Japan misses another opportunity to bring home Sudirman medal

Playing together with team mates

Team-mates stay behind you no matter what happens

スディルマン杯準々決勝、日本は前回2011年の中国・青島大会に続いて、初のメダル獲得に挑む機会を得たが、若手の成長により一躍、東南アジアの強国に成長したタイに阻まれ、今回もあと一歩届かず、涙を飲んだ

この試合、日本にとって19点が鬼門となってしまった

Hirokatsu HASHIMOTO-Miyuki MAEDA

Hirokatsu/Miyuki could not bring a point to team but proved potential against another top pair

1種目目の混合ダブルスには、上位チームの中では実績の面で見劣りし不安視されながら、ここまで期待以上の活躍を見せてきた橋本博且・前田美順組が3たび登場した。相手は世界ランク6位、実力、実績ともに格上のベテラン、スッケー・プラパカモン/サラリー・トウントンカム組。日本ペアはこの日も、試合開始直後から臆することなく積極的に攻撃を仕掛け、中盤以降点差を広げて19-15とリードする。しかしここから経験豊富なタイペアに翻弄され、6連続失点でこのゲームを落とす。第2ゲームに入ると、日本ペアは攻撃の形をつくらせてもらえず、防戦一方となってしまい9-21の大差で敗れた

橋本、前田両選手は試合後、BadPaL に対し、「強い気持ちで試合に入ったが、1ゲーム目を取れなかった。チームに1ポイント貢献したかった」(橋本選手)。「(エンドの変わった)2ゲーム目は、飛ばないコートというのは分かっていたが、相手に先手先手で好きなようにやらせてしまった」(前田選手)とコメントした

Kenichi TAGO

TAGO played his role as the ace shuttler of Japan

2種目目の男子シングルスに出場した田児賢一選手、目の前で混合ダブルスが敗れ、タイにポイントを取られ劣勢になった状況を受け、「相手が乗ってくるので、まずは流れを止めてやらないと、という気持ちでコートに入った」と説明した

第1ゲームは風の影響があり、相手のスマッシュを返してラリーをつくっていこうと考えていたという。しかし、タイのエース、ブーンサック・ポンサナ選手に代わって出てきた若いタノンサク・サエンソンプーンサック選手の勢いある攻撃に押され気味で、15-20と先にゲームポイントを握られる。ただ、この場面でもあきらめることはなく、「相手が思っていたより早く疲れてくれた」のに加えて、「勝っても負けても、第2ゲーム以降につなげるプレーをしよう」と心がけたことが奏功し、ここから6連続得点を決めてゲームをひっくり返す

第2ゲーム開始直後、田児選手はたたみかけて、一気に点差を広げようとするが、「(シャトルの)コントロールができず、ミスを重ねてしまった」と試合後振り返った通り、内容ほどに点差が開かないまま終盤まで進む。それでも、疲労の色がより濃くなってきた相手につけいる隙を与えることはなく、21-18で振り切り、頼れるエースとして勝ち点1を稼ぎ、試合を1対1のイーブンに戻した

田児選手は試合後、取材に応じ、チームに貢献できてよかったと口にした後、「(日本が目標に掲げる)ベスト4を狙うというより、タイを倒すという気持ちで試合に臨んだ」と説明した。一方、日本が初めてベスト4入りできた場合の意義については、「まだ勝ったわけではない」と前置きした上で、「国際大会で試合をしたことがない若手やシニアの選手に、自分たちでもやれる、という自信や目標を与えられる」と指摘。ただ、今のジュニアは既に世界ジュニア選手権で優勝しているので、(国際大会でやれるといった)意識はとうに持っていると思う、と付け加えた

Kenichi HAYAKAWA-Hiroyuki ENDO

World No.4 Japanese pair had a tough time in Sudirman Cup

3種目目の男子ダブルスは、一次リーグの2試合同様、世界4位の早川賢一・遠藤大由組。対戦相手のマニーポン・ジョンジット/ニピトポン・プアンプアペク組には、2月のインドネシアスーパーリーガ、3月の全英オープンSSプレミアで勝っており、優位に試合を進めることが予想された。その通り、第1ゲーム中盤以降、徐々に点差を広げて19-15とリードし、このままいくと思われた

