LIN Dan defends his Gold, Ayaka/Misaki ends with Silver

Misaki-Ayaka

Asian games and World championships are probably different fields for Misaki/Ayaka @archives

アジア大会個人戦4~6日目、各種目の決勝が行われ、女子ダブルスで1970年以来の日本勢優勝を狙った第1シードの高橋礼華・松友美佐紀組は、ロンドン五輪金メダルに続き8月に世界選手権を制した中国ペアを破って勢いに乗るインドネシアペアに屈し、準優勝に終わった。男子シングルスでは、準々決勝で田児賢一選手にストレート勝ち、準決勝では世界ランク1位のリー・チョンウェイ選手を倒した中国リン・ダン選手が、世界2位チェン・ロン選手との同国対決となった決勝を制してアジア大会2連覇。あらためてその強さを証明した

高橋・松友組は、まさかの初戦敗退に終わった前年の雪辱を期して臨んだ8月の世界選手権コペンハーゲン大会で、初戦こそ突破したものの2戦目で韓国ペアに不覚を取った。オープントーナメント(スーパーシリーズ以上)ではこの1年、優勝1回、準優勝2回、ベスト4が4回など、安定した結果を残してきたが、世界選手権ではいまだ思うようなプレーをできずにいる

Misaki MATSUTOMO

Was Japanese top pair mentally ready for winning in Asia after early loss in World ? @archives

アジア大会の直前、富山県高岡市で行われた日本リーグ開幕戦で高橋選手は BadPaL の取材に応じ、世界選手権を振り返り、「自分たちより相手のできが良かった。アジア大会に向け切り替えていく」と気持ちを抑えるように淡々と語った。一方、松友選手は「1年前の敗北からこれまで調子が上がっていただけに(結果が残せず)やっぱりくやしい。正直、引きずっている部分はある」と認めていた

今大会に出場した全26組の中で世界ランクが最上位のため第1シードに入り、インドネシア、タイ、マレーシアのペアを倒して順当に決勝まで勝ち上がった。しかし決勝では、このところ昇り調子にあるインドネシアペアにいったん流れを譲り渡すと、その後は主導権を取り戻すことができず、自分たちらしさを出せないまま完敗した

Nitya=Greysia

Giant killer, Nitya/Greysia, is getting recognized as one of the best Asian pairs @archives

優勝したグレイシア・ポリー/ニトヤ・クリシンダ・マヘスワリ組は現在、世界ランク10位ながら、今大会、第1シードの高橋・松友組(世界3位)のほか、準々決勝で世界選手権準々決勝で敗れた前田美順・垣岩令佳組(世界5位)へのリベンジを果たし、準決勝では2010年アジア大会、12年ロンドン五輪、14年世界選手権を制している実績ナンバーワンの中国ツァオ・ユンレイ/ティエン・チン組(世界4位)に初めて競り勝ち、格上を次々倒した。これ以前にも、昨年の世界選手権で優勝、今年は準優勝だった中国ユー・ヤン/ワン・シャオリ組(世界7位)を、昨年10月のフランス、7月の台湾と2回続けて撃破。さらにデンマークのクリスティナ・ペダーセン/カミラ・リタ・ユール組(世界2位)には今年だけでも2勝負けなしと、ジャイアントキラーぶりを発揮している

ロンドン五輪後、食生活の改善にも取り組んできたポリー選手は、中国や日本などのライバルペアから、決してあきらめない気持ちを学んだことで進化できたと説明。その上で、「この勝利は始まりにすぎない」と今後、さらなる飛躍を誓う言葉を口にしている

LIN Dan

No body can stop LIN Dan yet @archives

男子シングルスでは、特別出場枠(ワイルドカード)で出場権を得た2013年8月の世界選手権で通算5度目の優勝を果たした後、国際舞台を離れ、4月に復帰してきたリン・ダン選手が、その存在感を見せつけた。圧巻は準決勝のリー・チョンウェイ戦。自らのミスから失点を重ね16-20と4つのゲームポイントを献上した第1ゲーム、後のない状況から6連続得点を決めて大逆転すると、第2ゲームはやはりミスによる自滅で12-21と落とすが、ファイナルゲームに入ると世界1位を圧倒し21-9と完勝した。翌日行われた決勝では、出場できなかった今年の世界選手権を制したチェン・ロン選手を下して、中国の趙剣華(ツァオ・ジアンフア、1986,90年)、インドネシアのタウフィック・ヒダヤット(2002,06年)に続き、この種目3人目の2連覇を達成した

