
チャイナオープンSSプレミア準決勝、女子ダブルスの末綱聡子・前田美順組が日本勢で唯一、決勝に進んだ。2011年にスタートした年間5大会開催される賞金総額の大きいSSプレミアのファイナリストになるのは今回が初めて。SSで見ると、11年4月インドオープン(優勝)、10年10月デンマークオープン(優勝)、10年3月スイスオープン(当時、準優勝)、09年9月ジャパンオープン(準優勝)、08年6月インドネシアオープン(準優勝)と、過去5回決勝に進出し、2回優勝している
日本選手でこれまでSSプレミアの決勝のコートに立ったのは、11年全英オープンの廣瀬栄理子選手と藤井瑞希・垣岩令佳組、12年デンマークオープンの高橋礼華・松友美佐紀組で、いずれも準優勝に終わった。一方、SSでは末綱・前田組のほか、平田典靖・橋本博且組(11年インドオープン)と三谷美菜津選手(12年フレンチオープン)に優勝実績がある
この日の最終試合に組まれた末綱・前田対チャン・イエナ/オム・ヘウォン(韓国)はファイナルゲームまでもつれ込み、所要時間約1時間半、日付けをまたいで終了した。それから約15時間後に行われる決勝で末綱・前田組は、準決勝を21-9,21-4と圧勝しロンドン五輪後初の国際大会で優勝を狙う中国ユー・ヤン/ワン・シャオリ組と対戦する。両ペアの過去の対戦成績は、中国ペアの3勝0敗となっている
日本から準決勝に進んだ女子シングルスの三谷美菜津選手はロンドン五輪金メダルの中国リ・シュエリ選手に、男子ダブルスの早川賢一・遠藤大由組は、ロンドン五輪金メダリストを倒して勝ち上がってきた韓国イ・ヨンデ/コ・ソンヒョン組にそれぞれ敗れ、決勝進出を逃した
各種目準決勝の結果
【男子シングルス】
チェン・ロン(中国、世界3位)〈21-6,21-7〉チョン・ウェイフェン(マレーシア、世界26位)
チェン・ジン(中国、世界4位)〈棄権〉ワン・ツェンミン(中国、世界17位)
【女子シングルス】
ユリアン・シェンク(ドイツ、世界4位)〈21-18,10-21,14-21〉ラッチャノク・インタノン(タイ、世界10位)
リ・シュエリ(中国、世界2位)〈21-8,23-21〉三谷美菜津(世界17位)
【男子ダブルス】
マシアス・ボー/カールステン・モゲンセン(デンマーク、世界1位)〈21-16,21-16〉クー・ケンケット/タン・ブンヒョン(マレーシア、世界4位)
早川賢一・遠藤大由(世界8位)〈16-21,15-21〉イ・ヨンデ/コ・ソンヒョン(韓国、世界72位)
【女子ダブルス】
末綱聡子・前田美順(世界9位)〈21-17,19-21,21-13〉チャン・イエナ/オム・ヘウォン(韓国、世界13位)
ユー・ヤン/ワン・シャオリ(中国、世界3位)〈21-9,21-4〉サラリー・トゥントーンカム/ナリッサパト・ラム(タイ、世界66位)
【混合ダブルス】
シュー・チェン/マー・ジン(中国、世界1位)〈21-19,21-13〉ユ・ヨンソン/チャン・イエナ(韓国、世界25位)
タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、世界3位)〈19-21,14-21〉チャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン(マレーシア、世界4位)
決勝の組み合わせは以下の通り。中国選手が4種目で決勝に残った
【男子シングルス】 チェン・ロン(中国、世界3位)対ワン・ツェンミン(中国、世界17位)
【女子シングルス】 リ・シュエリ(中国、世界2位)対ラッチャノク・インタノン(タイ、世界10位)
【男子ダブルス】 マシアス・ボー/カールステン・モゲンセン(デンマーク、世界1位)対イ・ヨンデ/コ・ソンヒョン(韓国、世界72位)
【女子ダブルス】 ユー・ヤン/ワン・シャオリ(中国、世界3位)対末綱聡子・前田美順(世界9位)
【混合ダブルス】 シュー・チェン/マー・ジン(中国、世界1位)対チャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン(マレーシア、世界4位)