Three B-pairs make it through first round in their first SUPER750

ジャパンオープンは11、12両日で各種目1回戦を終え、日本勢優勢の女子ダブルスでは、B代表ながら特例的に出場機会を得た3ペアが2回戦に進んだ

Queens of SUPER300, Yukiko TAKAHATA / Ayako SAKURAMOTO advanced to the 2nd round in SUPER750

日本バドミントン協会が原則 「SUPER500」以上の大会へのエントリーを認めていないB代表の中で、最上位に位置する櫻本絢子・髙畑祐紀子組は、日本、中国、韓国と続くこの3連戦で結果を残せなければペア解消の危機にあるインドネシア2番手、リズキ・アメリア・プラディプタ/デラ・デスティアラ・ハリス組と対戦。「ストレートで勝ちきらないと」と試合後、反省の弁を述べながらも、初めて出場した「SUPER750」の初戦を突破した

2人は今シーズン、主戦場である「SUPER300」以下の大会で5度優勝。さらに、A代表の連戦回避のため、日本バドミントン協会がB代表の出場を認めたシンガポールオープンでは、上位ペア不在の中、旧スーパーシリーズ同等の「SUPER500」の初タイトルも手にし、世界ランクを10位に上げ、A代表を追走している

ただ、前週のスペインマスターズ(SUPER300)では決勝で、世界選手権を制したA代表の永原和可那・松本麻佑組にストレート負け。この試合で、「力の差を感じた」と率直に認める。今大会の前に参加したA代表の合宿でも、「まだ足りない部分がある」と強く認識。その上で、違いを見せられたA代表の球の質などを盗んでいって、自分たちが持っているものに上乗せしていけたら、とさらなる成長へ貪欲な姿勢をみせている

B代表ではほかに、志田千陽・松山奈未組と新玉美郷・渡邉あかね組が勝ち上がった

一方、この種目、8つあるシード枠のうち4つを占めるA代表は、日本4番手につける世界チャンピオン、永原・松本組がロシアペアを相手に快勝。ジャパンオープンでは初めて初戦突破を果たし、1回戦試合のなかった福島由紀・廣田彩花組(第1シード)、高橋礼華・松友美佐紀組(第2シード)とともに2回戦に進んだ。しかし、米元小春・田中志穂組(第5シード)は、ノーシードの中国タン・ジンフア/ユー・シャオハン組にストレート負け。早々に姿を消した

なお、これまで異なるパートナーと組んで試合に出ることもあったタン・ジンフア、ユー・シャオハン両選手だが、試合後、BadPaL の取材に対し、今後はこのペアで戦っていくことになると思う、と答えた

対照的に女子シングルスでは、A代表5人のうち、けがで出遅れた川上紗恵奈を除く4人が初戦白星を飾ったが、B代表2人は敗退と、明暗が分かれた

男子はダブルス陣が苦戦。日本2番手の金子祐樹・井上拓斗組、3番手の遠藤大由・渡辺勇大組がともにファイナルゲームまでもつれる接戦を落として、ホームでの大会を1回戦で終えた。4番手の小林優吾・保木卓朗組は、第4シードの中国ツァン・ナン/リュウ・チェン組を3度目の対戦で初めて破り、1番手の園田啓悟・嘉村健士組とともに勝ち残った

男子シングルスは世界トップ10に名を連ねる桃田賢斗西本拳太の2人が勝ち、常山幹太、坂井一将の2人は敗れた

混合ダブルスには、アジア大会代表2ペア、渡辺勇大・東野有紗組と保木卓朗・米元小春組に加え、新たに金子祐樹・松友美佐紀組がエントリーしたが、そろって2回戦に進んだ

日本選手1回戦の結果

【男子シングルス】

桃田賢斗(第3シード)<21-9,21-10>アナース・アントンセン(デンマーク)

西本拳太<21-16,21-10>リー・チュクイウ(香港※リザーブ繰り上がり)

チョウ・ティエンチェン(台湾、第5シード)<21-11,21-10>常山幹太

ソン・ワンホ(韓国、第4シード)<17-21,21-15,22-20>坂井一将

【女子シングルス】

山口茜(第2シード)<21-18,21-12>パイ・ユーポ(台湾)

