チャイナマスターズSS決勝、早川賢一・遠藤大由組は、今後の中国男子ダブルス界をけん引する役割も期待されるツァン・ナン/チャイ・ビアオ組にストレートで敗退。SS初制覇はお預けとなった。日本選手で過去に上位大会のSSで優勝したのは、女子ダブルスの末綱聡子・前田美順組(2010年デンマークオープンSS、2011年インドオープンSS)と男子ダブルスの平田典靖・橋本博且組(2011年インドオープンSS)のみ

第1シードに入った早川・遠藤組は、7月のUSオープングランプリ(GP)ゴールドに続く今年2勝目を狙ったが、第1、第2ゲームともに実力ある中国ペアに振り切られた。ただこれまでSSでは、6月のシンガポールオープンSSのベスト4が最高成績で、初めて準優勝と結果を残した
SS以上の大会での日本人準優勝者には、◆男子シングルスの田児賢一(2010年全英オープンSS、2011年フランスオープンSS、2012年マレーシアオープンSS)◆女子シングルスの廣瀬栄理子(2011年全英オープ ンSSプレミア)◆女子ダブルスの藤井瑞希・垣岩令佳(2010年韓国オープンSS、2011年全英オープンSSプレミア、2011年インドオープンSS、2012年ロンドン五輪)◆混合ダブルスの池田信太郎・潮田玲子組(2012年シンガポールオープンSS)――がいる
現在、世界ランク10位で日本男子ダブルス陣のトップに立つ早川・遠藤組は6月、BadPaL に対し、ロンドン五輪出場を逃した後の次なる目標として、2年後のアジア大会でのメダル獲得に照準を置くとコメントしていた
男子ダブルス以外の4種目では、世界ランク上位選手が順当勝ち。男子シングルスで中国チェン・ロン選手が香港フ・ユン選手を下したことで、中国が自国開催の今大会、ロンドン五輪に続く5冠を達成した
各種目決勝の結果
【男子シングルス】 チェン・ロン(中国、世界3位)〈21-11,21-13〉フ・ユン(香港、世界21位)
【女子シングルス】 ワン・イーハン(中国、世界1位)〈21-18,21-14〉ジアン・ヤンジャオ(中国、世界9位)
【男子ダブルス】 早川賢一・遠藤大由(世界10位)〈18-21,17-21〉ツァン・ナン/チャイ・ビアオ(中国、世界1019位)
【女子ダブルス】 バオ・イーシン/ツォン・チエンシン(中国、世界5位)〈21-12,21-15〉チェン・シュウ/ルオ・ユー(中国)
【混合ダブルス】 シュー・チェン/マー・ジン(中国、世界1位)〈14-21,21-11,21-10〉チウ・ツィハン/タン・ジンフア(中国、世界164位)