Shizuka/Mami and TAGO to face unbeatable opponents in semifinals

香港オープンSS準々決勝、ここまで勝ち進んだ日本勢の中で、女子ダブルスの松尾静香・内藤真実組と男子シングルスの田児賢一選手が勝利し、準決勝に残った

Calm and strong ; Mami/Shizuka goes to SF

松尾・内藤組は、タイのトップペアながら、昨年のジャパンオープンSSを含め過去2戦2勝と相性のよいクンチャラ・ウォラビチッチャイクン/ドゥアンアノン・アルンゲーソン組を序盤から圧倒。定評のあるレシーブの良さに加えて、切り返してから攻撃に移行するまでの流れがスムースで、長いラリーも持ち前の粘り強さで制するなど、すべてが機能した。全体を通じてまったく危なげない試合運びで、21-12,21-13とストレート勝ちを収めた

松尾、内藤両選手は試合後、BadPaL の取材に応じ、勝因の1つとして、風をコントロールできた点をあげた。松尾選手は、「いつもならチェンジエンドした際、風の変化に対応できず、第2ゲームを落としていた。うまくいった背景として、個人的には今回、気持ちに余裕があった。これまでの経験が生きている」と述べた。内藤選手は、「相手の球が読めていた。相手がどこにいるかも分かって落ち着いて攻めることができた。守りに回っている時も同様に落ち着いていた」と語った

準決勝では、これまで5戦して一度も勝ったことのない中国の強豪ユー・ヤン/ワン・シャオリ組と対戦する。意気込みを尋ねると、松尾選手が「大きく展開したい。(同組に対し)みんな競ってきているので、前よりチャンスだと思う。がんばりたい」と静かな闘志を示した。一方、内藤選手は「(ロンドン五輪後にユー・ヤン選手が)辞めると聞いていたので、また戦えることがうれしい。自分たちがどれだけやれるか楽しみ」と答えた

12th challenge to World No.1 is next

田児選手の準々決勝の相手は、前日、地元香港期待のフ・ユン選手を倒して、初めてSSのベスト8に勝ち上がったマレーシアのモハマド・アリフ・アブドゥル・ラティフ選手。試合は経験、実績ともに上回る田児選手が優位に進め、要所要所で強烈なスマッシュを効果的に決めるなどして、21-12,21-15で順当勝ち。10月末のフレンチオープンに続いて、SSベスト4入りを果たした

田児選手は試合後、BadPaL に対し、「アリフ選手とはジュニア時代に何度か対戦したことがある。SSに出場してこないので最近は見ていなかったが、油断することなく試合に臨んだ。力の差はほとんどないと思っていて、次に対戦したら結果はどうなるか分からない」と述べた。これまで11戦全敗の世界ランク1位、リー・チョンウェイ選手(マレーシア)に対峙する準決勝に関しては、「もちろん勝つ気で臨む。チョンウェイと同じレベルにいるとは思っていないが、1ゲーム勝負だと思って最初からギアを上げていきたい。その結果、第2ゲーム、立っているのがやっとでも構わないつもりでいく。もちろん相手は自分のことをそのようには感じていないと思うので、そう いった隙の部分もついていければ」とコメントした

さらに、田児選手自身が、もう一段の高みに立つために必要と考えていることを尋ねると、「相手が崩れてくれて勝つだけではなく、自分から点をもぎ取りにいって勝つこと。そのために、相手の嫌なところをつく自分のスタイルは変えず、そこに技術やパワーなどを上乗せしていきたい」と答えた

一方、男子シングルスの佐々木翔選手、男子ダブルスの早川賢一・遠藤大由組、女子ダブルスの高橋礼華・松友美佐紀組は準々決勝で敗れ、ベスト4入りを逃した

Ayaka/Misaki allows Gold medalist to revenge

このうち高橋・松友組は、ロンドン五輪金メダルの中国ツァオ・ユンレイ/ティエン・チン組に第1ゲーム、11-21と圧倒される。気持ちを入れ替えて臨んだ第2ゲームは競り合いに持ち込むも、17-17から抜け出され18-21で敗れ、前月デンマークオープンSSプレミアに続く金星獲得とはならなかった

試合後、BadPaL の取材に応じた2人は、「試合に臨むに当たっての戦略は、前衛がうまいツァオ・ユンレイ選手を後ろに回すこと」だったと明かした。ただ第1ゲームは「自分たちが小さくなってしまい、ノーロブのゲームになっていた。シャトルが飛ぶ会場で、前回より相手の攻撃も良かった」(高橋選手)。「連続攻撃で押し込まれるのを回避しようと無理に切り返してしまい、相手につかまった」(松友選手)という。第2ゲームに入る前には、大きな展開のラリーに持っていこうと話し合い、その戦略は機能し接戦に持ち込むことができた。それでも、「相手も見えていたが、自分たちのいい球が出せなかった」と悔やんだ

Lack of concentration makes everything bad

早川・遠藤組は、ここまで世界ランク上位のペアを倒して勝ち上がってきた台湾の新しいペア、リー・シェンム/ツァイ・チアシン組を序盤から攻守で上回り、第1ゲームを比較的容易に取る。しかし第2ゲームに入ると、それまで面白いように決まっていた攻撃がなりをひそめ、受けに回ったプレーでミスが出はじめると、勢いに乗った台湾ペアに押し切られた。ファイナルゲームは早川・遠藤組が前半、11-10とリードして折り返すが、14-15となった場面から連続得点を許してしまい16-21で敗れた

