全英オープンSSプレミア準々決勝、田児賢一選手と平田典靖・橋本博且組がいずれもフルゲームの接戦を制し、準決勝進出を果たした。 田児選手は、チェン・ジン、バオ・チュンライという中国の強豪を次々と倒して決勝に進んだ2010年の100回記念大会に続くベスト4入り。今回の相手、チェン・ロン選手はともに1989年生まれのジュニア時代からのライバルだが、田児選手は2007年世界ジュニア選手権の決勝で敗れた後、現在、世界トップ3の地位を確立したチェン・ロン選手の後塵を拝している。 第1ゲームは息詰まる接戦となるが、先につかんだ3つのゲームポイントを生かせず、22-24でこのゲームを落とす嫌な立ち上がり。しかしこの日の田児選手は、そんなことが影響しないほど安定した強さを見せた。一度もリードを許さぬまま21-12で第2ゲームを取り返すと、ファイナルゲームは6-6から抜け出し、チェン・ロン選手につけいる隙を与えず21-14と圧勝した。これで田児選手とチェン・ロン選手との通算対戦成績(ジュニア時代は除く)は2勝3敗となった