Japan U19 finishes with Bronze after 6 consecutive SF-loss to China

世界ジュニア選手権は5日、ロシア・カザンで男女混合団体戦を終え、日本のU19(19歳未満)代表は昨年と同じく「あと1点」に泣き、6年続けて準決勝で中国に敗れ、銅メダルに終わった

チームランキング9位(7月16日付)の日本は、インド(同5位)、USA(23位)、オーストラリア(30位)、アルメニア(43位)とともにE組に入った一次リーグを全勝で突破し、各組1位のみによる決勝トーナメントに進んだ

決勝トーナメント1回戦(準々決勝)では、F組1位の韓国(4位)と対戦。混合ダブルス、女子シングルス、男子シングルスの3種目、いずれもストレート勝ちで、メダルを確定させた

Missing three match points against China ~photo courtesy of QG

決勝進出を争う準決勝の相手は、2014年以降ずっと同じ中国。第1種目の混合ダブルスは力の差を見せられ落とすが、続くシングルス2種目を連取して、2対1と勝利に王手をかける

そして第4種目の女子ダブルス、1ゲームずつ取り合い迎えたファイナルゲーム、大竹望月・廣上瑠依が終盤17-19の劣勢から逆転に成功し20-19。その後も、21-20、23-22と合わせて3つのマッチポイントを握るが決め切れず、23-25で敗れ、決着は最終種目に持ち越される

ここまでくると、第5種目の男子ダブルスに昨年の世界ジュニアチャンピオン、ディー・ヅ―ジエン/ワン・チャンを擁する中国の優位が予想された。それでも、熊谷翔・藤澤佳史はひるまずオープニングゲームを奪ってみせる。続く第2ゲームは落とすが、ファイナルゲーム前半を11-6とリードし流れをつかんだかに見えた。しかし後半に入ると、地力に勝る中国ペアにほどなく追いつかれ(12-12)、そのまま振り切られて逆転負け(15-21)

結果的に昨年同様<https://badpal.net/2018/11/20/so-close-but-not-close-enougn-japan-loses-to-china-at-world-junior/>、第4種目でチームの勝利まで「あと1点」まで迫りながら、今年も壁を越えることはできなかった

日本はこれで、桃田賢斗、奥原希望、山口茜、金子祐樹・井上拓斗らを擁し、初めて決勝に進み、銀メダルを獲得した2012年<https://badpal.net/2012/10/28/japan-can-not-reach-top-of-the-world-defeated-by-china-for-this-time/>の後、7年連続(※)銅メダル。また、団体戦で中国に敗れるのは、12年決勝、13年3位決定戦を含むと、実に8年連続となる

※13年<https://badpal.net/2013/10/28/young-japan-ends-4th-place-in-world-junior-team-event/>と15年<https://badpal.net/2015/11/09/one-chinese-girl-stops-japan-at-world-junior-for-4-consecutive-years/>は3位決定戦が行われ4位になったが、メダルは授与された

一方、日本に競り勝った中国だが、決勝ではインドネシアに敗れ、大会6連覇を逃した

今大会第1シードのインドネシアは、一次リーグ3試合と準々決勝はすべて、1ゲームも落とさず相手チームを完封。準々決勝のタイ戦では、男子シングルスで世界ジュニア2連覇中のクンラウット・ウィティサンをボビー・セティアブディが破るなどして、2015年以来4年ぶり4度目の決勝進出を果たす。そして最終日、5連覇中の中国を止めて、初優勝を遂げた

2000年スタートの世界ジュニア男女混合団体戦の優勝国・地域は、◆中国(13回)◆韓国(2回)◆マレーシア(1回)――に続き、インドネシアが4カ国目。世界ジュニアは当初、隔年開催だったため、2001、03、05年は実施されていない

なお、世界ジュニアの団体戦が現行の形で行われるのは今年まで。来年以降はリレー形式に移行する

今大会は、休息日(6日)をはさんで、7日から個人戦に入る

準々決勝の結果

インドネシア(A組1位、第1シード)3ー0香港(B組1位)

タイ(C組1位、第3シード)3ー0フランス(D組1位)

日本(E組1位)3ー0韓国(F組1位、第4シード)

