
ジャパンオープンSS男子シングルス準決勝を勝ち抜けたリー・チョンウェイ選手(マレーシア)とリン・ダン選手(中国)が、あすの決勝で激突する
長く世界トップに君臨する両選手はこれまで何度も対戦しているが、2008年の北京五輪決勝や今年5月のトマス杯など、大きな大会ではリン・ダン選手が勝利してきた
リー選手は今大会開始直前の記者会見で、腰のケガから回復したばかりで100%のコンディションではないが、エンジョイする姿勢で臨むと公言していた。ただふたを開けてみると、1ゲームも落とさない順調な勝ち上がりで見事に決勝進出を決めた
他国のコーチからは、エンジョイする姿勢がリー選手をリラックスさせ、そのことが良い結果につながっているとの指摘が上がっている
リー選手は、準決勝に勝利した後の記者会見でこの点を認めた上で、リン・ダン選手との決勝では、エンジョイする中にも勝ちたいという気持ちを強く抱いていると述べ、2007年以来となるジャパンオープンのタイトル奪取に意欲を見せた
なおリン・ダン選手はジャパンオープンで、2005、06年と連覇を果たしている
一方、日本選手で唯一、準決勝に残った女子ダブルスの末綱・前田組は、中国のユー・ヤン/ワン・シャオリ組に(5-21,10-21)と完敗。昨年に続く決勝進出はならなかった
決勝では、女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルスの3種目が中国選手同士の対戦となる
【男子シングルス】リー・チョンウェイ(マレーシア、世界1位)対 リン・ダン(中国、世界5位)
【女子シングルス】ワン・シン(中国、世界1位)対ジアン・ヤンジャオ(中国、世界8位)
【男子ダブルス】クー・ケンケット/タン・ブンヒョン組(マレーシア、世界1位)対 カイ・ユン/フー・ハイファン組(中国、世界13位)
【女子ダブルス】 チェン・シュ―/ツァオ・ユンレイ組(中国、世界5位)対ワン・シャオリ/ユー・ヤン組(中国)
【混合ダブルス】 ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ組(中国、世界29位)対タオ・ジャーミン/ティエン・チン組(中国、世界71位)