ところが、次の1点を失ったところから日本ペアのリズムが崩れ始める。ゲームポイントは握ったものの、ミスなどからタイのペアに流れを渡してしまい20-20で追いつかれ、その後は常に後手後手に回り、結局25-27でこのゲームを落としてしまう。第2ゲームは前半競り合うも、後半に入るとなかなか攻撃の流れを作れぬまま、逆に相手を勢いづかせてしまい、じわじわと点差を広げられ16-21で敗退した

早川・遠藤組は試合直後、敗戦のショックからか、早川選手が「1人で焦ってしまって…」と短く言葉を絞り出すのが精いっぱいで、足早にその場を去った

1対2と追い詰められた状態で迎えた4種目目は女子シングルス。最後に控える女子ダブルスでは世界2位の高橋礼華・松友美佐紀組の優位は明らかで、実質的に、この種目に勝敗の行方がかかっていた。両チームにとって負けられない一戦に臨んだのは、今回初参戦のスディルマン杯で2日前に初勝利を挙げた高橋沙也加選手。一方、タイからは、4月のインドオープンで上位大会スーパーシリーズ(SS)初制覇を果たした世界5位のラッチャノク・インタノン選手が、日本と同じく、スディルマン杯での初のメダル獲得の期待を背負って登場した。2人のこれまでの対戦成績は1勝1敗、直近では4月のアジア選手権で高橋選手が勝っている

Sayaka TAKAHASHI

Sayaka lost in crucial match today, however learned a valuable lesson for the future

第1ゲームは、世界ランク上位のインタノン選手に中盤抜け出され、11-18と7点差をつけられる。この辺りから高橋選手がリズムをつかみ、次々と得点を重ねて19-20まで迫るが、ここは惜しくも逃げ切られる。しかし第2ゲームに入ると流れをしっかりつかんでインタノン選手をどんどん引き離していき、21-9の大差で勝利。試合をふりだしに戻した

勝敗を決するファイナルゲームはほぼ互角の展開で、高橋選手の1点リードで前半を折り返す。後半16-16でいったん追いつかれるが逆転は許さず、後ろに控えるチームメイトの声援にも後押しされながら19-17までこぎつける。しかし、「先に20点を取れば相手をあせらすことができたのに」と試合後、悔やんだ通り、あと1点が取れず。逆に経験値で上回る18歳のタイのエースが土壇場で集中力を発揮して4連続得点を決め、日本のスディルマン杯挑戦は終焉を迎えた

高橋選手は、試合後しばらくしてから取材に応じ、時折、涙で言葉に詰まりながらも、「初のベスト4入りを目指したチームに貢献できずに申し訳ない気持ち。前回対戦したアジア選手権(4月)では、2点差を追いかける展開で勝利できた。今回は逆の立場でファイナルの後半、2点リードしていて、どこかで3点差に広げたかったができなかった。決め急いでいたところが あったのかもしれない」としっかり受け答えした

試合に入る前の気持ちとしては、「1対2で回ってきてプレッシャーがあった。相手は攻撃が良いので、向こうの良い球をディフェンスしてから攻撃につなげるつもりだった」と語った。この点はインタノン選手も試合後、「(高橋選手は)ディフェンスが良く、決め球を何度も返され、どうしていいか分からなくなった」と明かしている。高橋選手は最後に、「今は(試合直後で)整理できていないが、相手が自分にないものを持っていたということ。勉強になった」と締めくくった

Head coach at post match press conference

The loss in MD is unexpected : Team Japan’s HC, PARk says

日本チームのヘッドコーチ、パク・ジュボン氏は敗戦後、記者会見に臨み、「女子シングルス(の高橋沙也加選手)は最後の数点を決め切れなかったが、いいファイトを見せた。経験が必要」と最後の試合を振り返った。タイに敗れた主因を聞かれると、「大きな誤算は男子ダブルスが敗れたこと」と語った

Natsir Liliyana

Liliyana(R) showed teammates how to beat the Chinese in Mixed doubles

世界上位12チームからなるグループ1の準々決勝、このほかの試合は、2日前の一次リーグ最終戦と同じ顔合わせになった中国対インドネシアで、インドネシアが1種目目の混合ダブルスと3種目目の男子ダブルスを取り、2対1として中国を追い詰めた

