ナショナルチームや実業団の選手ではない、日本の学生と社会人合わせて10数人が先ごろ、マレーシアで約1週間のバドミントン合宿を行った
受け皿となったのは、同国代表としていずれも五輪出場経験があり、現在はプロとして活動するチャン・チェンミン、チュー・チューンエン、リー・ワンワー、ウォン・チューンハンの4選手が2008年に共同で設立したパイオニア・スポーツ・マネジメント 。同社が運営するパイオニア・スポーツ・アカデミーではこれまでに2回、日本人の受け入れ実績があるが、今回は昨年7月にオープンした自前のコート「サンスリア・パイオニア・バドミントンセンター(Sunsuria-Pioneer Badminton Center)」を使った初の合宿となった
取材した合宿2日目の練習では、参加者はダブルスとシングルスの2組に分かれ、ダブルスにはアテネ五輪(2004年)に出場した男子ダブルス元世界1位のチャン・チェンミン選手、シングルスにはアテネ(04年)と北京(08年)の2度の五輪経験がある男子シングルス元世界1位のウォン・チューンハン選手が付き、それぞれのスペシャリストから文字通り手とり足とりの指導を受けた
自らもこれまで、国内外の多くの著名なコーチから指導を受けてきた経験を持つウォン選手はBadPaLに対し、「やって見せるだけで習得できる人もいる。ただそうでない人には、きちんと理解できるように、動きを分解するなどして正確に教える必要がある」と説明した
ウォン選手は現在、世界ランク27位。国際大会への出場のほか、外国人助っ人としてドイツのリーグに参戦するなど、選手としての活動に主軸を置いている。異なるコーチから指導を受ける際の心構えについては、「何でも吸収しようという積極的な姿勢で臨む。コーチの話に真摯に耳を傾けそれを消化した上で、自分にとって必要なものを取捨選択するようにしている」という。2月に34歳になった経験・実績ともに豊富なベテランだが、「まだまだ色々な人から新しいことが学べる」と述べている
なおウォン選手やチャン選手は時に依頼を受けて訪日し、日本代表選手のスパーリングパートナーも務める
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