
世界ジュニア選手権男女混合団体戦3日目、日本はまずタイを3対0で下して1~4位グループに進み、続く韓国戦は第1種目、男子ダブルスの金子祐樹・井上拓斗組が予想外の苦戦を強いられながらも、これを乗り切ると、奥原希望、桃田賢斗両選手が安定した強さで相手を圧倒。シングルス2種目を取った日本が3対0で勝ち、あすの決勝に進んだ。各選手は試合後、BadPaL の取材に応じ、以下のコメントを残した

金子選手:「トップバッターとして、チームのためには2-0で勝つのがよかったが1-1になってしまった。ファイナルゲームは後がないという気持ちで戦った」
井上選手:「2ゲーム目は前で(シャトルに)さわれなくなってしまった。ファイナルは声を出して集中してやるだけだった」

奥原選手:「アジアジュニア選手権でも対戦している相手だが、今の自分の状態では負けてもおかしくない。男子ダブルスが予想に反してファイナルゲームまでいったので、女子シングルスでもたつくとチームの雰囲気が悪くなると思い、気持ちを入れてやった」
「監督からも、男子シングルス、女子シングルス、男子ダブルスの3つはしっかりと言われていて、ポイントゲッターとしての意識は強く持っている」
桃田選手:「団体戦は個人戦に比べて応援が多いので、プレッシャーを感じず楽しんでやろうという姿勢で臨んでいる。自分のプレーを見てほしいという気持ちは余裕がある時だけ」
「(アジアジュニア決勝に続いて、世界ジュニアでも決勝で対戦することが予想される中国のシュエ・ソン選手について)、彼の試合を見たが強い。今日より厳しい試合になると思うが、それでも勝つという気持ちは忘れないでいきたい」
◆日本3対0韓国
【男子ダブルス】 金子祐樹・井上拓斗〈21-15,15-21,21-13〉チェ・ソルギュ/パク・セウン
【女子シングルス】 奥原希望〈21-8,21-7〉キム・ヒョミン
【男子シングルス】 桃田賢斗〈21-16,21-14〉ホ・クワンヒ
【女子ダブルス】 櫻本絢子・星千智〈打ち切り〉シン・スンチャン/イ・ソヒ
【混合ダブルス】 古賀輝・山口茜〈打ち切り〉チェ・ソルギュ/チェ・ユジョン

この日、韓国戦に先立ち行われた1~8位グループのタイ戦では、日本は1日目のフィリピン戦、2日目のトルコ戦に続いて3対0で完勝。第1種目の混合ダブルスで、競り合いを制した古賀輝・山口茜組がチームに勢いをつけた
◆日本3対0タイ
【混合ダブルス】 古賀輝・山口茜〈21-18,21-14〉デチャポル・プバラヌクロー/プティタ・スパジラクン
【男子シングルス】 桃田賢斗〈21-16,21-14〉シッティコム・タマシン
【男子ダブルス】 金子祐樹・井上拓斗〈21-11,21-11〉デチャポル・プバラヌクロー/キッティヌポン・ケトレン
【女子シングルス】 奥原希望〈打ち切り〉ブサナン・ウンバンルンパン
【女子ダブルス】 櫻本絢子・星千智〈打ち切り〉プティタ・スパジラクン/ナリサパト・ラム
あすは決勝のほか、以下の順位決定戦が行われる
【1~2位】日本対中国 【3~4位】韓国対インドネシア 【5~6位】台湾対マレーシア 【7~8位】タイ対香港
【9~10位】インド対ドイツ 【11~12位】シンガポール対オランダ 【13~14位】ベトナム対フィリピン 【15~16位】ロシア対英国
さらに、17~30位のチームの順位も確定する
【17~20位】 フィンランド対オーストラリア、フランス対アメリカ
【21~24位】 トルコ対ベルギー、カナダ対スリランカ
【25~28位】 ブルガリア対チェコ、南アフリカ対アイルランド
【29~30位】 ウズベキスタン対ウクライナ