シンガポールオープンSS1回戦、日本選手の中で、男子シングルス第1シードの佐々木翔選手が、昨年の世界ジュニア選手権で準優勝だったデンマークの18歳、ビクター・アクセルセン選手に敗れる波乱があった。佐々木選手は前週のインドネシアオープンスーパーシリーズ(SS)プレミアに続く初戦敗退となったが、残り1カ月余りに迫ったロンドン五輪開幕までにどこまで調子を上げてこられるかが注目される
この日は男子シングルスで第5シードの中国ドゥ・ペンユ選手、第7シードのインドネシア、タウフィック・ヒダヤット選手も敗れ、早々に姿を消した
一方、ほかの日本選手はほとんどが順当に2回戦に勝ち進んだが、女子シングルスの三谷美菜津選手は、韓国の若きエースで、インドのサイナ・ネワル選手とともに五輪で中国のトップを脅かす存在に成長してきた20歳のソン・ジヒョン選手にストレート負けを喫した
日本選手1回戦の結果
【男子シングルス】 佐々木翔(世界6位)〈10-21,21-15,12-21〉ビクター・アクセルセン(デンマーク、世界22位)、田児賢一(世界7位)〈21-19,21-14〉ウォン・ウィンキ(香港、世界19位)
【女子シングルス】 佐藤冴香(世界15位)〈21-4,21-3〉アナ・アストラカーントセワ(ロシア、世界710位)、廣瀬栄理子(世界24位)〈21-11,21-16〉チー・リディア・リヤ(マレーシア、世界79位)、ソン・ジヒョン(韓国、世界10位)〈21-17,21-13〉三谷美菜津(世界30位)
【男子ダブルス】 佐藤翔治・川前直樹(世界11位)〈21-12,21-19〉ウォン・ジェフリー・H.C/プリバディ・セティア・アトマジャ(シンガポール)、平田典靖・橋本博且(世界12位)〈21-15,21-11〉ウォン・デレク・ジリアン/チェン・アシュトン・ヨンツァオ(シンガポール、世界99位)、早川賢一・遠藤大由(世界13位)〈21-16,21-15〉ヘグ・ネルソン・ウェイケット/テオ・イーイ(マレーシア、世界72位)
【女子ダブルス】 高橋礼華・松友美佐紀(世界19位)〈21-12,22-20〉レヌガ・ビーラン/リアン・チュウ(オーストラリア、世界36位)
【混合ダブルス】 早川賢一・松友美佐紀(世界37位)〈21-18,21-18〉オン・ジアングオ/リム・インルー(マレーシア、世界64位)、平田典靖・前田美順(世界42位)〈21-15,21-17〉タルン・コナ/アシュウィニ・ポンナッパ(インド世界126位)
日本選手2回戦の組み合わせは以下の通り。シード不戦勝だった女子ダブルス3ペア(藤井瑞希・垣岩令佳、松尾静香・内藤真実、末綱聡子・前田美順)と混合ダブルス2ペア(池田信太郎・潮田玲子、佐藤翔治・松尾静香)にとっては初戦となる
【男子シングルス】 田児賢一(世界7位)対ワン・ツェンミン(中国、世界17位)
【女子シングルス】 佐藤冴香(世界15位)対ペトヤ・ネデルチェワ(ブルガリア、世界20位)、タイ・ツーイン(台湾、世界12位)対廣瀬栄理子(世界24位)
【男子ダブルス】 佐藤翔治・川前直樹(世界11位)対リム・キムワー/ゴー・ウェイシェム(マレーシア、世界27位)、平田典靖・橋本博且(世界12位)対ライアン・アグン・サプトラ/アンガ・プラタマ(インドネシア、世界19位)、早川賢一・遠藤大由(世界13位)対チューイ・カ―ミン/オウ・ヤオハン(マレーシア、世界108位)
【女子ダブルス】 藤井瑞希・垣岩令佳(世界4位)対チョウ・メイクアン/リー・メンイ―ン(マレーシア、世界79位)、松尾静香・内藤真実(世界7位)対プラジャクタ・サワント/プラドニャ・ガドレ(インド、世界41位)、末綱聡子・前田美順(世界8位)対ビタ・マリッサ/ナディヤ・メラティ(インドネシア、世界14位)、チェン・ウェンシン/チェン・ユーチン(台湾、世界11位)対高橋礼華・松友美佐紀(世界19位)
【混合ダブルス】 池田信太郎・潮田玲子(世界11位)対シチポン・ラポー/ピーラヤ・ムンキタモ―ン(タイ、世界137位)、佐藤翔治・松尾静香(世界15位)対ロベルト・マティウシアク/ナディエズダ・ジーバ(ポーランド、世界23位)、チェン・フンリン/チェン・ウェンシン(台湾、世界5位)対早川賢一・松友美佐紀(世界37位)、チャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン(マレーシア、世界8位)対平田典靖・前田美順(世界42位)