ジャパンオープンは11、12両日で各種目1回戦を終え、日本勢優勢の女子ダブルスでは、B代表ながら特例的に出場機会を得た3ペアが2回戦に進んだ
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Upgraded Japan Open about to begin at Tokyo Olympic venue
ジャパンオープンが11日開幕する。今年から大会格付けが「SUPER750」(賞金総額70万ドル)に引き上げられ、予選なし。各種目上位32人/ペアしか出場できなくなり、日本勢はこのところ国外で結果を残し続けるA代表が自国優勝を狙う。また、出場権を得た一部のB代表にとっては、日本バドミントン協会がエントリーを認める今シーズン最後の上位大会となるため、A代表を含む世界ランク上位を上回る結果が求められる
Chong Wei stops China
ジャパンオープン最終日、注目の男子シングルス決勝で、マレーシアのリー・チョンウェイ選手が、中国のリン・ダン選手をフルゲーム(22-20,16-21,21-17)の末に破り、2007年に続く2度目の優勝を果たした なすすべなく敗れたリン・ダン選手との前回の対戦、トマス杯の時とは異なり、リー選手は、リードされる場面にも落ち着いた様子。第2ゲームを奪われファイナルゲームに突入してもあせりの表情はなく、終始安定した試合運びで勝利をつかんだ リー選手が全幅の信頼を置くミスブン・シデクコーチは試合後、BadPaLの取材に応じ、「リー選手は今回、さらに一段高みに進んだ」と語った。これは、リン・ダン選手への勝利を指すのではなく、同コーチが常々語っている「頭を使ったゲーム」を大会を通じて自ら実践できたこと、と説明した
Lee vs Lin, again
ジャパンオープンSS男子シングルス準決勝を勝ち抜けたリー・チョンウェイ選手(マレーシア)とリン・ダン選手(中国)が、あすの決勝で激突する 長く世界トップに君臨する両選手はこれまで何度も対戦しているが、2008年の北京五輪決勝や今年5月のトマス杯など、大きな大会ではリン・ダン選手が勝利してきた リー選手は今大会開始直前の記者会見で、腰のケガから回復したばかりで100%のコンディションではないが、エンジョイする姿勢で臨むと公言していた。ただふたを開けてみると、1ゲームも落とさない順調な勝ち上がりで見事に決勝進出を決めた 他国のコーチからは、エンジョイする姿勢がリー選手をリラックスさせ、そのことが良い結果につながっているとの指摘が上がっている
Sue-Mae advances to Semifinals
ジャパンオープンSS準々決勝、女子ダブルスで、世界ランク4位、今大会第2シードの末綱聡子・前田美順組が、マカオのツァン・ダン/ツァン・ジボ組(世界37位)を寄せつけず、ストレート勝ち(21-18,21-16)。ジャパンオープンで3年連続準決勝進出を決めた 平日にもかかわらず、多くの観客が会場を埋める中での試合となったことについて、末綱選手は、一生懸命プレーする姿と笑顔を観客に見せられた上、勝利につながったことは良かったとコメント。前田選手は、試合中は考えられる余裕がなかったが、試合を終えた地点で良かったと実感したと述べた あすの準決勝では、実績ある中国選手同士の新ペア、ユー・ヤン/ワン・シャオリー組と対戦する