リン・ダン選手は今年、これまでに出場した6大会(個人戦)のうち5大会で優勝。敗れたのは、団体戦も含め、ジャパンオープンSS準々決勝、デンマークのヤン・ヨルゲンセン選手との1戦のみ

WANGs

Asiad Gold shifted from WANG(Shixian) to another WANG(Yihan) @archives

女子シングルスは、中国チームが、ディフェンディングチャンピオンのワン・シーシャン選手(世界2位)に代えて個人戦に送り込んだ世界ランクが1つ下のワン・イーハン選手(世界3位)が、準決勝で地元韓国のベ・ヨンジュ選手を2対1で退けると、決勝では第1シードのチームメイト、リ・シュエリ選手(世界1位)と対戦。第1ゲームを先取されながら、逆転でアジア大会優勝の栄冠を勝ち取った。高橋沙也加選手に敗れたジャパンオープンSS以降、インドネシアオープンSSプレミア、世界選手権と3大会連続でベスト16どまりと精彩を欠いていたが、今大会では期待に応え頂点に返り咲いた。ワン選手は2011年に世界選手権で優勝しており、いまだ手にしていない個人のビッグタイトルは五輪金メダルのみとなった

AHSAN-SETIAWAN

Indonesian defeated Korean for the first time in the individual event since their first meet at Denmark 2013 @archives

男子ダブルスは、ドーピング防止規定違反で1月に世界バドミントン連盟(BWF)から1年間の活動停止処分を受け〈https://badpal.net/2014/01/28/korean-star-banned-for-a-year-from-competitions-incl-asian-games/〉、いったんはアジア大会への出場も危ぶまれていた韓国イ・ヨンデ/ユ・ヨンソン組が、処分取り消し後に参戦した6月のジャパンオープン、インドネシアオープン、オーストラリアンオープンで、SS(プレミア含む)3連勝。世界ランクも1位に引き上げ、自国優勝に向け順調な調整を見せていた。しかし決勝では、初めて対戦した昨年10月のデンマークオープンSSプレミア以来、個人戦では5戦5勝と完全に抑え込んでいた世界2位のヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン組に16-21,21-16,17-21と競り負け、地元の期待に応えることはできなかった。一方、勝ったセティアワン/アーサン組は、女子ダブルスに続いてインドネシアに今大会2つ目のタイトルをもたらした。なお、セティアワン選手は、マルキス・キド選手と組んで優勝した前回に続き大会2連覇

混合ダブルスは、既に五輪(2012年)と世界選手権(11,14年)のタイトルを保持する中国ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ組が勝って、個人戦の主要タイトルを総なめにした。決勝の相手は前世界選手権覇者、インドネシアのタントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル組。過去の対戦成績は5勝5敗で接戦が予想されたが、8月の世界選手権出場を回避する要因となったアーマド選手の負傷が影響したのか、中国ペアがストレートでインドネシアペアを退けた。この結果、ツァオ・ユンレイ選手は今大会、女子団体の金、女子ダブルスの銅に続く3つ目のメダルを獲得した

 

個人戦4日目の結果

【女子ダブルス★決勝★】 高橋礼華・松友美佐紀(世界3位)〈15-21,9-21〉グレイシア・ポリー/ニトヤ・クリシンダ・マヘスワリ(インドネシア、世界10位)

【女子シングルス準決勝】

リ・シュエリ(中国、世界1位)〈21-16,24-26,21-8〉タイ・ツーイン(台湾、世界9位)

ワン・イーハン(中国、世界3位)〈21-10,12-21,21-16〉ベ・ヨンジュ(韓国、世界6位)

