Only SATO/KAWAMAE shines on Christmas Day in India

来年4月末まで続くオリンピックレースの今年の最終戦、インドオープングランプリ(GP)ゴールドの決勝が、クリスマス当日の25日に行われ、日本勢で唯一、佐藤翔治・川前直樹組が優勝した

日本からは、前週、中国・柳州で開催された各種目上位8人/ペアのみによるスーパーシリーズ(SS)ファイナルへの出場を逃した、女子シングルスの廣瀬栄理子選手、男子ダブルスの佐藤翔治・川前直樹組、女子ダブルスの末綱聡子・前田美順組が日本リーグを回避してまでエントリー。SSファイナル出場組に離されずについていくには優勝しかない、との強い覚悟で試合に臨んだ

Shoji SATO/Naoki KAWAMAE @archives

このうち、結果を残せたのは佐藤・川前組。第1シードに入った今大会、1ゲームも落とさずに勝ち上がり、迎えた決勝では格下のインドネシアペアにファイナルゲーム18-19まで追い詰められるも、気持ちを切らすことなく逆転し、最後は23-21でプレシャーのかかる状況下で貴重な勝ちを収めた

現在、世界ランク11位の佐藤・川前組は、同8位にいる平田典靖・橋本博且組に次ぐ日本の2番手に付けている。ロンドン五輪出場権を獲得するには、今後4カ月で3つ以上ランクを上げて世界8位以内に入る必要がある

Miyuki MAEDA/Satoko SUETSUNA @archives

同じく第1シードに入り、優勝するためだけに参戦したといっても過言でない末綱・前田組は、世界ランクは格下ながら、スーパーシリーズ(SS)の優勝経験もあるシンガポールのエースペア、シンタ・ムリア・サリ/ヤオ・レイ組と決勝で対戦。いったんは12-8とリードした第1ゲームを逆転で奪われると、そのまま第2ゲームも押し切られてストレート負け。準優勝とはいえ、「優勝しかない」状況で参戦した今月初めのマカオオープンGPゴールドのベスト4に続いて、実質的に敗れた

Eriko HIOROSE @archives

また、廣瀬選手(世界19位)は、世界ランクで佐藤冴香選手(世界15位)に抜かれ、最近調子を上げてきた後藤愛選手(世界21位)がすぐ後ろまで迫ってきている状況で、是が非でも結果がほしいところだった。しかし、準決勝でタイのエース、ポーンティップ・ブラナプラサーツク選手に20-22,15-21と敗れ、決勝へも進めなかった

廣瀬選手は今年、3月の全英オープンSSプレミアで準優勝し、活躍が期待されたが、7月のUSオープンGPゴールドでのベスト4以降は、ベスト32またはベスト16止まりが続いており、浮上のきっかけをつかめずにいる

一方、男子シングルスでは、このところ精彩を欠き世界ランクを12位まで落としているインドネシアのタウフィック・ヒダヤット選手が、2011年最後の試合で、ようやく今年初勝利を挙げた

決勝の結果

【男子シングルス】 タウフィック・ヒダヤット(インドネシア、世界12位)〈21-15,21-18〉ソウラブ・ヴァルマ(インド、世界72位)

【女子シングルス】 ラッチャノク・インタノン(タイ、世界14位)〈不戦勝〉ポーンティップ・ブラナプラサーツク(タイ、世界12位)

【男子ダブルス】 佐藤翔治・川前直樹組(世界11位)〈21-17,12-21,23-21〉クリストファー・ルスディアント/アンドレイ・アディスティタ組(インドネシア、世界84位)

【女子ダブルス】 末綱聡子・前田美順組(世界5位)〈17-21,18-21〉シンタ・ムリア・サリ/ヤオ・レイ組(シンガポール、世界15位)

【混合ダブルス】 スッケー・プラパカモン/サラリー・トゥントーンカム組(タイ、世界6位)〈16-21,21-18,21-11〉ムハンマド・リジャル/デビー・スサント組(インドネシア、世界20位)

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