早川選手は試合後、BadPaL に対し、「途中から、ディフェンスから前に出ていけなくなった。相手のプレッシャーもあった」と敗因を語った。遠藤選手は「集中できていなかった。勝負場面で単純なミスが出る自分たちの悪いパターン」と認めた。ただ、「こういう試合もあるというスタンスになってきている。ペアとして後退ではなく、進歩はしていると思う。切り替えて次につなげていきたい」と前向きのコメントを発した

4th consecutive loss to CHEN Long

佐々木選手は前週のチャイナオープンSSプレミアを制したロンドン五輪銅メダルの中国チェン・ロン選手と対戦。第1、第2ゲームともに前半は互角の勝負となるが、後半に入ると徐々に点差を広げられ16-21,12-21のストレート負けを喫した。佐々木選手は試合後、「体調は問題なし。ラリーも同じように続いて注意するところも分かっていた。2点差ぐらいでついていこうと思っていたが、さらに離され苦しくなった。相手がどうこうではなく、自分のミスが敗因」と認めた

女子シングルスでは、予選勝ち上がりの中国ワン・リン選手が、前日、廣瀬栄理子選手を破ったインドネシアのアドリアンティ・フィルダサリ選手にストレート勝ちでベスト4入り。2010年世界選手権覇者の本格的な復活を印象付けた

各種目準々決勝の結果

【男子シングルス】

リー・チョンウェイ(マレーシア、世界1位)〈21-18,21-19〉グエン・ティエンミン(ベトナム、世界10位)

田児賢一(世界7位)〈21-12,21-15〉モハマド・アリフ・アブドゥル・ラティフ(マレーシア、世界42位)

マーク・ツイブラー(ドイツ、世界22位)〈17-21,21-19,17-21〉トミー・スギアルト(インドネシア、世界30位)

チェン・ロン(中国、世界2位)〈21-16,21-12〉佐々木翔(世界9位)

【女子シングルス】

ワン・イーハン(中国、世界1位)〈20-22,21-11,21-16〉パイ・シャオマ(台湾、世界26位)

ユリアン・シェンク(ドイツ、世界4位)〈21-16,21-16〉ポーンティップ・ブラナプラサーツク(タイ、世界14位)

アドリアンティ・フィルダサリ(インドネシア、世界37位)〈12-21,19-21〉ワン・リン(中国、世界61位)

リ・シュエリ(中国、世界2位)〈棄権〉ティネ・バウン(デンマーク、世界6位)

【男子ダブルス】

クー・ケンケット/タン・ブンヒョン(マレーシア、世界2位)〈棄権〉イ・ヨンデ/コ・ソンヒョン(韓国、世界41位)

早川賢一・遠藤大由(世界4位)〈21-14,16-21,16-21〉リー・シェンム/ツァイ・チアシン(台湾、世界152位)

フーン・ティエンハウ/タン・ウィーキョン(マレーシア、世界16位)〈27-25,21-23,13-21〉リュウ・シャオロン/チュウ・ツィハン(中国、世界23位)

カイ・ユン/フー・ハイファン(中国、世界9位)〈21-17,21-15〉ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア、世界97位)

【女子ダブルス】

ツァオ・ユンレイ/ティエン・チン(中国、世界1位)〈21-11,21-18〉高橋礼華・松友美佐紀(世界8位)

ゴー・リュウイン/リム・インルー(マレーシア、世界29位)〈21-18,9-21,13-21〉タン・ジンフア/バオ・イーシン(中国)

松尾静香・内藤真実(世界5位)〈21-12,21-13〉クンチャラ・ウォラビチッチャイクン/ドゥアンアノン・アルンゲーソン(タイ、世界19位)

ユー・ヤン/ワン・シャオリ(中国、世界6位)〈21-10,21-19〉チャン・イエナ/オム・ヘウォン(韓国、世界7位)

【混合ダブルス】

シュー・チェン/マー・ジン(中国、世界1位)〈21-17,21-13〉ダニー・バワ・クリスナンタ/ユーヤン・バネッサ・ネオ(シンガポール、世界11位)

チャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン(マレーシア、世界3位)〈23-25,21-16,21-15〉ユ・ヨンソン/チャン・イエナ(韓国、世界12位)

ヨアキム・フィッシャー・ニールセン/クリスティナ・ペダーセン(デンマーク、世界6位)〈23-21,21-8〉フラン・クルニアワン/シェンディ・プスパ・イラワティ(インドネシア、世界13位)

ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ(中国、世界5位)〈21-18,21-12〉リキー・ウィディアント/プスピタ・リチ・ディリ(インドネシア、世界18位)

 

各種目準決勝の組み合わせ

【男子シングルス】

リー・チョンウェイ(マレーシア、世界1位)対田児賢一(世界7位)

チェン・ロン(中国、世界2位)対トミー・スギアルト(インドネシア、世界30位)

【女子シングルス】

ワン・イーハン(中国、世界1位)対ユリアン・シェンク(ドイツ、世界4位)

リ・シュエリ(中国、世界2位)対ワン・リン(中国、世界61位)

【男子ダブルス】

クー・ケンケット/タン・ブンヒョン(マレーシア、世界2位)対リー・シェンム/ツァイ・チアシン(台湾、世界152位)

カイ・ユン/フー・ハイファン(中国、世界9位)対リュウ・シャオロン/チュウ・ツィハン(中国、世界23位)

【女子ダブルス】

ツァオ・ユンレイ/ティエン・チン(中国、世界1位)対タン・ジンフア/バオ・イーシン(中国)

松尾静香・内藤真実(世界5位)対ユー・ヤン/ワン・シャオリ(中国、世界6位)

【混合ダブルス】

シュー・チェン/マー・ジン(中国、世界1位)対チャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン(マレーシア、世界3位)

ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ(中国、世界5位)対ヨアキム・フィッシャー・ニールセン/クリスティナ・ペダーセン(デンマーク、世界6位)

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