Last Day of TUC : Japan makes history becoming World champion

the victory

Japan as number 1 : Japanese Men won Thomas cup for the first time ever

トマス杯決勝、準決勝で5連覇中の中国を倒した日本男子が、マレーシアに3対2で競り勝ち、史上初めて世界チャンピオンの栄冠をつかみ取った。日本はこれまで、1967年、1979年、2010年、2012年の4度、銅メダルを獲得しているが、決勝に進んだのは今回が初めてだった

日本にこの日最初の1勝をもたらしたチームキャプテン早川賢一選手と遠藤大由選手の2人は、準決勝で強敵中国を倒した後、銅メダルだった前々回、前回との違いについて、「前回まではメダルが取れればいい、という感じだったが、今回はそれ以上を狙ってチームみんなで協力してきた。(優勝できたら)ジュニアは既に世界で勝っているが、われわれシニアでもやれるということを日本の人たちに見てもらえる」と話していた

日本のエースとして今大会ここまで、5試合すべてで第1シングルスの重責を果たしてきた田児賢一選手は、まだ一次リーグを戦っていた時、BadPaL に対し、「個人的に今大会で一番対戦したい相手」と名指していた世界ランク1位のリー・チョンウェイ選手と激突した

TAGO and LCW

0-1 : TAGO and ChongWei exchanged their shirts with respect each other

第1ゲームは、準々決勝進出を目標としてきたマレーシアを決勝の舞台にまで押し上げたロンドン五輪銀メダリストの前に12-21で押し切られる。第2ゲームに入ると田児選手が仕掛け、中盤抜け出し15-10とリードを広げる。しかし、国のため、チームのために負けが許されない百戦錬磨のリー選手にここから10連続得点を決められると、その後は1点を返すのが精いっぱいで16-21で敗れた。リー選手は、田児選手と試合後の握手を交わす際、耳元で何事か囁き、互いの健闘を讃えて試合で着用していたシャツを交換した

田児選手は試合後、BadPaL の取材に応じ、「この試合の結果は申し訳ない。第2ゲームの途中まではやりたいことができていたのだが。普通のトーナメントと違って、各国のエース級ばかりとの連戦になり疲れはあるが、それは相手にとっても同じこと」と述べ、率直に負けを認めた。ただ、「大会全体を通じてみれば、チームに貢献できたと思う」と語った。その上で、「デンマークのヤン・ヨルゲンセン選手(世界3位)、中国のチェン・ロン選手(世界2位)に勝てたことを収穫にして、次に進んでいきたい」と前を向いた。また、今回対戦したリー・チョンウェイ選手やチェン・ロン選手について、「強い彼らの存在があってこそ、今の自分がある」と強調。とりわけ31歳のリー選手には、「この先あと何回試合ができるか分からない」として、感謝の言葉を繰り返した

F-hayaen

1-1 : its’ not strategy but spirit : ENDO / HAYAKAWA fought back to Malaysian after losing 1st game

次に決勝のコートに立ったのは、準決勝の中国戦でチームの勝利に貢献する貴重な1勝を挙げた早川・遠藤組。対するは、この大会のためにペアを再結成したタン・ブンヒョン/フーン・ティエンハウ組。長く一緒にプレーしてこなかったものの、2004年世界ジュニア選手権を制した2人だけあって、試合を重ねるごとにコンビネーションがかみ合い、準決勝のインドネシア戦では世界1位のヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン組を破っている。第1ゲームは、元世界ジュニアチャンピオンが序盤から世界3位の日本ペアを圧倒。早川・遠藤組は点差を詰めることができずにオープンニングゲームを12-21で落としてしまう。第2ゲームは前半もみあいとなるが、中盤以降、日本ペアにリズムが出てきて、21-17で取り返す。ファイナルゲームに入ると、先行する日本ペアを僅差でマレーシアペアが追う展開に。そのまま終盤まで進むが、結局、何度も1点差まで詰め寄られながら、決して逆転を許さなかった早川・遠藤組が21-19で逃げ切って勝利。試合を1対1のタイに戻した

早川・遠藤組は BadPaL に対し、まず「うれしい」と試合直後の感想を述べた。田児選手が敗れ0対1で出番が回ってきたことについては、「リー・チョンウェイ選手が相手なだけに想定しており、試合に入る上で気持ちに動揺はなかった」という。第1ゲームを落として悪い流れとなったが、「次を取ればファイナルゲームに持ち込める、と気持ちの切り替えができた。そう思えたのは、個人戦でスーパーシリーズ(SS)の決勝など、緊張する場面を何度か経験してきたから」と説明。ただ何か策を持っていたわけではなく、「ここまできたら戦術ではない。気持ちの問題」と強調した。早川・遠藤組はこれまで、上位大会SS(プレミア含む)の決勝に5度進みながら一度もタイトルを取れていないが、「ここで勝利をあげるために必要な負けだったのかも」と笑顔を見せた

準決勝の中国戦に続いて、決勝でもチームのために絶対落とせない試合を取ったことで、今度こそチームに貢献できたと思えるかと尋ねると、「いや、これでやっとイーブン」と謙遜してみせた上で、「競り合いに勝ったので、(次に控える)桃田のテンションも上がっていると思う。それを下げないように死ぬ気で応援したい」と笑顔で試合会場に戻っていった

F-kento2

2-1 : Kento MOMOTA had no doubt to win this match

今大会好調の桃田賢斗選手だが、マレーシアの第2シングルスを務めるチョン・ウェイフェン選手もここまで5戦5勝と、期待以上の活躍を見せチームの決勝進出に大きく貢献したラッキーボーイの1人だ。桃田選手にとっても、過去1度の対戦で敗れており侮れない危険な相手だったが、この日は試合に臨む気持ちの強さが違っていた

