
男子シングルスで世界ランク1ケタ台に駆け上がってきた佐々木翔選手が、BadPaL がアジアで実施している東日本大震災の被災者支援活動「PRAY&PLAY for JAPAN」に協力してくれた
長く日本の男子シングルス界を引っ張ってきた同選手だが、世界の舞台ではこれまで、なかなか安定した結果を残してこれなかった。しかし昨年10月のダッチオープングランプリ(GP)優勝に続いて、今年に入ると、もう1つ格上の大会であるオーストラリアGPゴールド(4月)とUSオープンGPゴールド(7月)で相次ぎ優勝。さらに上のインドネシアオープンスーパーシリーズ(SS)プレミア(6月)でベスト4、五輪と並ぶ最上位の世界選手権(8月)でベスト8と、確実に結果を残し、世界ランクを過去最高の9位にまで引き上げた
試合内容を見ても、単なる勢いではなく、長い時間をかけた研究と対策の成果として、これまで壁となって行く手を阻んできた中国トップ選手の攻略に成功。今年に入り、リン・ダン選手(世界2位)から1勝、チェン・ジン選手(世界6位)から3勝、ドゥ・ペンユ選手(世界8位)から1勝と、勝ち星を重ねている
一方で、中国選手とプレースタイルの異なるピーター・ゲード選手(デンマーク)とシモン・サントソ選手(インドネシア)には今年2連敗。また中国男子シングルスチームが佐々木対策を講じてきており、より高みを目指すにはさらなる進化が求められる。ただこの点、愚直に自己の鍛錬と対戦相手の研究を積み重ねてきた佐々木選手はしっかり自覚しており、3度目の挑戦による五輪出場権獲得にとどまらず、五輪での上位躍進が期待される
PRAY&PLAY for JAPAN は、主としてスポーツ愛好家を対象に、チャリティーTシャツの購入を通じた義援金の提供に加えて、このTシャツを着てスポーツすることで、被災者に対する 思いを周囲に広く伝えることを呼び掛けるもの。これまでにアジアで、トップ選手のほか、多くのスポーツ愛好家から賛同が寄せられている
Sho SASAKI, Japan’s top singles player, supports BadPaL’s charity activity for victims of Earthquake/Tsunami, ‘PRAY&PLAY for JAPAN‘