One Chinese girl stops Japan at World Junior for 4 consecutive years

WorldJr.@Lima,Peru
WorldJr.@Lima,Peru

世界ジュニア選手権男女混合団体戦が4~8日、ペルー・リマで開催され、日本は順当にベスト4まで勝ち上がったものの、準決勝で中国に敗れ銅メダルに終わった。日本は自国開催の2012年大会から続く団体戦のメダルを今年も確保した。ただ、「もう1つ上を」の期待は、4年連続で中国の女子選手1人に阻まれる格好となった

CHEN QingChen
CHEN QingChen will be one of strong contenders for Tokyo 2020 @archives

1997年6月生まれのチェン・チンチェン選手は、15歳で初めて団体戦メンバーに選ばれた12年千葉大会の日本との決勝戦、2対2で回ってきた最終種目の混合ダブルスに出場し、古賀輝・山口茜組をファイナルゲーム24-22で退け、自国での初優勝を狙った日本チームの夢を打ち砕いた〈https://badpal.net/2012/10/28/japan-can-not-reach-top-of-the-world-defeated-by-china-for-this-time/〉。翌13年のタイ・バンコク大会では3位決定戦で日本と対戦。やはり最終種目の混合ダブルスに出て、井上拓斗・山口茜組をファイナル21-16で破った〈https://badpal.net/2013/10/28/young-japan-ends-4th-place-in-world-junior-team-event/〉。14年のマレーシア・アロースター大会は、チームの主力としてダブルス2種目を掛け持ち。日本との準決勝では混合ダブルスで渡辺勇大・東野有紗組、女子ダブルスで永原和可那・志田千陽組から白星を挙げ、中国3対2の勝利に大きく貢献した〈https://badpal.net/2014/04/10/young-japan-denied-to-make-the-final-by-two-chinese-again/〉。そして18歳で臨む最後の世界ジュニアとなる今回、第1種目の混合ダブルスで渡辺勇大・志田千陽組、最終種目の女子ダブルスで志田千陽・松山奈未組を下し、窮地に陥ったチームを救った

ただ日本は今回、優勝候補の中国に黙って白旗を掲げたわけではない。7月のアジアジュニア選手権準決勝で0対3と完敗した悔しさをバネに奮起。第1種目の混合ダブルスを落とした後、男子シングルスの渡邉航貴選手が現世界ジュニアチャンピオンのリ・グェイプ選手をフルゲームの末に破る金星を挙げると、男子ダブルスのエース渡辺勇大・三橋健也組は、7月にストレート負けしたアジアジュニアチャンピオンペア(団体・個人とも)へのリベンジを見事果たし、日本が2対1と12年以来の決勝進出へ王手をかける。続く女子シングルスも、川上紗恵奈選手がアジアジュニアチャンピオンのホー・ビンジャオ選手から第1ゲームを奪い先制した

それでも中国・南京で昨年開催されたユース五輪決勝で山口茜選手を破って金メダルを手にするなど、大舞台での経験豊富なホー選手が第2ゲーム終盤以降盛り返し逆転で川上選手を下して最終種目の女子ダブルスにつなぐと、中国が頼れるチェン・チンチェン選手を擁する女子ダブルスも取って2年連続の決勝進出を決めた

大会最終日、現地時間8日午後に行われた決勝で、中国は2年連続でインドネシアと顔を合わせたが、日本戦と同じラインナップで臨んだ中国が混合ダブルス、男子シングルス、男子ダブルスの3種目すべてストレート勝ち。難なくタイトル防衛に成功した。敗れたインドネシアは3年連続の準優勝

一方、決勝に先立ち行われた3位決定戦で、日本は台湾と対戦。前日の中国戦の疲れもあり、最初の3種目を続けて落として4位で大会を終えた。ただ、世界ジュニアの団体戦の3位決定戦は一昨年と同じく形式的なもの。勝った3位の台湾、敗れた4位の日本ともに銅メダルが授与された。ちなみに昨年は、3位決定戦は実施されなかった

準決勝(現地時間7日夜)の結果

中国(第1シード)3ー2日本(第3/4シード)

