Day 5 in Bangkok : Japan secures Thomas and Uber medals

男女別の国・地域別対抗戦トマス・ユーバー杯準々決勝、日本は男女ともに1種目ずつ落としながらも勝って、準決勝進出。この時点で、女子は5大会連続、男子は前回失ったメダルを確定させた

日本男子は、優勝した2014年インド・ニューデリー大会<https://badpal.net/2014/05/23/day-5-of-tuc-japan-secures-thomas-and-uber-medals-3-times-in-a-row/>と同じく、メダルをかけてフランスと対戦した。ベスト8に残ったチームの中では組しやすい相手とはいえ、負けたら終わり。14年にはいきなり第1シングルスの田児賢一が敗れるなど、気を抜けない一戦であることにかわりはない

ただこの日はまず、先鋒の桃田賢斗が相手エース、ブリス・レベルデスをしっかり抑え込み、寄せ付けない強さを見せチームに勢いをつけた。14 年はフランス戦には出場せず、準決勝以降に向け体力温存を図った桃田選手に、今回は出ずっぱりで疲労の蓄積への懸念はないか、聞くと、「合宿で厳しい練習を経てきた。最後まで走り抜けられる」と述べ、前回出場時に比べた体力アップに自信を見せた

これに第1ダブルスの園田啓悟・嘉村健士組が続くが。西本拳太に代えて第2シングルスに起用した坂井一将は振るわず星を落とす

それでも、第2ダブルスの遠藤大由・渡辺勇大組が勝ち、決勝トーナメントからは3種目先取で試合終了となるため、第3シングルスの常山幹太を残して日本チームの勝利が決定。前回16年中国・昆山大会で失ったメダルを、まずは取り戻した。前回大会もメンバーだった遠藤選手はここから先、「メダルの色を変えていく」と述べた

ほかにベスト4に入ったのは、チームランキング1位の中国、2位のデンマーク、3位のインドネシア。結局、4強の一角を崩すことができたのは、日本だけ。リー・チョンウェイ率いるマレーシアはインドネシアと対戦したが、チョンウェイの挙げた1勝にとどまり、メダルに届かず、ここで姿を消した

◆トマス杯準々決勝の結果

中国(A組1位)3-0台湾(C組2位)

インドネシア(C組1位)3-1マレーシア(A組2位)

日本(B組1位)3-1フランス(D組2位)

【第1シングルス】 桃田賢斗(世界12位)<21-13,21-11>ブリス・レベルデス(世界23位)

【第1ダブルス】 園田啓悟・嘉村健士(世界6位)<21-15,21-9,>バスティアン・カーサウディ/ジュリアン・メオ(世界47位)

【第2シングルス】 坂井一将(世界17位)<17-21,19-21>リュカ・コルヴェ(世界43位)

【第2ダブルス】 遠藤大由・渡辺勇大(世界32位)<17-21,18-21>ロナン・ラバール/トム・ジケル(世界103位)

【第3シングルス】常山幹太(世界34位)<打ち切り>トマ・ジュニオール・ポポフ(世界176位)

デンマーク(D組1位)3-0韓国(B組2位)

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女子は、2月のアジア団体選手権でも準々決勝で台湾と対戦し、3対0と完勝した<https://badpal.net/2018/02/10/women-reach-semis-comfortably-men-fail-to-make-it/>。ただ、この時は相手のエース、女子シングルス世界ランク1位のタイ・ツーインは出場していなかった。第1種目は、世界2位の山口茜との頂上対決となったが、第1、第2ゲームともにタイ・ツーインが終盤引き離してストレート勝ち。力の差を見せた

ただ山口選手は試合後、団体戦の一番手で負けたのは残念、としながらも、ウォームアップの時点から、前日まで感じていた「反応の悪さ」が良くなってきたのを感じ、これまでより良い試合ができた、と手応えも口にした

また、一番手として、チームにとって良い流れを作るのは容易ではないが、悪い流れを残さないよう意識してプレーしていることを、あらためて強調した

タイ・ツーインの強さを知るチームメイトにも動揺はなく、続く3種目をいずれもストレート勝ちで制した日本が、最終種目を残して3対1で勝利を決め、順当に準決勝進出。2010年クアラルンプール大会以来続くメダル獲得記録を5大会に伸ばした

日本以外は、中国韓国タイが勝ち上がり、チームランキング1~4位が出揃った。このうち中国と韓国は、それぞれチェン・ユーフェィ、ソン・ジヒョンと、日本同様、頼みの第1シングルスを落としながら、総合力で勝利を収めている

◆ユーバー杯準々決勝の結果

日本(A組1位)3-1台湾(B組2位)

【第1シングルス】 山口茜(世界2位)<19-21,16-21>タイ・ツーイン(世界1位)

【第1ダブルス】 福島由紀・廣田彩花(世界2位)<21-821-17>スー・ヤチン/ウ・ティジュン(世界30位)

【第2シングルス】 奥原希望(世界9位)<21-11,21-12>パイ・ユーポ(世界25位)

【第2ダブルス】 高橋礼華・松友美佐紀(世界4位)<21-15,21-11>チェン・シャオフアン/フ・リンファン(世界166位)

【第3シングルス】 高橋沙也加(世界17位)<打ち切り>チアン・メイフイ(世界45位)

韓国(C組1位)3-1カナダ(A組2位)

タイ(B組1位)3-2インドネシア(D組2位)

中国(D組1位)3-1デンマーク(C組2位)

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