Kanta,Nozomi and Keigo/Takeshi boost self-confidence before World C’ships

Kanta became the second Japanese man to win singles title in SUPER500 and above events after Kento

タイオープン(SUPER500)決勝、月末に控える世界選手権をにらみ世界トップが出場を見合わせた好機を逃さず、しっかりタイトルをつかみとったのは、常山幹太奥原希望園田啓悟・嘉村健士。このうち常山は、上位大会では日本男子シングルス史上2人目のタイトルホルダーとなった

男女シングルスで優勝した2人は、日本A代表にとってマレーシア、インドネシア、タイと続いた東南アジア3連戦の最後、結果を残して締めくくった

常山はマレーシアオープンで1回戦負けに終わった後、この大会で決勝を戦った桃田賢斗の姿を見て刺激を受けたと語り、次のインドネシアオープンでは、第1シードのビクター・アクセルセンに敗れたものの、ベスト8に入り、気落ちを上向かせていた

Kanta TSUNEYAMA in MS final ~photo courtesy of Jane Piyatat / Patr Prapatr

優勝を争ったのはインドネシア30歳のベテラン、トミー・スギアルト。今シーズンから新たにスタートした「HSBCワールドツアー」の開幕戦タイマスターズ(SUPER300)で優勝。前2週もベスト4、ベスト8と安定した結果を残し、好調さがうかがえた

常山は第1ゲームを先取するが、「後半気持ちが切れた」と試合後に認めた第2ゲームを逆転で失う。迎えたファイナルゲームは、「最後なので全力を出し切ろう」という気持ちで臨み、攻め急がずラリーを続けなからチャンスを狙う形で、4-4から抜け出しそのまま21-9の大差で勝利。初めて、「SUPER500(旧スーパーシリーズ=SS同等)」以上の大会で優勝を飾った。これ以前は、決勝で復帰間もない桃田を破った2017年7月のカナダオープン(当時のグランプリ=SUPER100同等)優勝<https://badpal.net/2017/07/17/kanta-a-step-closer-to-next-stage-along-with-saena-and-wakanamayu/>が最高成績。ほかに、下位大会インターナショナルチャレンジを2016、17年に1度ずつ制している

日本の男子シングルス陣は今シーズンに入り、桃田のA代表復帰に伴い、互いに競い高め合う相乗効果もあり、着実に前進。結果が表れはじめている。まず1月、マレーシアマスターズ(SUPER500)で西本拳太、インドネシアマスターズ(SUPER500)で坂井一将が続けて決勝進出を果たした。4月には桃田がアジア選手権(SUPER500同等)を初制覇。5月に男子国・地域別対抗戦トマス杯の準優勝に大きく貢献したのに続いて、この3連戦、桃田のマレーシアオープン(SUPER750)準優勝、インドネシアオープン(SUPER1000)優勝の後を受け、今回、常山のタイオープン優勝につながった

Nozomi OKUHARA in WS final ~photo courtesy of Jane Piyatat / Patr Prapatr

奥原は、昨年の世界選手権(8月)と韓国オープン(9月)に次いで、今大会第2シードに入ったインドのプサルラ・ヴェンカタ・シンドゥと優勝を争った

大堀彩と対戦した準々決勝後に、「納得いかない」と話していた自らのプレーに修正を加え、アメリカのツァン・ベイウェンを破った準決勝を経て到達した決勝の舞台。シンドゥに対し、これまでは守りに回ることが多かったが今回は攻めに転じた、と試合後に明かした戦略が奏功し、過去10度の対戦では2度しかなかった2ゲーム(ストレート)での決着。通算対戦成績も6対5と1つリードした

奥原はこの3連戦、良い準備ができていたのか、自らに手応えを感じながら入ってきた。しかし最初のマレーシアオープン、2回戦でタイの伏兵、ポーンパウィー・チョチュウォンに足元をすくわれる。奥原自身によれば「1回戦を終えて感覚は良かったが、戦略を間違えた」。気持ちを切り替えて臨んだ次のインドネシアオープンは、やはり2回戦で山口茜とのファイナルゲームまでもつれたギリギリの勝負に敗れ、上位進出は叶わなかった。ここでは逆に「1回戦の感覚がよくなく、悪い感覚をひきずってしまった」という

