
優勝ゼロに終わったオランダジュニアインターナショナルに続いて、ドイツジュニアインターナショナルが9~12日、ベルリンで開催され、日本のU19(19歳未満)は、女子シングルスと男子ダブルスの2冠を達成した
とりわけ女子シングルスの水井ひらり選手は、前週オランダジュニアの準決勝で敗れた第2シードのパッタラスダ・チャイワン選手(タイ)、オランダで優勝した第1シードのヨー・ジアミン選手(シンガポール)を連破しての価値ある優勝となった

男子ダブルスは、準決勝でオランダジュニア優勝の台湾ペアを破った金子真大・久保田友之祐組が、決勝では大林拓真・嶺岸洸組との同国対決を制して頂点に。準々決勝で敗退し表彰台を逃したオランダジュニアの悔しさを、ドイツで晴らした
一方、オランダで準優勝だった混合ダブルスの久保田友之祐・岩永鈴組は、ノーシードから2週連続で決勝に進んだ。しかし、今回も優勝には手が届かなかった
日本勢はほかに、男子ダブルスの大林拓真・嶺岸洸組と女子ダブルスの岩永鈴・齋藤夏組が決勝で敗れ、準優勝に終わった
日本のU19はこれまでドイツジュニアにおいて、2015年は優勝が混合ダブルス(渡辺勇大・志田千陽)のみだった〈https://badpal.net/2015/03/09/yuta-and-chiharu-prove-their-potential-in-mixed-at-german-junior/〉。しかし翌16年は、女子シングルス(仁平菜月)、男子ダブルス(山下恭平・山澤直貴)、女子ダブルス(松山奈未・保原彩夏)、混合ダブルス(山澤直貴・松山奈未)の4冠達成〈https://badpal.net/2016/03/15/natsuki-and-nami-lead-this-years-u19-of-japan/〉。今年はこれには及ばなかったものの、複数タイトルを保持した
準決勝の結果
【男子シングルス】
ラクシャ・セン(インド、第1シード)〈21-23,21-19,21-10〉チェン・チティン(台湾、第13シード)
リー・チアハオ(台湾、第2シード)〈21-16,21-19〉大林拓真
【女子シングルス】
ヨー・ジアミン(シンガポール、第1シード)〈18-21,21-15,22-20〉高橋明日香(第4シード)
パッタラスダ・チャイワン(タイ、第2シード)〈11-21,16-21〉水井ひらり
【男子ダブルス】
イエ・ホンウェイ/スー・リウェイ(台湾)〈21-23,11-21〉金子真大・久保田友之祐
チェン・チティン/チェン・シャウチェン(台湾)〈8-21,17-21〉大林拓真・嶺岸洸
【女子ダブルス】
岩永鈴・齋藤夏〈21-17,19-21,21-15〉テン・チュンスン/リ・ジチン(台湾)
ソン・アヨン/キム・ミンジ(韓国、第2シード)〈21-16,21-12〉シティ・ファディア・シルヴァ・ラマダンティ/アガサ・エマヌエラ(インドネシア、第7シード)
【混合ダブルス】
金子真大・齋藤夏〈19-21,14-21〉チャン・イージュン/タン・パーリー・クーンル(マレーシア)
久保田友之祐・岩永鈴〈20-22,21-12,21-18〉イ・サンミン/パク・ガウン(韓国)
決勝の結果
【男子シングルス】 ラクシャ・セン(インド、第1シード)〈21-19,11-21,18-21〉リー・チアハオ(台湾、第2シード)
【女子シングルス】 ヨー・ジアミン(シンガポール、第1シード)〈20-22,19-21〉水井ひらり
【男子ダブルス】 金子真大・久保田友之祐〈21-15,21-18〉大林拓真・嶺岸洸
【女子ダブルス】 ソン・アヨン/キム・ミンジ(韓国、第2シード)〈21-16,21-14〉岩永鈴・齋藤夏
【混合ダブルス】 チャン・イージュン/タン・パーリー・クーンル(マレーシア)〈21-16,21-16〉久保田友之祐・岩永鈴