韓国で開催中の世界学生選手権、女子ダブルスの市丸美里・田中志穂組が日本勢で唯一、決勝に進んだ。準決勝の相手は、準々決勝で第１シードの台湾ペアを倒して勢いづいている韓国ペアだったが、21-11,21-15と一蹴した。決勝では、女子シングルスでも決勝に進んだ、ともに世界ランク上位の台湾の強豪２人、パイ・シャオマ選手とタイ・ツーイン選手に挑む
パイ・シャオマ／タイ・ツーイン組は急造ペアながら、準決勝で日本の鈴木温子・三納英莉佳組を下した。ただ、鈴木・三納組も第１ゲームを落とした後、大接戦となった第２ゲームを26-24で奪い返しファイナルゲームに持ち込む粘りを見せた。さらにファイナルでも16-19と追い込まれた場面から19-19まで追い付いてみせたが、後一歩、力及ばなかった
鈴木選手は女子シングルス準決勝でも、この種目、世界ランク12位のタイ・ツーイン選手と対戦。１ゲームずつを取り合って迎えたファイナルゲーム、鈴木選手が中盤、８連続得点で13-9と４点差をつける。しかしリードを保てず逆転を許すと、19-20と先にマッチポイントを握られる。ここから粘りを見せ２つのマッチポイントを凌ぐも、最後は21-23で力尽きた
混合ダブルスで準決勝に勝ち進んだ星野翔平・田中志穂組は、既に上位の国際大会に参戦している第２シードの韓国キム・ギジョン／キム・ソヨン組から幸先良く第１ゲームを奪う。第２ゲームも17-14とリードするが、逆転され19-21でこのゲームを落とすと、ファイナルゲームは気落ちしたか、一方的な展開で押し切られた
各種目準決勝の結果
【男子シングルス】 パブロ・アビアン（スペイン、世界37位）〈21-16,21-13〉イ・ドンクン（韓国、世界163位）、エルネスト・ベラスケス（スペイン、世界154位）〈16-21,16-21〉ウェン・カイ（中国、世界360位）
【女子シングルス】 タイ・ツーイン（台湾、世界12位）〈21-16,18-21,23-21〉鈴木温子、パイ・シャオマ（台湾、世界26位）〈21-13,21-19〉キム・スユン（韓国）
【男子ダブルス】 イ・ヨンデ／キム・ギジョン（韓国）〈19-21,21-13,21-17〉マックス・シュヴェンガー／アンドレアス・ハインツ（ドイツ、世界74位）、リン・エンジュイ／チェン・チュンジェン（台湾、世界61位）〈23-21,21-14〉カン・ジウク／イ・サンジュン（韓国、世界89位）
【女子ダブルス】 パイ・シャオマ／タイ・ツーイン（台湾）〈21-16,24-26,21-19〉鈴木温子・三納英莉佳、市丸美里・田中志穂（世界272位）〈21-11,21-15〉イ・ヌリ／イ・ウナ（韓国）
【混合ダブルス】 ヴォイチェフ・スクドラシク／アニエスカ・ヴォイトコフスカ（ポーランド、世界46位）〈19-21,14-21〉カン・ジウク／キム・チャンミ（韓国）、キム・ギジョン／キム・ソヨン（韓国、世界86位）〈16-21,21-19,21-12〉星野翔平・田中志穂
決勝の対戦カードは以下の通り。女子シングルスで台湾、混合ダブルスで韓国のタイトル獲得がそれぞれ確定した。男子ダブルスでも、２大会連続で五輪メダリストとなったイ・ヨンデ選手と、キム・サラン選手とのペアで世界７位につけているキム・ギジョン選手の韓国ペアの優勝が有力視される。一方、アジア以外の選手は、男子シングルス第１位シードのパブロ・アビアン選手（スペイン）のみとなった
【男子シングルス】 パブロ・アビアン（スペイン、世界37位）対ウェン・カイ（中国、世界360位）
【女子シングルス】 タイ・ツーイン（台湾、世界12位）対パイ・シャオマ（台湾、世界26位）
【男子ダブルス】 イ・ヨンデ／キム・ギジョン（韓国）対リン・エンジュイ／チェン・チュンジェン（台湾、世界61位）
【女子ダブルス】 パイ・シャオマ／タイ・ツーイン（台湾）対市丸美里・田中志穂（世界272位）
【混合ダブルス】 キム・ギジョン／キム・ソヨン（韓国、世界86位）対カン・ジウク／キム・チャンミ（韓国）
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