Four Japanese men fight back to beat rivals in Odense

デンマークオープン(SUPER750)が開幕し、16~17日に行われた1回戦で日本の男子4人が、直近の対戦で2回以上続けて敗れているライバルへの雪辱を果たし、2回戦に進んだ

Kento MOMOTA ~photo cortesy of Jane Piyatat

大会初日、2015年<https://badpal.net/2015/10/17/miyuki-and-reika-make-semifinals-for-three-consecutive-years/>以来3年ぶりにデンマーク第3の都市オーデンセのコートに戻ってきた桃田賢斗はいきなり、8月のアジア大会(3回戦)、9月の中国オープン(決勝)と2連敗中のインドネシア、アンソニー・シニスカ・ギンティンと対戦した。第1ゲームを先取し、第2ゲームも17-13とリードするが18-18で並ばれ、その後つかんだマッチポイント3つも凌がれて、逆転を許し落とす。ファイナルゲームは16-12からまたも追い上げられ1点差まで詰められるが、守勢に回ることなく一気に引き離し、約1時間半に及ぶ熱戦に決着をつけた

常山幹太は、8月の世界選手権において僅差(20-22,23-21,20-22)でメダル獲得を阻まれた、対戦成績0勝2敗のマレーシアのベテラン、ダレン・リューと再びファイナル勝負に。前半を11-3と大きくリードして折り返し勝負あったかに見えたが、後半16-18と逆転を許す。この窮地に踏ん張り、再度試合をひっくり返して20-18と2つのマッチポイントを握るが、決め切れずに20-20。それでも最後は世界選手権とは立場を逆転、2連続得点を決めて勝利をつかんだ

Keigo SONODA / Takeshi KAMURA ~photo courtesy of Jane Piyatat

園田啓悟・嘉村健士組の初戦の相手は、過去3度対戦して勝ち星のない、全英オープン優勝の実績を持つロシアのウラジミール・イワノフ/イワン・ソゾノフ組。オープニングゲーム、20-18から合わせて7つのゲームポイントを凌がれ25-25までもつれる展開になりながら、気持ちを切らさず、8つ目で決めて奪うと、第2ゲームは21-10と圧倒。ジャパンオープンから続いた東アジア3連戦では振るわなかったエースペアが、小休止の後のヨーロッパ2連戦は、初戦で勢いをつけた

また、前回、韓国オープン(SUPER500)で優勝し、壁を1つ破った遠藤大由・渡辺勇大組も、未だ勝ったことのない第3シードの中国ツァン・ナン/リュウ・チェン組に挑んだ。しかし第1ゲーム、19-20まで詰めるが届かず、続く第2ゲームも落として、通算4敗目を喫した

男子の初戦突破はほかに、西本拳太金子祐樹・井上拓斗組、小林優吾・保木卓朗

 

日本女子はシングルスで、1番手山口茜、2番手奥原希望、それに川上紗恵奈の3人が勝ち上がった。3~5番手の高橋沙也加(対タイ・ツーイン)、大堀彩(対リネ・ケアースフェルト)、佐藤冴香(対チェン・ユーフェイ)は初戦敗退。2回戦では、「SUPER750」以上の大会では全英オープン(SUPER1000)以来となる初戦突破を果たした川上が、奥原に挑戦する

ダブルスでは、世界チャンピオンの永原和可那・松本麻佑組が初顔合わせとなったオランダペア、セリーナ・ピーク/シェリル・セイネン組にストレートで敗れる波乱。ほかの4ペアは勝って、2回戦で早くも、米元小春・田中志穂組と福万尚子・與猶くるみ組の同国対決がはじまる

混合ダブルスは、世界ランク8位に浮上してきた渡辺勇大・東野有紗組が、中国4番手のホー・ジティン/ドゥ・ユエ組にファイナルゲーム13-19と大きくリードを許しながら、逆転勝ち。2回戦に進んだ

一方、2013年アジアジュニア選手権への出場実績はあるが、シニアの国際大会ではペアとして初陣となった保木卓朗・永原和可那組は、同じく中国のルー・カイ/チェン・ルー組から第1ゲームを奪う。第2ゲームも9-15の劣勢から19-20まで詰めたが届かず、続くファイナルゲームを落として、白星を逃した

 

