
チャイナオープンSSプレミア決勝、女子ダブルスの末綱聡子・前田美順組は、ロンドン五輪失格後、初の国際大会復帰となった中国ユー・ヤン/ワン・シャオリ組に敗れ、準優勝に終わった。試合は第1ゲーム、出だしからいきなり2-8と大差をつけられるも、5連続得点などで徐々に追い上げ8-11で前半を折り返す。14-14で追いつくと、その後は1点を取り合う接戦に持ち込んだがわずかに届かず、19-21で逃げ切られる。第2ゲームに入ると、地力に勝る中国ペアに引き離され、7-14とリードを広げられたところで末綱選手が体の不調を訴え棄権。日本選手のSSプレミア初優勝は、来年以降に持ち越しとなった
女子シングルスは、ロンドン五輪金メダルの中国リ・シュエリ選手が、外国人助っ人として中国バドミントンスーパーリーグ(CBSL)にも参戦しているタイの17歳ラッチャノク・インタノン選手を圧倒。とりわけ第2ゲームは9点しか与えず完勝した
混合ダブルスでは、今大会第1シードの中国シュー・チェン/マー・ジン組が、9月のジャパンオープンでSS初優勝を遂げたマレーシアのチャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン組をストレートで下し、10月のデンマークオープンSSプレミア、フレンチオープンSSに続き、SS3連勝を達成した
男子シングルスと男子ダブルスも、第1シードの中国チェン・ロン選手とデンマークのマシアス・ボー/カールステン・モゲンセン組がそれぞれ制した
決勝の結果
【男子シングルス】 チェン・ロン(中国、世界3位)〈21-19,21-18〉ワン・ツェンミン(中国、世界17位)
【女子シングルス】 リ・シュエリ(中国、世界2位)〈21-12,21-9〉ラッチャノク・インタノン(タイ、世界10位)
【男子ダブルス】 マシアス・ボー/カールステン・モゲンセン(デンマーク、世界1位)〈21-15,21-14〉イ・ヨンデ/コ・ソンヒョン(韓国、世界72位)
【女子ダブルス】 ユー・ヤン/ワン・シャオリ(中国、世界3位)〈21-19,14-7棄権〉末綱聡子・前田美順(世界9位)
【混合ダブルス】 シュー・チェン/マー・ジン(中国、世界1位)〈21-15,21-17〉チャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン(マレーシア、世界4位)