奥原希望(第8シード)<21-13,13-12棄権>チュン・ガンイ(香港)

プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド、第3シード)<21-17,7-21,21-13>高橋沙也加

佐藤冴香<21-7,21-11>リー・チアシン(台湾)

大堀彩<21-14,21-10>イップ・プイイン(香港)

ラッチャノク・インタノン(タイ、第4シード)<17-21,21-9,21-15>三谷美菜津

カロリナ・マリン(スペイン、第6シード)<21-7,21-12>川上紗恵奈

【男子ダブルス】

園田啓悟・嘉村健士(第3シード)<21-12,21-17>シラグ・シェッティ/サトウィクサイラジ・ランキレディ(インド)

金子祐樹・井上拓斗(第7シード)<21-13,19-21,17-21>タン・チアン/ホー・ジティン(中国)

遠藤大由・渡辺勇大<17-21,22-20,17-21>ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア)

ツァン・ナン/リュウ・チェン(中国、第4シード)<14-21,18-21>小林優吾・保木卓朗

【女子ダブルス】

米元小春・田中志穂(第5シード)<17-21,10-21>タン・ジンフア/ユー・シャオハン(中国)

永原和可那・松本麻佑(第8シード)<21-9,21-12>アリナ・ダビエトワ/エカテリナ・ボロトワ(ロシア)

リズキ・アメリア・プラディプタ/デラ・デスティアラ・ハリス(インドネシア)<13-21,21-15,11-21>櫻本絢子・髙畑祐紀子

ステファニ・ストエバ/ガブリエラ・ストエバ(ブルガリア)<15-21,21-11,21-9>福万尚子・與猶くるみ

スー・ヤチン/ウ・ティジュン(台湾)<17-21,21-14,14-21>志田千陽・松山奈未

ニ・ケトゥット・マハデウィ・イスティラニ/アンギア・シッタ・アワンダ(インドネシア)<16-21,18-21>新玉美郷・渡邉あかね

※福島由紀・廣田彩花(第1シード)、高橋礼華・松友美佐紀(第2シード)は2回戦から

【混合ダブルス】

渡辺勇大・東野有紗<棄権>ニピトポン・プアンプペト/サビトリー・アミトラパイ(タイ)

ニクラス・ノール/サラ・チューセン(デンマーク)<10-21,15-21>保木卓朗・米元小春

ルー・チンヤオ/フー・リンファン(台湾)<21-23,15-21>金子祐樹・松友美佐紀

日本選手2回戦の対戦カード

【男子シングルス】

桃田賢斗(第3シード)対ラスムス・ゲムケ(デンマーク)

ビクター・アクセルセン(デンマーク、第1シード)対西本拳太

【女子シングルス】

山口茜(第2シード)対ツァイ・ヤンヤン(中国)

奥原希望(第8シード)対佐藤冴香

大堀彩対リヤニー・アレッサンドラ・マイナキー(インドネシア)

【男子ダブルス】

園田啓悟・嘉村健士(第3シード)対ソ・スンジェ/キム・ウォンホ(韓国※リザーブ繰り上がり)

ハルディアント/ベリー・アングリアワン(インドネシア)対小林優吾・保木卓朗

【女子ダブルス】

福島由紀・廣田彩花(第1シード)対チャン・イエナ/チョン・ギョンウン(韓国)

高橋礼華・松友美佐紀(第2シード)対リ・インフェイ/ドゥ・ユエ(中国)

永原和可那・松本麻佑(第8シード)対サラ・チューセン/マイケン・フォーゴール (デンマーク)

グレイシア・ポリー/アプリヤニ・ラハユ(インドネシア、第4シード)対櫻本絢子・髙畑祐紀子

チェン・チンチェン/ジア・イーファン(中国、第3シード)対新玉美郷・渡邉あかね

タン・ジンフア/ユー・シャオハン(中国)対志田千陽・松山奈未

【混合ダブルス】

タン・チュンマン/ツェ・インシュ―(香港、第4シード)対渡辺勇大・東野有紗

ハフィズ・ファイザル/グロリア・エマヌエル・ウィジャジャ(インドネシア、第8シード)対保木卓朗・米元小春

ツェン・シウェイ/ホワン・ヤチオン(中国、第1シード)対金子祐樹・松友美佐紀

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