外国勢では、シー・ユーチ(対サミール・ヴェルマ)、チェン・ロン(対ウン・カロン)、プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(対ツァン・ベイウェン)、カロリナ・マリン(対ミア・ブリクフェルト)と、世界選手権のファイナリストでもある男女シングルスのシード選手が、相次ぎ初戦で姿を消した

 

日本選手1回戦の結果

【男子シングルス】

桃田賢斗(第2シード)<21-18,21-23,21-15>アンソニー・シニスカ・ギンティン(インドネシア)

西本拳太(第8シード)<19-21,21-16,21-17>ラスムス・ゲムケ(デンマーク)

常山幹太<21-15,12-21,22-20>ダレン・リュー(マレーシア)

ビクター・アクセルセン(デンマーク、第1シード)<21-12,21-19>坂井一将

【女子シングルス】

山口茜(第2シード)<18-21,21-15,21-16>ベアトリス・コラレス(スペイン)

奥原希望(第8シード)<21-19,21-18>ニチャオン・ジンダポン(タイ)

タイ・ツーイン(台湾、第1シード)<21-14,21-15>高橋沙也加

大堀彩<18-21,21-23>リネ・ケアースフェルト(デンマーク)

チェン・ユーフェイ(中国、第6シード)<21-17,21-19>佐藤冴香

川上紗恵奈<21-16,21-8>レイチェル・ホンデリッチ(デンマーク※リザーブ繰り上がり)

【男子ダブルス】

園田啓悟・嘉村健士(第4シード)<27-25,21-10>ウラジミール・イワノフ/イワン・ソゾノフ(ロシア)

金子祐樹・井上拓斗(第8シード)<21-17,21-19>ヤッコ・アレンズ/ルベン・ジル(オランダ※リザーブ繰り上がり)

ツァン・ナン/リュウ・チェン(中国、第3シード)<21-19,21-14>遠藤大由・渡辺勇大

小林優吾・保木卓朗<21-19,11-21,21-16>テオ・イーイ/オン・ユーシン(マレーシア)

【女子ダブルス】

福島由紀・廣田彩花(第1シード)<21-10,21-10>ローレン・スミス/クロエ・バーチ(イングランド)

高橋礼華・松友美佐紀(第4シード)<21-14,21-14>レア・パレルモ/デルフィーヌ・ドルリュー(フランス)

米元小春・田中志穂(第5シード)<21-17,21-13>フレヤ・レイブン/アマリー・マーゲルンド (デンマーク※リザーブ繰り上がり)

永原和可那・松本麻佑(第6シード)<19-21,18-21>セリーナ・ピーク/シェリル・セイネン(オランダ)

福万尚子・與猶くるみ<21-14,21-15>アンヌ・トラン/エミリー・ルフェル(フランス)

【混合ダブルス】

渡辺勇大・東野有紗<21-17,17-21,23-21>ホー・ジティン/ドゥ・ユエ(中国)

ルー・カイ/チェン・ルー(中国)<16-21,21-19,21-16>保木卓朗・永原和可那

 

日本選手2回戦の対戦カード

【男子シングルス】

桃田賢斗(第2シード)対スッパンユ・アビヒンサノン(タイ)

西本拳太(第8シード)対ホワン・ユーシアン(中国)

チョウ・ティエンチェン(台湾、第4シード)対常山幹太

【女子シングルス】

山口茜(第2シード)対サイナ・ネワル(インド)

奥原希望(第8シード)対川上紗恵奈

【男子ダブルス】

園田啓悟・嘉村健士(第4シード)対チェン・フンリン/ワン・チリン(台湾)

金子祐樹・井上拓斗(第8シード)対ニクラス・ノール/カスパー・アントンセン(デンマーク)

ハルディアント/ベリー・アングリアワン(インドネシア)対小林優吾・保木卓朗

【女子ダブルス】

福島由紀・廣田彩花(第1シード)対サラ・チューセン/マイケン・フォーゴール(デンマーク)

高橋礼華・松友美佐紀(第4シード)対コン・ヒヨン/キム・ヘジョン(韓国)

米元小春・田中志穂(第5シード)対福万尚子・與猶くるみ

【混合ダブルス】

チャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン(マレーシア、第6シード)対渡辺勇大・東野有紗

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