Yui and two pairs of Japan advance to semifinals

QF-Yui1マレーシアマスターズGPゴールド準々決勝、橋本由衣選手が現時点で五輪出場圏内に位置する世界ランク上位の韓国ベ・ヨンジュ選手を倒し、日本シングルス勢で唯一、準決勝進出を決めた。ダブルス陣は、A代表の園田啓悟・嘉村健士組と高橋礼華・松友美佐紀組が順当にベスト4に入った

橋本選手は、粘りのプレーを得意とする韓国のサウスポーとの1時間越えの試合を戦い抜いた直後、BadPaL の取材に応じ、「疲れてはいるが余力を残している」と指摘。年初にマレーシアのリーグで、きつい11点制の試合をしていたことに効果があったと説明した

第1ゲームを終盤突き放され12-21で失い、続く第2ゲームも中盤5-12と点差を広げられ、「いつもなら息切れしてしまうところ」だったが、ここから連続得点を立て続けに決め、21-18でこのゲームを取り返して試合をふりだしに戻す。ファイナルゲームは飛ぶ方のコートに入った前半、「大きく離されずについていければ大丈夫」と想定していたが、11-9とリードして折り返すと、後半は得意とする飛ばないコートでみるみる点差を広げていき、相手の持ち味であるねばりも断ち切る形で、21-11と完勝した

橋本選手は、劣勢にも気持ちを切らさず飛ばしていけた背景に、「昨シーズンまでと同じベスト8やベスト4で終わりたくない」という強い思いがあったことを明かした。あすの準決勝、さらにはあさっての決勝に向けては、「五輪レースも残り少ないので、どんな形でもいいから勝ちにいく」と述べ、貪欲に結果を求めていく姿勢をあらためて強調した

QF-Takeshi-Keigo男子ダブルスの園田・嘉村組は、開催国マレーシアが期待するエースペア、ゴー・ウェイシェム/タン・ウィーキョン組と対戦した。会場内のほぼすべての観客が相手の応援に回り、完全アウェーの雰囲気の中、試合が行われた。第1ゲームは終盤の競り合いに敗れ22-24で落とす。ただ徐々にリズムをつかむと、第2ゲームを取り返し、ファイナルゲームも先行する形で試合を進める。途中1点差(16-15)まで迫られるが、コーチをつけずに臨んでいるこの大会、コート上で互いに短く言葉を交わすと一気に抜け出し、21-16で勝利した

試合中、観客から2人が気合いを入れるために交わす掛け声を茶化すような声も飛んだが、嘉村選手は試合後、「気が散った」と苦笑交じり認めた。ただ「相手もやりにくそうで、どっちもどっちという感じだった」と述べた。対戦相手のゴー/タン組について園田選手は、「世界ランクは上だが、やりにくくはない相手。前回、独ビットブルガーオープンGPゴールド(昨年10月)での対戦時にストレートで勝っていたので自信はあった」と言い切った。2人はこの日の試合全体を振り返り、「競り負けた第1ゲームは、園田選手が混合ダブルスをやった後で男子ダブルスの速いスピードに調整するのに手間取ったため。第2、第3ゲームは気持ちを静めて、自分たちの流れで思うようなプレーができたと思う」と語った。また、ファイナルゲームで追い上げられている時、熱いプレースタイルとは対照的に冷静に話をしていた点に触れると、「自分のやりたいプレーをパートナーにしっかり伝えることは重要。意識してやっている」(園田)と説明した

QF-Misaki-Ayaka日本A代表同士の対決となった女子ダブルス、勝ったのはやはり高橋礼華・松友美佐紀組だった。松尾静香・内藤真実組も目に見えて調子を上げてきているが、大きく崩れることがないフォーメーション、試合終了までプレーの質を持続できる地力の強さがファイナルゲームの得点差となって表れた

