Olympic Qualifying Race begins now

来年のロンドン五輪出場枠獲得に向けたオリンピックレースの初戦、マレーシアオープングランプリ(GP)ゴールドの本戦がきょう4日、スタートした

ホスト国(英国)枠や大陸枠など特別に設けられる出場枠を除けば、今大会から1年間続くサバイバルレースを勝ち抜き、積み重ねたポイントを基に発表される来年5月3日の世界ランキングで上位に名を連ねた選手のみが五輪出場資格を得る

また、同一国・地域の選手が複数、ランク上位を占めると、その国・地域にはシングルスで最大3人、ダブルスで最大2組の出場枠が付与される。そのため、オリンピックレースは個々の選手の戦いであると同時に、五輪でのメダル獲得を狙う国・地域間のチーム戦とも言える

各国・地域が獲得できる出場枠は、規定によれば、シングルスで世界ランク1~4位に3人以上含まれた場合3人、同1~16位に2人以上含まれた場合2人、それ以外は1人となる

仮に、現時点の世界ランクで見た場合、女子シングルスでは1~4位に中国選手3人がいるため、中国が3人の出場枠を得る。男子シングルスでは1~16位に中国選手5人、インドネシア選手2人、デンマーク選手2人がおり、これら3カ国は2人の出場が認められる

一方、ダブルスは、世界ランク1~8位に2組以上含まれた場合、その国・地域に最大2組の出場枠が与えられる

仮に現在のランキングで見ると、男子ダブルスは韓国とインドネシアがそれぞれ2組あり、2組出場できる。女子ダブルスは3組入っている日本のみに2つの出場枠。混合ダブルスは中国とタイが2組ずつで、両国に2枠が与えられることになる

日本は北京五輪に、男子シングルス1人(佐藤翔治選手)、女子シングルス1人(廣瀬栄理子選手)、男子ダブルス2組(舛田・大束組、坂本・池田組)、女子ダブルス2組(小椋・潮田組、末綱・前田組)を送り込んだ。ロンドン五輪では、混合ダブルスを含め、前回以上の出場枠獲得を目指す

ちなみに現在のランキングでは、複数枠獲得の可能性につながる男子シングルス世界1~16位に1人(佐々木翔選手)、女子シングルス世界1~16位に1人(廣瀬選手)、女子ダブルス世界1~8位に3組(末綱・前田組、藤井・垣岩組、松尾・内藤組)が入っている

Leave a comment