スイスオープンGPゴールド準々決勝、残り1ヶ月半となったオリンピックレースを最後まで戦い抜くため負けられない状況が続く日本の男子ダブルス陣の中で、3番手の早川賢一・遠藤大由組が気持ちのこもった試合を見せた。 対戦相手の中国シェン・イエ/ホン・ウェイ組は、昨年初め90位台だった世界ランクを14位まで引き上げてきた勢いのあるペアで、対戦成績は1勝1敗と互角ながら、直近のマレーシアオープンスーパーシリーズ(SS、1月)ではストレート負けしていた。第1ゲームを終盤振り切られて落とすと、第2ゲームも13-16と劣勢を強いられる。しかし5連続得点などで切り返し試合をタイに戻す。ファイナルゲームは17-15とリードした場面から今度は相手に5連続得点を許してしまい、3つのマッチポイントを握られ万事休すと思われた。ところがここから、負けたくないという強い気持ちの伝わるねばりと集中力を発揮し、逆に5連続得点で見事な逆転勝利を収めた