女子シングルスを落とし2対2のイーブンに戻された後の最終種目女子ダブルスでも、強打の中国ワン・シャオリ選手が放つスマッシュをことごとくコートの奥深くまでリターンするなど、混合ダブルスに続いて出場したインドネシアのベテラン、リリアナ・ナッチル選手の活躍で食らいついたが、最後は中国が苦しみながらも勝ち、準決勝への切符を手にした

さらに、日本に敗れ一次リーグ【D組】2位通過となったデンマークと、【B組】1位の韓国が、それぞれ台湾、ドイツを3対0と完封し、ベスト4入りを決めた。この結果、25日の準決勝の対戦カードは、中国デンマーク韓国タイとなった

準々決勝4試合の結果詳細

◆日本1-3タイ

【混合ダブルス】 橋本博且・前田美順(世界87位)〈19-21,9-21〉スッケー・プラパカモン/サラリー・トウントンカム(世界6位)

【男子シングルス】 田児賢一(世界5位)〈22-20,21-18〉タノンサク・サエンソンプーンサック(世界25位)

【男子ダブルス】 早川賢一・遠藤大由(世界4位)〈25-27,16-21〉マニーポン・ジョンジット/ニピトポン・プアンプアペク(世界57位)

【女子シングルス】 高橋沙也加(世界23位)〈19-21,21-9,19-21〉ラッチャノク・インタノン(世界5位)

【女子ダブルス】 高橋礼華・松友美佐紀(世界2位)〈打ち切り〉サラリー・トウントンカム/クンチャラ・ウォラビチッチャイクン(世界740位)

 

韓国3-0ドイツ

【混合ダブルス】 コ・ソンヒョン/キム・ハナ(世界69位)〈22-24,21-11,21-13〉ミハエル・フックス/ブリジット・ミシェルズ(世界12位)

【男子シングルス】 イ・ドンクン(世界63位)〈21-19,20-22,21-19〉ディーター・ドンケ(世界69位)

【男子ダブルス】 イ・ヨンデ/コ・ソンヒョン(世界2位)〈21-13,21-10〉インゴ・キンダーバーター/ヨハネス・シュートラー(世界16位)

 

中国3-2インドネシア

【混合ダブルス】 シュー・チェン/マー・ジン(世界1位)〈18-21,21-14,16-21〉タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(世界2位)

【男子シングルス】 チェン・ロン(世界2位)〈21-11,21-15〉トミー・スギアルト(世界20位)

【男子ダブルス】 カイ・ユン/フー・ハイファン(世界9位)〈21-19,18-21,15-21〉ライアン・アグン・サプトラ/アンガ・プラタマ(世界10位)

【女子シングルス】 リ・シュエリ(世界1位)〈21-16,21-13〉リンダウェニ・ファネトリ(世界15位)

【女子ダブルス】 ユー・ヤン/ワン・シャオリ(世界1位)〈21-12,21-19〉リリアナ・ナッチル/ニトヤ・クリシンダ・マヘスワリ

 

◆台湾0-3デンマーク

【混合ダブルス】 チェン・フンリン/チェン・ウェンシン(世界59位)〈13-21,16-21〉ヨアキム・フィッシャー・ニールセン/クリスティナ・ペダーセン(世界4位)

【男子シングルス】 スエ・スアンイ(世界135位)〈18-21,21-14,7-21〉ヤン・ヨルゲンセン(世界7位)

【男子ダブルス】 リー・シェンム/ツァイ・チアシン(世界26位)〈18-21,11-21〉マシアス・ボー/カールステン・モゲンセン(世界1位)

 

一方、グループ2(チームランク13~20位)とグループ3(同21~30位)は、23日までに組ごとの総当たり戦を終えた。24日にグループ2、グループ3とも、以下の通り順位決定戦を行う

◆グループ2(チームランク13~20位):

スコットランド(A組1位)対オランダ(B組1位)

ロシア(A組2位)対フランス(B組2位)

スウェーデン(A組3位)対カナダ(B組3位)

アメリカ(A組4位)対オーストリア(B組4位)

◆グループ3(チームランク21~30位):

ウクライナ(A組1位)対ベトナム(B組1位)

フィリピン(A組2位)対オーストラリア(B組2位)

ニュージーランド(A組3位)対スイス(B組3位)

スリランカ(A組4位)対リトアニア(B組4位)

トルコ(A組5位)対カザフスタン(B組5位)

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