の忘れものを取りに来た第1シード、デンマークのビクター・アクセルセン選手を準々決勝で破った中国のシュエ・ソン選手が、その勢いのまま準決勝も勝ち上がった。決勝では、団体戦で桃田選手に逆転負けし自らラケットをへし折るほどの悔しい思いをしたシュエ選手がリベンジに挑む

男子ダブルスの井上・金子組は、団体戦で見せた勝負強さを個人戦でも発揮。準々決勝でアジアジュニア準優勝の台湾ペア、ワン・チリン/ウー・シャオリン組に競り勝ちリベンジを果たすと、準決勝では中国ペアに快勝。日本のダブルスとしては初めて世界ジュニア決勝のコートに立つ

準決勝の結果

【男子シングルス】 桃田賢斗〈21-17,21-8〉ホ・クワンヒ(韓国)、シュエ・ソン(中国)〈21-12,21-7〉シュー・ジュイティン(台湾)

【女子シングルス】 奥原希望〈21-10,22-20〉スン・ユ(中国)、大堀彩〈21-17,10-21,15-21〉山口茜

【男子ダブルス】 リー・チュンヘイ/ウン・カロン(香港)〈21-10,21-11〉リュウ・ユーチェン/ワン・イーリュ(中国)、金子祐樹・井上拓斗〈21-18,21-13〉ペイ・ティアンニ/ツァン・ニンイ(中国)

【女子ダブルス】 シン・スンチャン/イ・ソヒ(韓国)〈21-6,21-12〉チョウ・メイクアン/リー・メンイーン(マレーシア)、ホワン・ヤチオン/ユー・シャオハン(中国)〈21-12,21-7〉キム・ヒョミン/イ・ミンジ(韓国)

【混合ダブルス】 エディ・スバクティアル/メラティ・ダエバ・オクタビアニ(インドネシア)〈14-21,21-18,21-11〉リュウ・ユーチェン/チェン・チンチェン(中国)、アルフィアン・エコ・プラセトヤ/シェラ・デビ・アウリア(インドネシア)〈12-21,21-19,21-12〉ワン・イーリュ/ホワン・ヤチオン(中国)

 

決勝の対戦カード

【男子シングルス】 桃田賢斗対シュエ・ソン(中国)

【女子シングルス】 奥原希望山口茜

【男子ダブルス】 リー・チュンヘイ/ウン・カロン(香港)対金子祐樹・井上拓斗

【女子ダブルス】 シン・スンチャン/イ・ソヒ(韓国)対ホワン・ヤチオン/ユー・シャオハン(中国)

【混合ダブルス】 エディ・スバクティアル/メラティ・ダエバ・オクタビアニ(インドネシア)対アルフィアン・エコ・プラセトヤ/シェラ・デビ・アウリア(インドネシア)

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