「攻めていこうと思った。逆に、高ぶる気持ちを抑えるのが難しかった」と試合後、語ったように、桃田選手は第1ゲームから積極的に仕掛け、常に機先を制していく。中盤、逆転を許す場面はあったが優位は揺るがず21-15。第2ゲームに入っても桃田選手の勢いは止まらず、5-5からどんどん点数を重ねていき21-17。この日最短の試合時間39分でストレート勝ちし、日本に2勝目をもたらした

桃田選手は BadPaL に対し、「中国を破ったことで、きょうは負ける気がしなかった」ときっぱり言い切った。「がんばれ、と送りだされプレッシャーを感じることもなかった。田児選手が良い試合をし、早川・遠藤組が勝ってくれて、先輩の作ったいい流れに乗って勢いで勝つことができた」と笑顔で語った。その一方で、「初出場のトマス杯で活躍できたのは、先輩たちが流れを作ってくれたおかげ。実力的にはまだまだ世界のトップとは思っていない」と指摘。個人戦で最近、勝てなくなってきていると自らのパフォーマンスへの不満を BadPaL にもらしていた19歳は、「今大会で緊張感のある試合をした経験を今後に生かしていきたい。年内にシードの取れる世界ランク8位以内を目指す」と明言した

F-sonokamu

2-2 : SONODA / KAMURA could not wrap up but showed their fighting spirits

日本が優勝に王手をかけた状態で出番が回ってきたのは、第2ダブルスの園田啓悟・嘉村健士組。トマス杯初出場ながら、気持ちを前面に出して戦う2人にとって、ベンチのムードの高まりは完全な追い風となり、第1ゲーム、格上と見られていたマレーシアペアに食らいつき、14-18の劣勢を逆転して先制する。しかし続く第2ゲームを、15-16と1点差まで迫りながら終盤に抜け出されて落とすと、ファイナルゲームは、疲れからか攻守にミスが目立つようになる。これが、徐々に流れをつかんできたマレーシアペアを勢いづかせてしまう結果となり、中盤以降大きく引き離され12-21で敗退。トマス杯の行方は、最終種目の第3シングルスに控える上田拓馬選手とダレン・リュー選手の試合結果次第となった

F-ueda

3-2 : Takuma UEDA, the last man standing

ともに前回大会を経験しているチーム内で中堅に位置する2人だが、今大会の戦いぶりには大きな違いがある。上田選手がここまで3戦全勝できているのに対し、リュー選手は一次リーグ2試合に出場したが、精彩を欠き、インドとドイツの選手に連敗。ケガに起因してこのところ大きく調子を落としているためだが、代わりに立てられる4番目の選手が育っていないマレーシアの苦しい台所事情も垣間見える

第1ゲーム、上田選手がリュー選手を圧倒し21-12で簡単に取る。その流れのまま、第2ゲームも16-10と大きくリードするが、ここから徐々に追い上げを許してしまい18-18で並ばれると、そのまま一気に抜き去られる。ファイナルゲームは開始直後から一進一退で、上田選手が前半を11-8とリードして折り返すが、エンドが代わるとすぐに12-12に追いつかれる。その後も上田選手がリードしリュー選手が1点差で追う展開が16-15まで続く。互いのミスもあり終盤19-17まで競り合うが、チームキャプテンとしてより大きなプレッシャーがのしかかるリュー選手から上田選手が2点を奪いマッチポイントを握ると、最後はリュー選手の放ったスマッシュがサイドラインを越えてアウトとなりジエンド。コート上に倒れ込んだ上田選手にベンチから飛び出した日本チームの選手たちが次々と覆いかぶさり、全員で初優勝の喜びを爆発させた

F-moment

The moment of celebration

F-moment2

with 10 shuttlers of Japan

上田選手は、表彰式後に BadPaL の取材に応じ、「2対2の緊迫した場面で出番が回ってきたが準備はできていた。試合に入る時は緊張しなかったが、第2ゲームで追い上げられたあたりで突然緊張した。それでもファイナルゲームは、チームメイトの応援もあり、気持ちの部分で引くことなくいけた。日本で自分だけしかできない場面で試合をし、勝ってチームに貢献できうれしい」と笑顔で勝った

上田選手は今大会4戦全勝。前回の2012年中国・武漢大会から数えると通算7勝0敗と、トマス杯では一度も負けていない。ただ2年前に続いて同じ第3シングルスのポジションにいることは、不本意な部分もあると認めた。一時は日本の男子シングルス陣の中で田児選手に次ぐ2番手につけた。しかし、若手の桃田選手とベテランの佐々木翔選手に抜かれ、現在は4番手に甘んじている。「(トマス杯優勝を機に)個人戦でもさらに上にいけるようがんばりたい」と決意を新たにした

 

トマス杯決勝の結果

日本(B組1位)3―2マレーシア(C組1位)

【第1シングルス】 田児賢一〈12-21,16-21〉リー・チョンウェイ

【第1ダブルス】 早川賢一・遠藤大由〈12-21,21-17,21-19〉タン・ブンヒョン/フーン・ティエンハウ

【第2シングルス】 桃田賢斗〈21-15,21-17〉チョン・ウェイフェン

【第2ダブルス】 園田啓悟・嘉村健士〈21-19,17-21,12-21〉タン・ウィーキョン/ゴー・ウェイシェム

【第3シングルス】 上田拓馬〈21-12,18-21,21-17〉ダレン・リュー

 

トマス杯最終順位

【金メダル】日本【銀メダル】マレーシア【銅メダル】中国、インドネシア

Thomas Japan2

Japan became 4th country to win Thomas cup after Malaysia, Indonesia and China

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