【混合ダブルス】 ツェン・シウェイ/チェン・チンチェン〈21-11,21-15〉渡辺勇大・志田千陽

【男子シングルス】 リン・グェイプ〈15-21,21-17,17-21〉渡邉航貴

【男子ダブルス】 ツェン・シウェイ/ホー・ジティン〈21-11,16-21,19-21〉渡辺勇大・三橋健也

【女子シングルス】 ホー・ビンジャオ〈18-21,21-17,21-13〉川上紗恵奈

【女子ダブルス】 チェン・チンチェン/ジア・イーファン〈21-14,21-14〉志田千陽・松山奈未

インドネシア(第3/4シード)3-1台湾(第5/8シード)

【混合ダブルス】 アンディカ・ラマディアンシャー/マイシェル・クリスティン・バンダソ〈17-21,21-8,21-19〉ヤン・ミンツェ/リー・チアシン

【男子シングルス】 フィルマン・アブドル・コーリク〈23-21,21-19〉ルー・チアフン

【男子ダブルス】 アンディカ・ラマディアンシャー/リノブ・リバルディ〈21-12,16-21,12-21〉ヤン・ミンツェ/ポ・リウェイ

【女子シングルス】 グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン〈21-11,21-8〉スン・シュオユン

【女子ダブルス】 マイシェル・クリスティン・バンダソ/セレナ・カニ〈打ち切り〉リー・チアシン/チェン・ワンティン

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決勝の結果

中国3ー0インドネシア

【混合ダブルス】 ツェン・シウェイ/チェン・チンチェン〈21-10,21-14〉アンディカ・ラマディアンシャー/マイシェル・クリスティン・バンダソ

【男子シングルス】 リン・グェイプ〈21-11,21-16〉パンジ・アーマド・マウラナ

【男子ダブルス】 ツェン・シウェイ/ホー・ジティン〈21-13,21-10〉アンディカ・ラマディアンシャー/リノブ・リバルディ

【女子シングルス】 ホー・ビンジャオ〈打ち切り〉グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン

【女子ダブルス】 チェン・チンチェン/ジア・イーファン〈打ち切り〉マイシェル・クリスティン・バンダソ/セレナ・カニ

3位決定戦の結果

◆日本0-3台湾

【混合ダブルス】 森岡秀斗・志田千陽〈21-19,21-23,16-21〉ヤン・ミンツェ/リー・チアシン

【男子シングルス】 渡邉航貴〈12-21,16-21〉ルー・チアフン

【男子ダブルス】 渡辺勇大・三橋健也〈21-18,13-21,13-21〉ヤン・ミンツェ/ポ・リウェイ

【女子シングルス】 荒木萌恵〈打ち切り〉スー・ウェンチ

【女子ダブルス】 志田千陽・松山奈未〈打ち切り〉リー・チアシン/チェン・ワンティン

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世界ジュニア男女混合団体戦は8日で全日程を終え、出場39カ国・地域の順位が確定した。今大会最大の番狂わせは、第2シードに入ったアジアジュニア準優勝の韓国が一次リーグでデンマークに敗れ決勝トーナメント(準々決勝)進出を逃したこと。主力選手を送り込まなかったことが背景にあるが、韓国は順位決定戦でインドにも屈し、結局、10位に沈んだ

世界ジュニア選手権は1日休養日を挟んで、10日から個人戦で再開する

◆男女混合団体戦の最終順位(確定)

【優勝】中国

【準優勝】インドネシア【3位】台湾【4位】日本

【5位】マレーシア【6位】タイ【7位】デンマーク【8位】香港

【9位】インド【10位】韓国【11位】シンガポール【12位】ドイツ

【13位】カナダ【14位】イングランド【15位】オランダ【16位】スペイン

【17位】フランス【18位】スウェーデン【19位】アメリカ【20位】ペルー

【21位】トルコ【22位】オーストラリア【23位】キューバ【24位】グアテマラ

【25位】ハンガリー【26位】スロベニア【27位】メキシコ【28位】南アフリカ

【29位】ニュージーランド【30位】ドミニカ【31位】チリ【32位】エルサルバドル

【33位】アイスランド【34位】イタリア【35位】マカオ【36位】コスタリカ

【37位】ベネズエラ【38位】コロンビア【39位】ガイアナ

※ザンビアは棄権(2年連続)

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