Japan wins two doubles titles, misses singles one at MAS Open

マレーシアオープン(SUPER750)決勝、高橋礼華・松友美佐紀組が3度目の正直で、この大会初めて頂点に立った。園田啓悟・嘉村健士組はシングルス、ダブルスを通じて日本男子初のチャンピオンとなった

高橋・松友組は今大会の初め、BadPaL に対し、「マレーシア、インドネシア、タイと続くこの3連戦、1つでもタイトルを獲りたいという気持ちで臨んでいる」と、静かに意気込みを明かしていた

その最初の大会で決勝進出、しかも相手は第1シードの中国チェン・チンチェン/ジア・イーファン組。激戦が予想されたが、ふたを開けてみると、出だしはすこしかたかったというが、高橋・松友組が終始ゲームをコントロールする形で、第1、第2ゲームともに失点を12に抑え、表彰台の最も高いところに立った

表彰式後、「これまで2度(2013、14年)、決勝に進みながら勝てていなかった大会。3連戦の最初に勝てて、とりあえず良かった」と、喜びと安ど感を示した2人に、相手に対し少し拍子抜けの感があったかと聞くと、「それはない」(高橋)ときっぱり。「昨年8月の世界選手権で対戦して以降、お互いに上がり下がりはあったが、気持ちを吹っ切って、世界のトップが集まる今大会でともに決勝まで進んだ」(高橋)との見方を示し、「今回は自分たちが出したいプレーをでき、相手に出したいプレーをさせなかった」(松友)と述べた

残り2大会、インドネシアオープン(SUPER1000)、タイオープン(SUPER500)に向けての抱負を尋ねると、今大会期間中、何度か指摘していた通り、「海外のペアと1回でも多く試合ができるように」(松友)とあらためて強調した

日本ペア同士の対決となった男子ダブルス決勝だが、決着は意外なほどあっさりついた。「今日は無理、強すぎた」と表彰式後、苦笑交じりに語った遠藤大由選手の言葉がすべてを表しているように、園田啓悟・嘉村健士組が文字通り圧勝。わずか30分で試合を終えた

勝った園田・嘉村組は BadPaL の取材に応じ、あらためて「日本実業団の再戦を決勝の舞台でやれて光栄」(園田)と語った。また、思わぬ大差がついたのは「勝ち上がりの差」(嘉村)と指摘。前日の準決勝で中国ペアとの激闘を演じた遠藤・渡辺勇大組が疲れていたため、とした

上位大会では、初優勝した2016年香港オープン(当時のスーパーシリーズ)から数えて通算3勝目。ただ、17年6月オーストラリアンオープン以来、約1年ぶりの優勝で、「なかなか結果が出ず我慢我慢、どん底に落とされていた」(嘉村)と、苦しかった胸の内を吐露した。そのため、次週のインドネシアオープンに向けても、2週連続優勝を狙うなど威勢のいい言葉は出てこず、「ペアとしてコンビネーションを取り戻す」ことを、目指すところとして挙げた

一方、敗れた遠藤・渡辺組は、「(園田・嘉村組が見せたような)ああいうプレーをしないと勝てない」(遠藤)と決勝戦を振り返った。また、準優勝という今大会の結果については、「今回は奇跡に近い。天狗にならないように」(遠藤)と評した。次週以降続く、インドネシアオープン、タイオープンに向けては、「こんなにいい結果が残せればいいが、まずは自分たちのプレーを出し切ること」(渡辺)と意気込みを語った

なお、BadPaL が遠藤選手に、いみじくも5月の男子国・地域別対抗戦トマス杯の決勝で敗れ準優勝に終わった日本が男子ダブルスの表彰台を独占し、その強さを世界に示す形になったが、と水を向けると、「トマス杯で悔しい思いをした2人(嘉村、遠藤)、いい経験をした2人(園田、渡辺)が、それぞれ想いを持って戦った(結果)」と答えた

