ドイツオープングランプリ(GP)ゴールド準決勝、日本のダブルス2組とシングルス1人が決勝に進んだ
先陣を切ったのは混合ダブルスの池田信太郎・潮田玲子組、1月のマレーシアオープンスーパーシリーズ(SS)で敗れたタイのソンポン・アヌクリッタヤワン/クンチャラ・ウォラビチッチャイクン組(タイ、世界9位)へのリベンジに挑んだ。第1ゲームは前半リードを許すも後半に入ると一歩も譲らず19-19まで進み、最後は21-19で振り切った。続く第2ゲームは14点まで1~3点差で追いかける展開となったが、15点で追いつくとそこから5連続得点で先にマッチポイントを握り、21-17で勝利した
ペア結成以来、常に高い期待とプレッシャーを受け続けてきた池田・潮田組はあす、国際大会初優勝をかけマレーシアオープンSSベスト4の実力者ペア、ロバート・ブレア/ガブリエル・ホワイト組(スコットランド/英国)と対戦する
次に準決勝のコートに立ったのは女子シングルスの栗原文音選手。マレーシアの強豪、ウォン・ミューチュー選手相手にも一歩も引かず、接戦の末、21-18で第1ゲームを奪うと、第2ゲームは1度もリードを許さぬまま21-15で勝ちを収めた。あすの決勝では、昨年6月のロシアオープンGP(GPゴールドより下位大会)、同11月のマレーシアインターナショナルチャレンジ(GPより下位大会)に続く、国際大会のタイトル奪取を狙う。対戦相手は中国のリュウ・シン選手
女子ダブルスには日本ペア2組が登場。今大会第5シードの藤井瑞希・垣岩令佳組(世界11位)は、格下の韓国キム・ハナ/キム・ミンセオ組を寄せ付けず、21-14,21-13のストレート勝ち。一方、松尾静香・内藤真実組(世界14位)は、同じく韓国のキム・ミンジュン/ハ・ジュンユン組と対戦。第1ゲームを17-21で落とした後、第2ゲームは最後まで粘りを見せるも24-26で力尽き、ベスト4どまりとなった
このほかの準決勝の試合では、男子シングルスで、ともに中国の第1シード、リン・ダン選手と第2シード、チェン・ジン選手が順当に決勝へ勝ち上がった
男子ダブルスは、韓国のチョン・ジェソン/イ・ヨンデ組(世界3位)とマレーシアのクー・ケンケット/タン・ブンヒョン組(世界5位)が激突。結果は、両ペアが最後に対戦した1月の韓国オープンSSプレミア準決勝と同じく、チョン/イ組に軍配が上がった
決勝のカードは以下の通り。欧州開催の大会ながら、決勝進出10組中、中国、日本、韓国が各3組ずつ、合わせて9組を東アジア勢が占めている
【男子シングルス】 リン・ダン(中国、世界3位)対チェン・ジン(中国、世界6位)
【女子シングルス】 リュウ・シン(中国、世界13位)対栗原文音(世界42位)
【男子ダブルス】 チョン・ジェソン/イ・ヨンデ組(韓国、世界3位)対キム・ギジョン/キム・サラン(韓国)
【女子ダブルス】 藤井・垣岩組(世界11位)対キム・ミンジュン/ハ・ジュンユン組(韓国、世界60位)
【混合ダブルス】 池田・潮田組(世界22位)対ロバート・ブレア/ガブリエル・ホワイト組(スコットランド/英国、世界55位)