世界バドミントン連盟(BWF)は4日、女子シングルス元世界ランク1位、香港のツォウ・ミー(周蜜)選手(現世界13位)に対し、2年間のバドミントン競技会への出場禁止処分を科すと発表した 理由は、6月28日に実施したドーピング検査の結果、禁止物質が検出されたというもの。BWFによれば、検出されたのは、アナボリックステロイドの一種、クレンブテロール(Clenbuterol) とされる ツォウ選手は、シンガポールオープン・スーパーシリーズ(SS、6月15~20日)直前の同月13日、体調不良のため、シンガポールの薬局で漢方薬を購入して自身に投与したことを認めた。ただ、禁止物質が含まれていたとは知らなかったと主張。過去に一度も違反したことがなく、意図的なものではないとして、BWFに処分の再考を求める訴えを行う考えを示している。同選手は、シンガポールオープンSSと翌週のインドネシアオープンSS(同月22~27日)で、いずれも1回戦負けを喫した 処分が確定すれば、ツォウ選手は来年以降の国際大会の成績が成否を決めるロンドン五輪出場の望みを断たれる。