Day 8 in Rio : World No.1 finally becomes World’s best, Ayaka and Misaki shine Gold

リオ五輪バドミントン競技8日目、女子ダブルス決勝で高橋礼華・松友美佐紀組がデンマークペアを逆転で破り、前回ロンドンの藤井瑞希・垣岩令佳組の銀メダルを上回る、日本バドミントン界にとって史上初の五輪金メダルをつかみとった

Day 8-4+
Ayaka / Misaki won their last match at Rio Olympic in a dramatic way

劇的な幕切れだった。第1ゲームは、五輪決勝の大舞台でレギュラーシーズンを上回るプレーを見せるデンマークのク リスティナ・ペダーセン/カミラ・リタ・ユール組に奪われる。しっかり第2ゲームを奪い返すが、ファイナルゲームに入り、競り合いの中、終盤抜け出されて16-19となり 万事休すかと思われた。しかしこの窮地にも、幾多の失敗とその克服を繰り返しながら4年間積み上げた経験と自信を実証してみせるかのごとく、 当然のように同点に追いつくと、そのまま一気に勝負を決めた

高橋、松友両選手は世界ランク1位になって以降、「まだ世界選手権も勝っておらず、世界チャンピオンと呼ばれることには違和感を感じる」と繰り返し話していた。しかし今回、最高峰の舞台で金メダルをつかんだ後、初めて自ら、「ようやく世界一になれた」(高橋選手)と語り、喜びと達成感を表現した

決勝より前に行われた3位決定戦では、決勝進出を逃しモチベーションの低下が明らかな第2シードの中国ユーヤン/タンユエンティン組を第4シードの韓国チョン・ギョンウン/シン・スンチャン組が破り、銅メダルを獲得した。なお、中国が得意としてきたこの種目でメダルを逃すのは、バドミントンが正式種目に採用された1992年バルセロナ五輪以降、初めて

Day 8-5
Nozomi lost in the semifinals but secured bronze medal

女子シングルスの奥原希望選手は、日本シングルス陣初のメダル確定につながる決勝進出を狙い、台湾タイ・ツーイン選手、中国ワン・イーハン選手と強豪を連破して勝ち上がったインドのプサルラ・ヴァンカタ・シンドゥ選手との準決勝に臨んだ。第1ゲーム、持ち前の足を使ったコートカバー力で長いラリーに持ち込み終盤まで競り合うが、19-21で惜しくもこのゲームを落とす。すると第2ゲームは、今大会好調のシンドゥ選手の攻撃にとりわけ後半押し込まれて、10点しか奪えず敗れた

準決勝もう一つの山では、第1シードのスペイン、カロリナ・マリン選手が、ロンドン五輪金メダルの中国リ・シュエリ選手をストレートで下して決勝に進んだ。なおこの試合で、リ・シュエリ選手は第2ゲーム終盤、頭上の球に飛びつき着地した際、左ひざを痛めてコート上に倒れ込んだ。棄権はしなかったものの、試合再開後、最後の数点は動ける状態ではなかった

その後、リ・シュエリ選手が翌19日の3位決定戦を棄権することが発表され、奥原選手の銅メダルが確定している

この日行われたもうひと試合、男子ダブルスの3位決定戦は、今大会、韓国キム・サラン/キム・ギジョン組、早川賢一・遠藤大由組と世界ランク上位のペアを倒し躍進した英国クリス・ラングリッジ/マーカス・エリス組が、中国ホン・ウェイ/チャイ・ビアオ組に勝って銅メダルを獲得した。英国にとっては、2000年シドニーの銅(混合ダブルス)、04年アテネの銀(混合ダブルス)に続く、3つ目のバドミントン競技でのメダルとなった

8日目(18日)の対戦カード

◆女子シングルス準決勝

カロリナ・マリン(スペイン、第1シード)〈21-14,21-16〉リ・シュエリ(中国、第3シード)

奥原希望(日本、第6シード)〈19-21,10-21〉プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド、第9シード)

◆男子ダブルス3位決定戦

ホン・ウェイ/チャイ・ビアオ(中国)〈18-21,21-19,10-21〉クリス・ラングリッジ/マーカス・エリス(英国) 

◆女子ダブルス3位決定戦

ユー・ヤン/タン・ユエンティン(中国、第2シード)〈8-21,17-21〉チョン・ギョンウン/シン・スンチャン(韓国、第4シード)

◆女子ダブルス決勝★

高橋礼華・松友美佐紀(第1シード)〈18-21,21-9,21-19〉クリスティナ・ペダーセン/カミラ・リタ・ユール(デンマーク)

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大会9日目は、男子シングルス準決勝で中国リン・ダン選手とマレーシアのリー・チョンウェイ選手の五輪3度目の対戦が実現。また女子シングルス決勝は東西対決で、どちらが勝っても新女王の誕生となる

9日目(19日)の対戦カード

◆男子シングルス準決勝

リー・チョンウェイ(マレーシア、第1シード)対リン・ダン(中国、第3シード)

チェン・ロン(中国、第2シード)対ビクター・アクセルセン(デンマーク、第4シード)

◆女子シングルス3位決定戦

リ・シュエリ(中国、第3シード)〈棄権〉奥原希望(第6シード)

◆女子シングルス決勝★

カロリナ・マリン(スペイン、第1シード)対プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド、第9シード)

◆男子ダブルス決勝★

フー・ハイファン/ツァン・ナン(中国、第4シード)対ゴー・ウェイシェム/タン・ウィーキョン(マレーシア)

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