この点については嘉村選手も BadPaL に対し、「トマス杯決勝に出られず、正直すごく悔しかった。見返してやろうと遠藤選手と話していた」と明かした

男子シングルスは、自国開催のこの大会で過去11度(2004-06、08-14、16年)の最多優勝を誇るリー・チョンウェイ桃田賢斗が挑んだ。前回対戦時、4月のアジア選手権ではストレート勝ち(21-19,21-14)したが、ホームでプレーするチョンウェイの強さは理解していた

第1ゲーム、17-18まで競り合うが抜け出されて落とす。第2ゲーム、前半5点しか取れず、その後、7点(6-13)まで差を広げられ、相手が経験、実績ともに上のチョンウェイなだけに勝負あったかに見えた。しかしここから盛り返し、6連続得点で1点差(12-13)。いったんは4点差(14-18)まで突き放されるが、再度追い上げ逆転(19-18)、そのままゲームポイント(20-19)をつかむ

試合の流れは桃田側にあったが、大歓声をバックにリー・チョンウェイが踏ん張る。ゲームポイントを握られて攻めの姿勢を崩さず、続けて桃田2つ目のゲームポイント(21-20)も凌ぐと、次の1点はラリー中、ネット上部にシャトルが当たって相手コートに落ちる「ネットイン」でマッチポイント。最後は桃田が相手コート後方に放ったロブがエンドライン内に収まった(イン)という線審の判定にチャレンジ。これが成功して、マレーシアオープン14度目の決勝で12勝という、新たな記録を樹立した

桃田選手は表彰式後、悔しさを表情ににじませながらも、BadPaL の取材にしっかり応じ、「自分のパフォーマンスは出せたと思うが、(自分が)ゲームポイントを握った後のラリーや、(21-21からの)ネットインなど、ホームのチョンウェイに気迫のこもった球を見せられた」と語った

準優勝という結果については、「これまで、うまくいきすぎて怖いという思いがあったが、この大会で課題が見つかった」と前向きにとらえた

桃田選手自身が大会初めに強調していた、「優勝よりも、悔いの残らない試合」は達成できたか、尋ねると、「もう少しできたかなと思う部分はある」と答え、ミックスゾーンを後にした

女子シングルス優勝の栄冠を勝ち取ったのはやはり、第1シードの台湾タイ・ツーインだった。オープニングゲームを、準々決勝で同2位の山口茜を降した中国ホー・ビンジャオに、17-20と3つのゲームポイントを握られながら逆転で取ると、続く第2ゲームは開始早々12-1と圧倒。そのまま20-7でマッチポイントを迎え、ここから4点を失うも、難なく2年連続3度目のタイトル奪取に成功した

世界ランク1位のタイ・ツーインは今シーズン、初戦のマレーシアマスターズこそ決勝でラッチャノク・インタノン(タイ)に敗れ準優勝に終わったが、2戦目以降、◆インドネシアマスターズ(1月)◆全英オープン(3月)◆アジア選手権(4月)◆マレーシアオープン(7月)――と、出場4大会連続優勝を遂げ、2位の山口茜以下との差を広げている

決勝唯一の同国対決となった混合ダブルスは、世界1位の中国ワン・イーリュ/ホワン・ドンピン組を、同4位のツェン・シウェイ/ホワン・ヤチオン組が破って、1月のインドネシアマスターズに次ぐ今シーズン2勝目を挙げた。なお、ツェン・シウェイは昨年、チェン・チンチェンとのペアで優勝しており、2年続けてのタイトル獲得となった

決勝(7月1日)の結果

【男子シングルス】リー・チョンウェイ(マレーシア、第7シード)<21-17,23-21>桃田賢斗

【女子シングルス】タイ・ツーイン(台湾、第1シード)<22-20,21-11>ホー・ビンジャオ(中国、第8シード)

【男子ダブルス】園田啓悟・嘉村健士(第6シード)<21-8,21-10>遠藤大由・渡辺勇大

【女子ダブルス】チェン・チンチェン/ジア・イーファン(中国、第1シード)<12-21,12-21>高橋礼華・松友美佐紀(第5シード)

【混合ダブルス】ワン・イーリュ/ホワン・ドンピン(中国、第2シード)<19-21,18-21>ツェン・シウェイ/ホワン・ヤチオン(中国、第4シード)

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