それでも、遠征中の限られた時間内で、「マレーシアの戦略的な修正とインドネシアで感じた感覚の違いを修正」して挑んだ3連戦最後のタイオープンで見事結果を残し、2週間後に控える世界選手権へとつながる、いい流れをつくった

なお、今シーズンからスタートした「HSBCワールドツアー」で、「SUPER500(旧SS同等)」以上での日本選手の女子シングルス優勝は、奥原が初めて。1つ下の「SUPER300(旧グランプリゴールド同等)」では、高橋沙也加が2回、山口茜が1回、タイトルを獲っている

Keigo SONODA-Takeshi KAMURA in MD final ~photo courtesy of Jane Piyatat / Patr Prapatr

ダブルス陣は、男子が2週前のマレーシアオープン決勝と同じく、日本のエースペア園田・嘉村組が、遠藤大由・渡辺勇大組の挑戦を退け頂点に立った

嘉村選手は試合後、「先に落として、自分たちの攻撃するスタイルを作れたのが良かった。(第2ゲーム16-19の劣勢から逆転で勝利を決めた場面は)第1ゲームを取っていたので、気持ちに楽な部分があった」と語り、現在取り組んでいるプレースタイルに、大会毎に自信を深めつつある様子をうかがわせた

一方、マレーシアに続いて決勝で敗れ優勝を逃した遠藤・渡辺組だが、この3連戦の結果を見れば、◆準優勝◆ベスト16◆準優勝――と悪いものではない。世界ランクも、インドネシアオープン終了時点の16位から次回更新時にはさらに上げて、トップ10に近づいてくる

Misaki MATSUTOMO-Ayaka TAKAHASHI in WD final ~photo courtesy of Jane Piyatat / Patr Prapatr

女子は、高橋・松友組が、園田・嘉村組に続いて、3連戦2つ目のタイトル獲りに挑戦したが、ここまで5戦負けなしできていたインドネシアのグレイシア・ポリー/アプリヤニ・ラハユ組に初黒星を喫し、果たせなかった

ポリー/ラハユ組は試合後、「これまでの負けから学び、新たな気持ちでコート上で対峙した。自分たちに失うものはない。ただ、勝ちたかった」と、リオデジャネイロ五輪金メダリストを初めて破った感想を述べた

高橋・松友組もこの3連戦、上がり下がりを経験した。とりわけインドネシアオープンでは、あらためて同国対決の戦い方を見つめ直す必要性に迫られた。ただ、総じて見ると、◆マレーシアオープン優勝◆インドネシアオープンはベスト4◆タイオープン準優勝――と、日本の女子ダブルス陣の中で最も安定した結果を収めている

決勝5種目の中で唯一、日本勢不在となった混合ダブルスは、ハフィズ・ファイザル/グロリア・エマヌエル・ウィジャジャ組が、第1シードのクリス・アドコック/ガブリエル・アドコック組(イングランド)を抑え、上位大会初優勝。インドネシアにこの大会、もう1つのタイトルをもたらした。なおこのペアは3連戦、ベスト16、ベスト4、優勝と、尻上がりに結果を伸ばした

決勝(15日)の結果

【男子シングルス】トミー・スギアルト(インドネシア)<16-21,21-13,9-21>常山幹太

【女子シングルス】プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド、第2シード)<15-21,18-21>奥原希望(第4シード)

【男子ダブルス】園田啓悟・嘉村健士(第1シード)<21-17,21-19>遠藤大由・渡辺勇大

【女子ダブルス】高橋礼華・松友美佐紀(第3シード)<13-21,10-21>グレイシア・ポリー/アプリヤニ・ラハユ(インドネシア、第4シード)

【混合ダブルス】クリス・アドコック/ガブリエル・アドコック(イングランド、第1シード)<12-21,12-21>ハフィズ・ファイザル/グロリア・エマヌエル・ウィジャジャ(インドネシア、第8シード)

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