高橋、松友両選手は試合後、「気持ちが入り切れていない」(松友)、「集中に欠けていた」(高橋)と、それぞれ共通の反省点を挙げた。また、手の内を知り合っている相手だけに「先に動いてしまう」ところがあり、風のある会場ではそれがマイナスに作用することを認め、「やはり同国対決はやりにくい」と苦笑した。それでも、試合が進む中で徐々に修正できる強みを説明した上で、「日本ペアには負けるとは思っていない。負けられない」とトップペアとしての自信と覚悟を示した

QF-Naoko-Kurumiもう1つのA代表ペア、福万尚子・與猶くるみ組は、世界ランクは現在34位だが五輪レース終了までの4カ月で中国トップの座に昇ってくることも予想される強豪ユー・ヤン/タン・ユエンティン組と対戦した。中盤以降に引き離され敗れた前回対戦時の反省に立ち、福万・與猶組はこの日、第1ゲーム前半を11-10で折り返した後もしっかり競り合っていく。先にゲームポイント(18-20)を握られながら追いつく集中力を見せたが、逆に奪い返したゲームポイント(21-20)の好機を逸すると、22-24でこのゲームを落とす。第2ゲームも前半は11-10とリードして終えるが、後半に入ると連続得点を一切決めさせてもらえず、じりじりと点差を広げられて15-21で敗退。リベンジはならなかった

QF-Shiho-Koharuこの日はほかにも、米元小春・田中志穂組が昨年9月のジャパンオープンSSでフルゲームの末に敗れた世界5位の韓国チャン・イエナ/イ・ソヒ組へのリベンジに挑んだ。攻撃の形が機能して第1ゲームを幸先よく奪うが、第2ゲーム以降、今大会第2シードに入った韓国ペアの攻撃の前にディフェンス面の脆弱さを露呈。ファイナルゲームは12点しか取れずに敗れ、リベンジは次回以降に持ち越しとなった

QF-Yuki-Sayaka女子ダブルスではさらに、福島由紀・廣田彩花組がベスト4入りを狙ったが、予選2試合を勝って本戦に進み、前日の2回戦では開催国マレーシアのトップペアをストレートで破り勢いに乗る中国リ・インフェイ/ドゥ・ユエ組の前に屈し、果たせなかった

QF-Sayaka女子シングルスのA代表、佐藤冴香選手は、強化合宿直後ということもあり、思い通りに動かぬ体に鞭打ちながら今大会ここまで2試合を戦い、1ゲームも落とさず勝ってきた。しかしこの日の相手、第1シードの韓国ソン・ジヒョン選手には通用せず、なすすべなくストレート負け。日本で上位に立つ奥原希望、山口茜両選手が不在の中、優勝してランキングポイントの大幅な上乗せを狙ったが、叶わなかった

QF-Ryota-Hiroyuki男子ダブルスで準々決勝に臨んだもう1つの日本ペア、佐伯裕行・垰畑亮太組は、マレーシアのクー・ケンケット/タン・ブンヒョン組から1ゲーム奪う健闘を見せたが、経験、実績ともに格上のベテランに翻弄され、ファイナルゲームは13-21で敗れ去った

準々決勝の結果

【男子シングルス】

リー・チョンウェイ(マレーシア、世界5位)〈21-16,21-16〉アジャイ・ジャヤラム(インド、世界21位)

トミー・スギアルト(インドネシア、世界11位)〈21-6,21-17〉チャオ・ビン(中国、世界54位)

ウン・カロン(香港、世界18位)〈11-21,15-21〉イスカンダー・ズルカルナイン・ザイヌディン(マレーシア、世界51位)

キダンビ・スリカンス(インド、世界9位)〈21-15,21-14〉ホワン・ユシアン(中国、世界76位)

【女子シングルス】

ソン・ジヒョン(韓国、世界8位)〈21-12,21-9〉佐藤冴香(世界14位)

プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド、世界12位)〈21-10,21-10〉リンダウェニ・ファネトリ(インドネシア、世界25位)

