日本で開催される唯一のバドミントンのメジャー大会、ジャパンオープンスーパーシリーズ(SS)が終了してはや1週間余りが過ぎた 来年7~8月のロンドン五輪の出場権獲得に向けたオリンピックレース(2011年5月~12年4月)の真っただ中、ランキングポイント獲得のための海外転戦の一環として日本に乗り込んできたアジア選手の‘事情’に触れる 世界を巡る海外選手の動向を知る人の間で、今大会、密かに注目を集めたのは、インドネシアの女子ダブルス世界ランク8位、グレイシア・ポリー選手だ。ジャパンオープンの前週に行われたチャイナマスターズSSで、決勝まで進みながら途中棄権した同選手は今回、利き腕である右肩に爆弾(棄権の要因となった筋肉の損傷)を抱え、まともにプレーできる状態ではなかった。出場はおろか来日さえ回避する可能性も指摘されていたが、トレードマークである元気な笑顔で姿を見せると、まるで何ごともなかったかのようにコートに立った。ただ試合が始まるとすぐに普通ではない状況が目に飛び込んできた
Month: October 2011
Japanese pair crushed by Indonesian in Men’s Final
インドネシアオープンGPゴールド決勝、男子ダブルスの早川賢一・遠藤大由組‘(世界ランク14位)は格上の地元インドネシアペアにストレートで敗れ、優勝を逃した 第1ゲームは、中盤まで競り合いを見せるが、ジャパンオープンスーパーシリーズ(SS)準優勝のモハンマド・アーサン/ボナ・セプタノ組(世界6位)に9-9から点差を広げられ、13-21で落とす。第2ゲームに入ると、序盤からリードを許し、流れを変えられないまま14-21と完敗した 女子ダブルスでは、日本選手キラーとして前週のジャパンオープンに続く2大会連続優勝を狙った中国バオ・イーシン/ツォン・チエンシン組(世界42位)を、マレーシアのウーン・ケーウェイ/フー・ビビアン・カームン組(世界60位)がファイナルゲームにもつれる接戦(19-21,21-19,21-18)の末に止めた
Hayakawa/Endo aims at the second title of this year
インドネシアグランプリ(GP)ゴールド、日本の早川賢一・遠藤大由組(世界ランク14位)が男子ダブルス決勝に進出した 今大会では、ナショナルチームメンバーから最近プロに転向したマレーシアのベテラン、モハド・ザクリ・アブドゥル・ラティフ/モハド・ファイルジズアン・モハド・タザリ組、世界選手権ベスト8の中国シェン・イエ/ホン・ウェイ組(世界18位)、地元期待の第3シード、ヘンドラ・アプリダ・グナワン/アルベン・ユリアント・チャンドラ組(世界9位)を次々と倒して勝ち上がった 決勝では、ジャパンオープンスーパーシリーズ(SS)準優勝の第1シード、インドネシアのモハンマド・アーサン/ボナ・セプタノ組(世界6位)と対戦し、今年4月のオーストラリアオープンGPゴールドに続くタイトル獲得を狙う。なお早川・遠藤組は7月のロシアオープンGPゴールドでも決勝に進んだが、オーストラリアオープン決勝で下した佐藤翔治・川前直樹組にリベンジを許し準優勝に終わっていた