
岐阜で開催された国民体育大会で地元優勝に貢献した脇田侑・江藤理恵組が、BadPaL が昨年3月以降アジアで実施している東日本大震災の被災者支援活動「PRAY&PLAY for JAPAN」に協力してくれた
クラブチームに所属する脇田、江藤両選手は、地元企業の協力を得て競技を続ける環境を確保。日本のトップ選手として国内の主要大会はもちろん、自費参加で国際大会への出場も続けている
日本バドミントン協会が定める現行規則の下では、ナショナルチームメンバーでない2人は、世界ランク引き上げにつながる高いランキングポイントを狙えるスーパーシリーズ(SS)には一切出場できない(自国開催のジャパンオープンを含む)。さらにSSより下位の大会への出場にも規制がかかる。それでも、アスリートにとって究極の目標である世界の頂点を目指し、海外転戦の費用を抑えるため格安航空を乗り継いで現地入りするなど、工夫を重ねながら挑戦を続けている
今年は、2月のイランインターナショナルチャレンジ、4月の大阪インターナショナルチャレンジで優勝。さらに格付けの高い大会グランプリ(GP)では、マレーシアオープンGPゴールド(5月)、タイオープンGPゴールド(6月)、ベトナムオープンGP(8月)でいずれもベスト8に入ったが、この結果に満足はしていない
今年最大のイベントと位置付けていた地元開催の国体で、多くのサポーターが見守る中、悲願の優勝を成し遂げたことで、年内の国内大会、そして来年以降の国際大会でのさらなる飛躍が期待される
PRAY&PLAY for JAPANは、主としてスポーツ愛好家を対象に、チャリティーTシャツの購入を通じた義援金の提供に加えて、このTシャツを着てスポーツすることで、被災者に対する 思いを周囲に広く伝えることを呼び掛けるもの。これまでにアジア、そして日本で、トップ選手のほか、多くのスポーツ愛好家から賛同が寄せられている
東日本大震災発生から既に1年半が経過したが、被災者への精神的支援を継続すると同時に、震災の記憶を風化させないためにも、BadPaL は今後もメッセージを発信し続けていく
Winning team members of National Sports Festival of Japan, Yu WAKITA and Rie ETO, support BadPaL’s charity activity for victims of Earthquake/Tsunami on 11 Mar.2011, ‘PRAY&PLAY for JAPAN‘