ベ・ヨンジュ(韓国、世界13位)〈21-13,18-21,11-21〉橋本由衣(世界18位)

ブサナン・ウンバンルンパン(タイ、世界19位)〈19-21,10-21〉カースティ・ギルモア(スコットランド、世界20位)

【男子ダブルス】

キム・サラン/キム・ギジョン(韓国、世界7位)〈23-21,21-19〉ウラジミール・イワノフ/イワン・ソゾノフ(ロシア、世界11位)

クー・ケンケット/タン・ブンヒョン(マレーシア、世界18位)〈21-16,20-22,21-13〉佐伯裕行・垰畑亮太(世界116位※予選繰り上がり)

ツァイ・チアシン/リー・シェンム(台湾、世界14位)〈21-15,20-22,13-21〉ギデオン・マルクス・フェルナルディ/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(インドネシア、世界16位)

ゴー・ウェイシェム/タン・ウィーキョン(マレーシア、世界15位)〈24-22,16-21,16-21〉園田啓悟・嘉村健士(世界24位)

【女子ダブルス】

高橋礼華・松友美佐紀(世界4位)〈21-18,19-21,21-14〉松尾静香・内藤真実(世界13位)

福島由紀・廣田彩花(世界23位)〈16-21,17-21〉リ・インフェイ/ドゥ・ユエ(中国、世界209位※予選勝ち上がり)

福万尚子・與猶くるみ(世界8位)〈22-24,15-21〉ユー・ヤン/タン・ユエンティン(中国、世界34位)

チャン・イエナ/イ・ソヒ(韓国、世界5位)〈12-21,21-17,21-12〉米元小春・田中志穂(世界41位)

【混合ダブルス】

シン・ベクチョル/チェ・ユジョン(韓国、世界11位)〈17-21,21-16,19-21〉ツェン・シウェイ/リ・インフェイ(中国)

リー・チュンヘイ/チャウ・ホイワー(香港、世界10位)〈13-21,21-14,21-16〉ロナルド・アレキサンダー/メラティ・ダエバ・オクタビアニ(インドネシア、世界21位)

園田啓悟・福万尚子(世界28位)〈10-21,15-21〉タン・キアンメン/ライ・ペイジン(マレーシア、世界139位※予選勝ち上がり)

チャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン(マレーシア、世界15位)〈21-13,21-18〉ハフィズ・ファイサル/シェラ・デヴィ・アウリア(インドネシア、世界65位※予選繰り上がり)

 

準決勝の対戦カード

【男子シングルス】

リー・チョンウェイ(マレーシア、世界5位)対トミー・スギアルト(インドネシア、世界11位)

キダンビ・スリカンス(インド、世界9位)対イスカンダー・ズルカルナイン・ザイヌディン(マレーシア、世界51位)

【女子シングルス】

ソン・ジヒョン(韓国、世界8位)対プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド、世界12位)

橋本由衣(世界18位)対カースティ・ギルモア(スコットランド、世界20位)

【男子ダブルス】

キム・サラン/キム・ギジョン(韓国、世界7位)対クー・ケンケット/タン・ブンヒョン(マレーシア、世界18位)

ギデオン・マルクス・フェルナルディ/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(インドネシア、世界16位)対園田啓悟・嘉村健士(世界24位)

【女子ダブルス】

高橋礼華・松友美佐紀(世界4位)対リ・インフェイ/ドゥ・ユエ(中国、世界209位※予選勝ち上がり)

チャン・イエナ/イ・ソヒ(韓国、世界5位)対ユー・ヤン/タン・ユエンティン(中国、世界34位)

【混合ダブルス】

リー・チュンヘイ/チャウ・ホイワー(香港、世界10位)対ツェン・シウェイ/リ・インフェイ(中国)

チャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン(マレーシア、世界15位)対タン・キアンメン/ライ・ペイジン(マレーシア、世界139位※予選勝ち上がり)

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