World Junior Champs not good enough in Senior tournament yet

チャイナオープンスーパーシリーズ(SS)プレミア本戦1日目、17歳の新旧世界ジュニアチャンピオンが激突した1回戦注目のカード、女子シングルスのラッチャノク・インタノン選手(タイ)対奥原希望選手の試合は、ファイナルゲームにもつれ込む接戦となったが、同い年ながら、2009年に世界ジュニア、10年にグランプリ(GP)とGPゴールドを初制覇するなど、世界の舞台で先行するインタノン選手が勝ち、対戦成績を3勝0敗とした。奥原選手は今年7月にGP、11月に世界ジュニアを制したばかり

Ratchanok (second left) and Nozomi (right) at World Junior 2011@archives

インタノン選手は09年に続いて、10年、11年と世界ジュニアのタイトルを防衛し、前人未到の3連覇を達成した。今年は1年前に示唆していた通り、シニア大会を優先し出場しなかったが、大会数カ月前の時点で BadPaL に対し、「(4連覇を狙わずとも)3連覇の記録は当分破られないだろう」と述べ、自らうちたてた偉業への自信を示していた。なお11年の世界ジュニア台湾大会では、準決勝で奥原選手に21-16,21-16でストレート勝ちしている〈https://badpal.net/2011/11/05/japanese-teen-stars-fail-to-reach-finals-in-world-junior/〉

一方、今年7月のアジアジュニア選手権決勝で奥原選手を破ってチャンピオンになり、9月のチャイナマスターズスーパーシリーズ(SS)ではロンドン五輪金メダルの中国リ・シュエリ選手を倒す大金星を上げながら、膝の故障のため世界ジュニアを欠場した、やはり17歳、インドのプサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ選手は世界ランクでは格上の廣瀬栄理子選手と対戦。ファイナルゲーム終盤までどちらが勝ってもおかしくない競り合いを展開するが、最後は経験と実績で勝る廣瀬選手が10歳年下の挑戦を退けた

男子シングルスでは、予選から勝ち上がった世界ジュニアチャンピオンの桃田賢斗選手が、ジャパンオープンSSベスト4の香港フ・ユン選手を苦しめるもファイナルゲームで振り切られ、2回戦には進めなかった

このほか日本勢では、男子シングルスの佐々木翔選手、男子ダブルスの平田典靖・橋本博且組、混合ダブルスの早川賢一・松友美佐紀組が初戦で姿を消した

日本選手1回戦の結果

【男子シングルス】 佐々木翔(世界8位)〈13-21,16-21〉チョン・ウェイフェン(マレーシア、世界26位)、田児賢一(世界9位)〈23-21,21-16〉マーク・ツイブラー(ドイツ、世界19位)、上田拓馬(世界35位)〈11-21,21-13,21-11〉R.M.V.グルサイドゥット(インド、世界44位)、フ・ユン(香港、世界14位)〈21-17,18-21,21-18〉桃田賢斗(世界94位)

【女子シングルス】 廣瀬栄理子(世界14位)〈22-20,14-21,21-19〉P.V.シンドゥ(インド、世界25位)、三谷美菜津(世界17位)〈19-21,21-13,21-16〉パイ・シャオマ(台湾、世界26位)、ラッチャノク・インタノン(タイ、世界10位)〈21-16,13-21,21-15〉奥原希望(世界49位)

【男子ダブルス】 早川賢一・遠藤大由(世界8位)〈21-15,21-6〉スッケー・プラパカモン/ソンポン・アヌクリッタヤワン(タイ、世界54位)、平田典靖・橋本博且(世界13位)〈22-20,16-21,16-21〉チェン・フンリン/ルー・チアビン(台湾、世界138位)

【女子ダブルス】 松尾静香・内藤真実(世界6位)〈21-10,21-10〉アナスタシア・チェルバイコワ/タチアナ・ビビク(ロシア、世界50位)

※末綱聡子・前田美順(世界9位)と高橋礼華・松友美佐紀(世界10位)は2回戦より登場

【混合ダブルス】 早川賢一・松友美佐紀(世界31位)〈21-19,18-21,16-21〉リュウ・チェン/バオ・イーシン(中国)、平田典靖・前田美順(世界32位)〈21-18,21-9〉フィリップ・チュウ/ジェミー・スバンディ(米国、世界40位)

 

日本選手2回戦の組み合わせは以下の通り

【男子シングルス】 田児賢一(世界9位)対ブーンサック・ポンサナ(タイ、世界20位)、上田拓馬(世界35位)対ティエン・ホウウェイ(中国、世界387位)

【女子シングルス】 ワン・イーハン(中国、世界1位)対廣瀬栄理子(世界14位)、三谷美菜津(世界17位)対サプシリー・タエラッタナチャイ(タイ、世界28位)

【男子ダブルス】 早川賢一・遠藤大由(世界8位)対フーン・ティエンハウ/タン・ウィーキョン(マレーシア、世界18位)

【女子ダブルス】 松尾静香・内藤真実(世界6位)対サラリー・トゥントーンカム/ナリッサパト・ラム(タイ、世界66位)、末綱聡子・前田美順(世界9位)対シンタ・ムリア・サリ/ヤオ・レイ(シンガポール、世界14位)、高橋礼華・松友美佐紀(世界10位)対パウラ・リン・オバニャナ/エバ・リー(米国、世界30位)

【混合ダブルス】 シュー・チェン/マー・ジン(中国、世界1位)対平田典靖・前田美順(世界32位)

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