【混合ダブルス】熊谷翔・宮﨑淳美<21-6,21-6>チョ・ソンミン/キム・ユンジュ

【女子シングルス】郡司莉子<21-6,21-6>ソ・ボヒョン

【男子シングルス】武井凜生<21-6,21-6>キム・ビョンジェ

【女子ダブルス】大竹望月・廣上瑠依<打ち切り>キム・エリン/チョン・ダヨン

【男子ダブルス】川本拓真・河村翼<打ち切り>アン・ユンソン/イ・ユジュン

デンマーク(G組1位)0ー3中国(H組1位、第2シード)

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準決勝の結果

中国(第2シード)3―2日本

【混合ダブルス】フェン・ヤンジュー/リン・ファンリン<21-6,21-6>熊谷翔・宮﨑淳美

【女子シングルス】ツォウ・メン<12-21,15-21>郡司莉子

【男子シングルス】>リュウ・リアン<16-21,21-14,12-21>川本拓真

【女子ダブルス】リ・イージン/タン・ニン<21-12,17-21,25-23>>大竹望月・廣上瑠依

【男子ダブルス】ディー・ヅ―ジエン/ワン・チャン<15-21,21-18,21-15>熊谷翔・藤澤佳史

インドネシア(第1シード)3-2タイ(第3シード)

【男子シングルス】ボビー・セティアブディ<6-21,22-20,21-16>クンラウット・ウィティサン

【女子シングルス】プトリ・クスマ・ワルダニ<22-24,16-21>ピッタヤポーン・チャイワン

【男子ダブルス】ダニエル・マーシン/レオ・ロリー・カルナンド<21-12,22-20>ラッチャポン・マッカサシトーン/タナウィン・マディー

【女子ダブルス】プトリ・シャイカー/ニタ・ヴィオリナ・マルワー<17-21,21-15,19-21>ベニャパ・エイムサード/ポーンニチャ・スワトノドム

【混合ダブルス】ダニエル・マーシン/インダ・カヒャ・サリ・ジャミル<21-10,21-17>クンラウット・ウィティサン/ピッタヤポーン・チャイワン

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決勝の結果

インドネシア(第1シード)3ー1中国(第2シード)

【混合ダブルス】ダニエル・マーシン/インダ・カヒャ・サリ・ジャミル<21-18,18-21,21-11>フェン・ヤンジュー/リン・ファンリン

【女子シングルス】プトリ・クスマ・ワルダニ<21-18,20-22,21-14>ツォウ・メン

【男子シングルス】ボビー・セティアブディ<17-21,21-17,20-22>リュウ・リアン

【女子ダブルス】プトリ・シャイカー/フェブリアナ・ドゥイプジ・クスマ<16-21,25-23,21-13>リ・イージン/タン・ニン

【男子ダブルス】ダニエル・マーシン/レオ・ロリー・カルナンド<打ち切り>ディー・ヅ―ジエン/ワン・チャン

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◆団体戦エントリー46カ国・地域の最終順位

【優勝】インドネシア(第1シード※初優勝、昨年3位タイ)

【準優勝】中国(第2シード※昨年まで5連覇)

【3位タイ】タイ(第3シード)、日本(※昨年3位タイ)

【5位】香港【6位】デンマーク【7位】韓国(第4シード※昨年準優勝)【8位】フランス

【9位】マレーシア【10位】台湾【11位】イングランド【12位】インド【13位】シンガポール【14位】スペイン【15位】ドイツ【16位】スイス

【17位】チェコ【18位】USA【19位】ロシア【20位】スコットランド【21位】エストニア【22位】スロバキア【23位】ニュージーランド【24位】ハンガリー

【25位】カナダ【26位】スリランカ【27位】スウェーデン【28位】リトアニア【29位】オーストラリア【30位】フィンランド【31位】ベラルーシ【32位】ウズベキスタン

【33位】ノルウェー【34位】ポルトガル【35位】マカオ【36位】ペルー【37位】カザフスタン【38位】フェロー諸島(デンマーク領)【39位】ラトビア【40位】アルメニア

【41位】ウガンダ【42位】アイスランド【43位】モンゴル

【棄権】ブラジル、南アフリカ、ガーナ

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