Denmark promotes Badminton together with Tourism and Business

Denmark invites Asian journalists to promote not only badminton but tourism and business

10月に開催されたデンマークオープンスーパーシリーズ(SS)プレミア、これを主催するデンマークバドミントン協会(badmintondenmark.com)は中国、インド、インドネシア、日本、マレーシアのアジア5カ国から1人ずつジャーナリストを招き、バドミントンと同時に、官民の協力を得て開催地オーデンセの観光とビジネスのプロモーションを実施。大会スケジュールの合間を縫ったプレスツアーを連日組み、地元の観光地ならびに企業を紹介した

デンマークの作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの生誕地として知られるオーデンセは、観光地としての要件を備えながら、対外的にそれを十分伝え切れていない側面がある。オーデンセ観光協会(VisitOdense.com)は、国際スポーツイベントであるデンマークオープンをさらなる外国人観光客の誘致に結び付けたい希望を持つ。また地元企業には、先進的な独自のサービス・商品を有しながら国際的に露出する機会が少ないため、デンマークオープンで当地を訪れるジャーナリストの目に触れることで、成長するアジア市場での商機につながればとの期待がある

オーデンセ滞在中、BadPaL を含むジャーナリストが訪れた企業や施設は以下の通り

【1】Welding Robot
【2】vs.Dementia
【3】Outdoor exercise

 

 

 

 

 

 

【1】インロテック(inrotech.com):ロボットテクノロジーのベンチャー企業として、造船の溶接(Welding)に特化したロボットシステムを提供する。ロボット本体は日本のファナック(Fanuc)製を使用し、これに独自に開発したシステムとアタッチメントを組み込む。既に日本の造船会社に納品実績があり、システムの操作方法を指導するため専門のオペレーターを送り込んだ

【2】Eマージェンシー(e-mergency.dk):今後、世界でますます拡大するとみられる認知症(Dementia)に苦しむ人とその家族の手助けとなるような福祉技術を提供する企業。ケア施設で現在、試験導入している技術の1つは、徘徊して部屋や家から出ていこうとする人がドアに近づくと、センサーで探知して自動的にその人をよく知る人や波打ち際などの映像を音声付きで映し出し、ドアから立ち去るようにやんわり誘導するもの

【3】ノーウェル(norwell.dk):創業者の一家が中国各地を旅行した際に目にした公園などに設置されている運動器具からヒントを得て、スカンジナビア特有のシンプルなデザインのフィットネス設備を開発した。屋外で運動する機会の少ないデンマークの老若男女が誰でも楽しめるアウトドアフィットネスパークとして、地方自治体などに提案を行っている。国民の健康を促進することは税金を原資とする医療費などの負担軽減につながる、とみる地方自治体の思惑とも合致しているという

【4】子ども文化センター「ティンダーボックス」(fyrtoejet.com):アンデルセン博物館に隣接する観光施設。ここを訪れる子どもたちは、好みのコスチュームを選びメークアップをしてもらった後、アトリエでワークショップを楽しんだり、童話の一場面を切り取ったようなセットの中で自由に演じたりと、思い思いの形でアンデルセンの世界を体感できる。施設内にはさまざまな展示物に混ざって、オーデンセの姉妹都市、千葉県船橋市にある「ふなばしアンデルセン公園」から届けられた切り絵作品も展示されている

Be an Artist
Be an Actor
Be a Beauty Queen

 

 

 

 

 

 

アジアのジャーナリストはこのほか、◆自然派・高タンパクのアイスクリームで日本を含むアジア市場進出を目指すIS(isfraskaroe.dk)の試食会◆デンマークの伝統料理を出す老舗レストラン「Den Gamle Kro(dengamlekro.eu)」での昼食会◆バドミントン会場に隣接する地元クラブハウスで決勝前に開かれた政府スポーツ担当相やスポンサー企業幹部らとの懇談会――に参加し、官民の関係者と意見交換の機会を持った

官民を巻き込んだデンマークの取り組みは、バドミントンが、サッカーに次いで人気の高いスポーツである国だからこそできることかもしれない。ただ、バドミントンの持続的な振興に向けては、大会のプロモーションやスポンサーの開拓を含め、既存の枠組みにとどまらない多方面への働き掛けが必要不可欠になる。この点についてデンマークバドミントン協会の担当者は BadPaL に対し、「各セクターをつなげるのは容易ではない。強いイニシアチブを発揮できる人材が必要」と強調した

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