101回目を迎える伝統の全英オープンが8日、英国バーミンガムで開幕する。今年からスーパーシリーズ(SS)プレミアに格上げとなり、賞金総額が20万ドルから35万ドルに引き上げられ、国内リーグを一時中断して参戦する中国をはじめ、世界のトップ選手が一堂に会する欧州最大の舞台となる 田児賢一選手の準優勝がいまだ記憶に新しい、昨年の100回記念大会の後を受け、今年も日本選手の活躍が期待される。とりわけ注目は、女子シングルスの廣瀬栄理子選手(世界17位)と後藤愛選手(世界19位)。組み合わせの妙ながら、今大会、強豪中国の選手のほとんどが両選手とは別のブロックに入った。また、同じブロックにいた唯一の中国選手、ワン・イーハン選手(世界2位)と、ディフェンディングチャンピオンであるデンマークのティネ・バウン選手(世界4位)の負傷欠場により、さらに視界は開けた。とはいえ、世界のトップ選手ばかりが集まる大会だけに、初戦から気の抜けない試合が続くのに代わりはなく、両選手の奮起が注目される 一方、男子シングルスでは、より厳しい対戦が待ち構える。山田和司選手(世界28位)は1回戦で、第2シードのタウフィック・ヒダヤット選手(世界2位)にぶつかる。田児選手(世界11位)も順当にいけば2回戦で、これまで勝ったことのない第4シードのピーター・ゲード選手(世界4位)と顔を合わせる。なお、初戦でリー・チョンウェイ選手(世界1位)と対戦予定だった佐々木翔選手(世界27位)は欠場となった