China League kicks off

中国バドミントンスーパーリーグ(CBSL)が開幕した。12日の第1節第1戦は昨年の優勝チーム、青島(青岛啤酒羽毛球俱乐部)のほか、中国男子シングルスのエース、リン・ダン選手を擁する八一(八一东凌粮油羽毛球俱乐部)がまず1勝を挙げた 外国人助っ人としてリーグ初参戦のインドネシア、マルキス・キド/ヘンドラ・セティアワン組はデビュー戦で21-12,21-14と順当勝ち。湖北(湖北武汉中国车都羽毛球俱乐部)の勝利に貢献した なお、広州(广州市粤羽羽毛球俱乐部)の一員としてプレーすることが確定しているインドネシアのタウフィック・ヒダヤット選手、マレーシアのリー・チョンウェイ選手とクー・ケンケット/タン・ブンヒョン組は、それぞれの国で行われる試合の日程終了後に参戦する

Voice from fans in Holland

オランダのバドミントンファンが、バドミントン協会とヨネックスに向けて異例のアピールを行った。内容は、今月15~20日に地元アムステルダムで開催される国別対抗の欧州選手権(European Mixed team championships)に主力4選手が出場できるよう訴えるもの 対象となっているのは、男子シングルスのディッキー・パルヤマ選手(世界ランク23位)とエリック・パン選手(世界38位)、女子シングルスのヤオ・ジエ選手(世界14位)とジュディス・ミューレンディクス選手(世界28位)。いずれもオランダのトップ選手だが、ミューレンディクス選手がデンマークのFORZA、そのほかの3選手が英国のカールトンをスポンサーに付けており、オランダバドミントン協会が用具提供契約を結ぶヨネックスと異なる オランダの代表として大会に出場するには契約上、ユニフォームをはじめ、ヨネックスの用具一式を使用しなければならず、スポンサー間の兼ね合いで4選手は出場機会を奪われる。そのため、とりわけ欧州30カ国余りが参加する地元開催の今大会で国内ベストの選手による試合とメダル獲得を期待するファンは、4選手の出場を可能にするため、それぞれのラケット使用とストリングス部分のブランドロゴ掲載だけでも認める寛大な措置(オプション)を協会とヨネックスに求めている

Club League in Indonesia and China

旧正月を迎え、華人系国民を抱えるアジアの国・地域で新たな1年がスタートした。2月は年間を通じて行われるバドミントン国際大会のサーキットの谷間に当たるため、アジアのトップ選手はそれぞれ独自の形で始動する インドネシアでは、20~26日の日程でインドネシアバドミントンスーパーリーグ(IBSL)が開催される。国別対抗戦トマス・ユーバー杯の形式で行われる国内クラブ対抗戦で、男女それぞれ8つのトップクラブがプライドと優勝賞金3億ルピア(約3万3,000ドル)を懸けて戦う。1チーム2人の外国人選手枠まで設けたこのリーグは2003年に立ち上げられた。しかしその後、スポンサーの確保や開催時期の調整で難航しなかなか実施に踏み切れず、2007年にようやく第1回を開催。今年が2回目となる 参戦するのはジャルム(Djarum)、ジャヤラヤ・スルヤナガ(Jaya Raya Suryanaga)、タンカス・アルファマート(Tangkas Alfamart)、SGS、ムティアラ(Mutiara)、ムシカ(Musica)といったインドネシアを代表するクラブ。ちなみに、インドネシアのスタープレーヤー、タウフィック・ヒダヤット選手はSGSでプレーする 外国人選手の確保は各クラブが個別に接触し、報酬を中心とした条件を決定する。今年は、2月からナショナルチームを離れプロとなったムハンマド・ハフィズ・ハシム選手(マレーシア)のほか、◆ブーンサック・ポンサナ選手(タイ)◆グエン・ティエンミン選手(ベトナム)◆パク・ソンファン選手(韓国)◆ウォン・チューンハン選手(マレーシア)◆イップ・プイイン選手(香港)◆シンタ・ムリアサリ/ヤオ・レイ組(シンガポール)◆チェン・ウェンシン/チェン・ユーチン組(台湾)――などに、各クラブから助っ人の依頼が出ているとされる

Editorial Note in January

1月に行われた、スーパーシリーズ(SS)ファイナル台北、マレーシアオープンSS、韓国オープンSSプレミア。これら3つ大会の取材中に見つけた幾つかの出来事について紹介する 【1】ファンサービス : SSファイナルという大きな大会を今回初めて招致した台湾。関係者が昨年、日本を訪れジャパンオープンの運営方法を視察するなど事前の準備を進めた結果、 大会運営を支障なくこなした。また、これまではほぼ地元台湾選手限定だった試合後の記者会見も、通訳を立てて外国選手にも対応し、海外メディアの評判も上々。さらに、大会スポンサーのビクター以外のブランドを使用していても、上位に進出した選手にはサイン会に出てもらい、地元ファンとの交流の機会を設けていたのは、ある意味、新鮮だった 【2】コーチ : マレーシアオープンSSでは、世界ランク1位、地元の英雄リー・チョンウェイ選手の師であるナショナルコーチ、ミスブン・シデク氏 に注目が集まった。