Fujii/Kakiiwa’s first victory of GPGold

ドイツオープングランプリ(GP)ゴールド決勝、女子ダブルスの藤井瑞希・垣岩令佳組(世界11位)が、準決勝に続いて韓国ペアを圧倒し、GPゴールド初優勝を成し遂げた

藤井・垣岩組は昨年、◆1月:韓国オープンスーパーシリーズ(SS)準優勝◆4月:大阪インターナショナルチャレンジ(IC)優勝◆10月:ダッチオープンGP準優勝◆10月:デンマークオープンSSベスト4――と目に見える結果を残してきた

今回、GPゴールドのタイトルを手にしたことで、今後は、これまで鬼門となっている中国のペアを下してのSS優勝に期待が集まる。過去に日本選手でSS優勝を果たしたのは、藤井・垣岩組と同じ実業団チーム、ルネサスに所属する末綱聡子・前田美順組のみ(昨年10月のデンマークオープンSSにて)

女子シングルスでは、栗原文音選手が、中国が今大会に送りこんだ唯一の女子プレーヤー、リュウ・シン選手に挑んだ。リュウ選手は、中国女子シングルス4強(ワン・シーシャンワン・イーハンワン・シンジアン・ヤンジャオ)の影に隠れて目立たないが、昨年だけでも◆ビットバーガーオープンGPゴールド優勝◆韓国オープンGP優勝◆デンマークオープンSS準優勝◆アジア選手権準優勝◆ベトナムオープンGPベスト4――と、国際舞台で着実に実績を重ね、世界ランク13位まで上昇してきた実力者だ

今大会好調の栗原選手だが、試合は序盤からリュウ選手が先行する展開となり第1ゲームを13-21で落とす。第2ゲームは、1点を争う厳しい競り合いを制し21-15で取り返すも、迎えたファイナルゲーム、余力が尽きたか一方的に点差を広げられて9-21で振り切られ、昨年6月のGP優勝に続くGPゴールド初優勝はならなかった。それでもこの結果を受け、栗原選手の世界ランクは現在の42位から大きくアップするのが確実で、今後のさらなる活躍が注目される

混合ダブルスの池田信太郎・潮田玲子組は、決勝第1ゲームを21-16で快勝し幸先の良いスタートを切ったかに見えた。しかし、第2ゲームを16-21で逆に奪われると、続けてファイナルゲームも15-21で落とし敗退。手ごたえを形にした大会だったが、期待された国際大会での初優勝は次回以降に持ち越しとなった

男子シングルスと男子ダブルスでは、ともに今大会第1シードで1月の韓国オープンSSプレミアで勝利した、中国リン・ダン選手と韓国チョン・ジェソン/イ・ヨンデ組が勝ち、今年2勝目を挙げた

各種目決勝の結果

【男子シングルス】 リン・ダン(中国、世界3位)〈21-19,21-11〉チェン・ジン(中国、世界6位)

【女子シングルス】 リュウ・シン(中国、世界13位)〈21-13,15-21,21-9〉栗原文音(世界42位)

【男子ダブルス】 チョン・ジェソン/イ・ヨンデ組(韓国、世界3位)〈21-19,18-21,21-11〉キム・ギジョン/キム・サラン(韓国)

【女子ダブルス】 藤井・垣岩組(世界11位)〈21-6,21-14〉キム・ミンジュン/ハ・ジュンユン組(韓国、世界60位)

【混合ダブルス】 ロバート・ブレア/ガブリエル・ホワイト組(スコットランド/英国、世界55位)〈16-21,21-16,21-15〉池田・潮田組(世界22位)

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