Japan Open Preview : High expectation for Silver collectors to win in their homeland

10日に開幕が迫ったジャパンオープンスーパーシリーズ(SS)、男子が優勝、女子が準優勝という好成績を残した5月の国・地域別対抗戦トマス・ユーバー杯の余韻もあり、これまでにも増して自国開催の国際大会での日本選手の活躍に期待は高まる。とりわけ、世界ランク1ケタ台に定着し、優勝こそまだないものの、上位大会SSの決勝を4回以上経験している5人に注目したい

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Misaki/Ayaka with the most potential to win their first ever SS title in Tokyo

BadPaL が今回、頂点にもっとも近いと考えるのは、ユーバー杯で見事な戦いぶりを見せた女子ダブルス世界4位の高橋礼華・松友美佐紀組。単に格上のライバルである世界1位の中国タン・ジンフア/バオ・イーシン組と同2位のデンマーク、クリスティナ・ペダーセン/カミラ・リタ・ユール組に勝ったからではない。一次リーグ最終戦と準々決勝で2度対戦したデンマークペアには、直近の負け試合(シンガポールオープンSS準決勝)を材料に対策を立て、1試合目で攻略に成功し、翌日の2試合目には相手に苦手意識を植え付けた。さらに、この2連勝を自信に変えて、決勝では、それまで一度も勝ったことのない中国ペアに真っ向から勝負を挑み、きっちり抑え込んだ。こうした流れを、自分たちの主導で大会期間中に作り上げたのである。もちろんライバルたちも切り替えて日本に乗り込んでくるため、ジャパンオープンでも同じように事が進むとは限らない。それでも、ユーバー杯で得た大きな自信を胸に、高橋・松友組が、いかなる相手にも動じることなく彼女たちらしいプレーを貫ければ勝機は大きい。海外で試合をする時以上にプレッシャーがのしかかる日本開催の大会で、世間の注目がトマス杯優勝の男子選手に向けられているのも2人にとっては好都合だ

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One of the most dangerous opponents for Hayakwa/Endo will be Korean

次は男子ダブルス世界3位の早川賢一・遠藤大由組。実力と実績の面では紛うことなき優勝候補の一角だが、トマス杯一次リーグのデンマーク戦で見られたように、心技体のうち、とりわけ心の部分がかみ合わないことがまま見られ、不安要素はある。それでも、「もう少し自信を持ってプレーしてもいいのでは」と2人で話し合い、気持ちを切り替えて臨んだ準決勝の中国戦、決勝のマレーシア戦と、大事な場面で難しい相手から勝利をつかみ取れたことで、さらなる自信を手にしたに違いない。また、ライバルである世界2位のデンマーク、マシアス・ボー/カールステン・モゲンセン組が、ボー選手の臍ヘルニア手術に伴い、トマス杯に続いてジャパンオープンを欠場することになったのは結果的に追い風。気をつけるべきは、準々決勝で対戦予定の韓国イ・ヨンデ/ユ・ヨンソン組。イ選手がドーピング違反で選手活動を一次停止させられていた影響で(後に解除)、トマス杯では精彩を欠いたが、自国開催のアジア大会(9月)に向け、調子を上げてきているのは間違いなく、ジャパンオープンはそのシュミレーションとなる上位大会の1つとして、より勝ちにこだわった戦い方をしてくるだろう。また、最大の敵はやはり、決勝に進めば顔を合わせるであろう世界1位、インドネシアのヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン組となる。3月の全英オープンSSプレミアの決勝では僅差で敗れたが、トマス杯では準決勝でマレーシアペアに不覚を取るなど本調子とは言えず、さらに次週に自国でのインドネシアオープンSSプレミアを控え、そちらに真の照準を合わせていると考えられることから、早川・遠藤組に勝機は十分ある

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Tago’s challenge to ChongWei will continue

最後に男子シングルス世界4位の田児賢一選手。トマス杯では決勝で世界1位のマレーシア、リー・チョンウェイ選手の前に屈したが、同2位の中国チェン・ロン選手、3位の デンマーク、ヤン・ヨルゲンセン選手という世界のトップ選手を連破したことは、積み重ねてきた実力のあかし。ジャパンオープンでは、順当にいけば準決勝でリー・チョンウェイ選手とぶつかるが、地元開催の利を活かし、この難関を何とか突破できれば、昨年の準優勝を上回る結果も見えてくる。ただ、田児選手自身がいつも口にしているように、男子シングルスでSSに出場してくるような選手は、たとえ世界ランクが下位であっても、力の差はそれほどなく、その時の調子1つでいつでも番狂わせが起き得る可能性を秘めている。数ある国際大会の中で、田児選手がとりわけ高い注目を集める日本開催の今大会で、第4シードから取りこぼしすることなく、少なくとも準決勝までは確実に勝ち上がっていけるか、日本のエースの成長と真価が試される

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Defending champ Akane has to start over from the qualifying round

一方、これら5人の先輩を差し置き、昨年のこの大会であれよあれよと言う間に勝ち上がり、史上最年少でのSS制覇を成し遂げたばかりか、日本バドミントン界の悲願の1つだったジャパンオープンにおける日本人初優勝までかっさらっていった若手がいる。きのう6日、17歳になったばかりの山口茜選手だ。昨年はジャパンオープンのほか世界ジュニア選手権(タイ・バンコク)で初優勝。今年に入ると、アジアジュニア選手権(台湾・台北)と世界ジュニア選手権(マレーシア・アロースター)のタイトルを続けて獲得し、ジュニアに敵なしを強烈に印象付けた。シニアの日本代表として初めて団体戦メンバーに選ばれたユーバー杯では、第3シングルスとして一次リーグ3試合すべてに起用され、全勝。それでも普段と変わらぬ表情で、「色々な選手と試合できるのが楽しい」と話していた。今年のジャパンオープンは、ディフェンディングチャンピオンながら、シニア大会への参戦機会が少なく世界ランクが低位にとどまったため予選からの出場。本戦へ進むには、チームメイトでライバルでもある大堀彩選手らを倒す必要がある。さらに本戦出場を決めれば、1回戦では世界1位の中国リ・シュエリ選手が待ち受ける。今大会、サプライズは大歓迎だが、山口選手の連覇に過度の期待は抱いていない。むしろ、現時点の力でロンドン五輪金メダリスト相手にどこまで通用するのか、まずはそこを見てみたい

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