【男子ダブルス準決勝】

イ・ヨンデ/ユ・ヨンソン(韓国、世界1位)〈21-6,21-15〉タン・ウィーキョン/ゴー・ウェイシェム(マレーシア、世界187位)

ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア、世界2位)〈19-21,21-16,21-18〉キム・サラン/キム・ギジョン(韓国、世界5位)

【男子シングルス準々決勝】

リー・チョンウェイ(マレーシア、世界1位)〈21-23,21-16,21-17〉グエン・ティエンミン(ベトナム、世界23位)

田児賢一(世界4位)〈14-21,18-21〉リン・ダン(中国、世界15位)

チョウ・ティエンチェン(台湾、世界13位)〈12-21,21-18,18-21〉ウェイ・ナン(香港、世界17位)

チェン・ロン(中国、世界2位)〈21-16,21-19〉ソン・ワンホ(韓国、世界7位)

【混合ダブルス準々決勝】

ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ(中国、世界1位)〈21-17,21-15〉チェン・フンリン/チェン・ウェンシン(台湾、世界38位)

コ・ソンヒョン/キム・ハナ(韓国、世界6位)〈9-21,21-9,15-21〉プラビーン・ジョーダン/デビー・スサント(インドネシア、世界19位)

タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、世界4位)〈19-21,21-16,21-9〉シン・ベクチョル/チャン・イエナ(韓国、世界68位)

シュー・チェン/マー・ジン(中国、世界3位)〈21-12,21-15〉ダニー・バワ・クリスナンタ/ユーヤン・バネッサ・ネオ(シンガポール、世界10位)

 

個人戦5日目の結果

【女子シングルス★決勝★】

リ・シュエリ(中国、世界1位)〈21-11,17-21,7-21〉ワン・イーハン(中国、世界3位)

【男子ダブルス★決勝★】

イ・ヨンデ/ユ・ヨンソン(韓国、世界1位)〈16-21,21-16,17-21〉ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア、世界2位)

【男子シングルス準決勝】

リー・チョンウェイ(マレーシア、世界1位)〈20-22,21-12,9-21〉リン・ダン(中国、世界15位)

チェン・ロン(中国、世界2位)〈21-6,21-10〉ウェイ・ナン(香港、世界17位)

【混合ダブルス準決勝】

ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ(中国、世界1位)〈21-19,21-17〉プラビーン・ジョーダン/デビー・スサント(インドネシア、世界19位)

タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、世界4位)〈21-12,21-10〉シュー・チェン/マー・ジン(中国、世界3位)

 

個人戦最終日(6日目)の結果

【男子シングルス★決勝★】

チェン・ロン(中国、世界2位)〈21-12,16-21,16-21〉リン・ダン(中国、世界15位)

【混合ダブルス★決勝★】

ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ(中国、世界1位)〈21-16,21-14〉タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、世界4位)

 

◆アジア大会の各種目メダリスト

【男子シングルス】

金メダル: リン・ダン(中国※2大会連続)

銀メダル: チェン・ロン(中国)

銅メダル: リー・チョンウェイ(マレーシア)、ウェイ・ナン(香港)

【女子シングルス】

金メダル: ワン・イーハン(中国)

銀メダル: リ・シュエリ(中国)

銅メダル: タイ・ツーイン(台湾)、ベ・ヨンジュ(韓国)

【男子ダブルス】

金メダル: ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア※セティアワン選手は2大会連続)

銀メダル: イ・ヨンデ/ユ・ヨンソン(韓国)

銅メダル: キム・サラン/キム・ギジョン(韓国)、タン・ウィーキョン/ゴー・ウェイシェム(マレーシア)

【女子ダブルス】

金メダル: グレイシア・ポリー/ニトヤ・クリシンダ・マヘスワリ(インドネシア)

銀メダル: 高橋礼華・松友美佐紀(日本)

銅メダル: ツァオ・ユンレイ/ティエン・チン(中国)、ウーン・ケーウェイ/フー・ビビアン・カームン(マレーシア)

【混合ダブルス】

金メダル: ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ(中国)

銀メダル: タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア)

銅メダル: シュー・チェン/マー・ジン(中国)、プラビーン・ジョーダン/デビー・スサント(インドネシア)

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