全英オープンＳＳプレミア準決勝、2010年の田児賢一、2011年の廣瀬栄理子と藤井瑞希・垣岩令佳組に続く、日本選手による３年連続の全英決勝進出を狙った田児賢一選手と平田典靖・橋本博且組だったが、最強の中国トップ選手に阻まれ、その願いは果たせなかった。
田児選手は、世界選手権チャンピオンのリン・ダン選手との第１ゲーム、中盤に逆転し一時は５点差を付けるなど健闘し18-18までいくが、３連続度得点を許しこのゲームを落とす。第２ゲームは序盤から先行されるも、中盤追い付き15-14とリードするが、ここから一気に15-19まで持って行かれると、さらなる追い上げは叶わず17-21で敗れた
同じく世界選手権チャンピオンのカイ・ユン／フー・ハイファン組と対戦した平田・橋本組は、第１ゲームを10-21の大差で落として迎えた第２ゲーム、攻勢に転じて12-6とリードする。しかしここから追い上げられ14-14で並ばれると、その後は一方的に得点を重ねられ、15-21で敗退。今年の全英を終えた
ただ昨年の大会でともにベスト16（4,320ポイント）どまりだった田児選手、平田・橋本組にとって、今大会のベスト４（7,700ポイント）は、ランキングポイントの上積みにつながる意味ある結果となった
日本選手以外では、男子シングルス、男子ダブルス、女子ダブルスの３種目で世界ランク１位と２位が勝ち、決勝では頂上対決となる
混合ダブルスは、１回戦で姿を消した第１シードのツァン・ナン／ツァオ・ユンレイ組に続いて、第２シードのシュー・チェン／マー・ジン組が敗れる波乱で、この種目の中国選手の優勝がなくなった
【男子シングルス】
リー・チョンウェイ（マレーシア、世界１位）〈21-19,21-18〉イ・ヒョンイル（韓国、世界７位）、リン・ダン（中国、世界２位）〈21-18,21-17〉田児賢一（世界８位）
【女子シングルス】
ワン・イーハン（中国、世界１位）〈20-22,21-18,21-18〉ワン・シーシャン（中国、世界３位）、リ・シュエリ（中国、世界５位）〈19-21,21-16,21-10〉タイ・ツーイン（台湾、世界16位）
【男子ダブルス】
カイ・ユン／フー・ハイファン（中国、世界１位）〈21-10,21-15〉平田典靖・橋本博且（世界８位）、チョン・ジェソン／イ・ヨンデ（韓国、世界２位）〈21-14,21-13〉マシアス・ボー／カールステン・モゲンセン（デンマーク、世界３位）
【女子ダブルス】
ユー・ヤン／ワン・シャオリ（中国、世界１位）〈21-13,21-18〉タン・ジンフア／シア・フアン（中国、世界29位）、ツァオ・ユンレイ／ティエン・チン（中国、世界２位）〈21-19,21-19〉キム・ミンジョン／ハ・ジョンウン（韓国、世界３位）
【混合ダブルス】
タントウィ・アーマド／リリアナ・ナッチル（インドネシア、世界４位）〈27-25,21-16〉チャン・ペンスーン／ゴー・リュウイン（マレーシア、世界９位）、シュー・チェン／マー・ジン（中国、世界２位）〈16-21,18-21〉トーマス・レイバーン／カミラ・リタ・ユール（デンマーク、世界６位）
決勝の組み合わせは以下の通り。男子シングルスは全英３連覇に王手をかけた世界１位のリー・チョンウェイ選手（マレーシア）の前に、過去４度の優勝経験を持つ世界２位の宿敵、リン・ダン選手が立ちはだかる
男子ダブルスは今年の初戦、１月の韓国オープンＳＳプレミア決勝の再戦となり、地元韓国で苦杯をなめたチョン・ジェソン／イ・ヨンデ組が雪辱を期してカイ・ユン／フー・ハイファン組に挑む
女子ダブルス世界１位のユー・ヤン／ワン・シャオリ組は、大会２連覇と今年の初優勝をかけ、同じ中国の世界２位ツァオ・ユンレイ／ティエン・チン組と対戦する
混合ダブルスでは、今大会唯一のヨーロッパ勢のファイナリストとなったデンマークのトーマス・レイバーン／カミラ・リタ・ユール組が、前週のドイツオープングランプリ（ＧＰ）ゴールドに続く、２週連続優勝を狙う
【男子シングルス】
リー・チョンウェイ（マレーシア、世界１位）対リン・ダン（中国、世界２位）
【女子シングルス】
ワン・イーハン（中国、世界１位）対リ・シュエリ（中国、世界５位）
【男子ダブルス】
カイ・ユン／フー・ハイファン（中国、世界１位）対チョン・ジェソン／イ・ヨンデ（韓国、世界２位）
【女子ダブルス】
ユー・ヤン／ワン・シャオリ（中国、世界１位）対ツァオ・ユンレイ／ティエン・チン（中国、世界２位）
【混合ダブルス】
タントウィ・アーマド／リリアナ・ナッチル（インドネシア、世界４位）対トーマス・レイバーン／カミラ・リタ・ユール（デンマーク、世界６位）
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